HeatWavejp_Meetup_13_HeatWave_最新アップデート情報_202504 [成田 優隆氏 (スマートスタイル)]

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May 07, 25

スライド概要

【講演内容】
HeatWave 2025年4月 最新アップデート情報

1. OCI リリースノート – HeatWave から主要リリース情報のピックアップ(2025/2/18 ~ 2025/3/18)
 - HeatWave : 高可用性 DB システムで動的変数更新時の仕様変更
 - HeatWave : MySQL バージョン 9.2.1 サポート開始
 - HeatWave : 高可用性 DB システムのスイッチオーバーのタイムアウトの仕様変更
 - HeatWave :リージョン間の自動バックアップをスケジュールする機能が実装
 - HeatWave : MySQL バージョン 9.2.2 サポート開始

2. HeatWave on AWS リリースノートから主要リリース情報のピックアップ(2025/2/18 ~ 2025/3/18)
 - HeatWave on AWS : 高可用性 DB システムでスイッチオーバーがサポート開始
 - HeatWave on AWS : 高可用性 DB システムのバックアップを復元する際にサーバーのアップグレードがサポート開始
 - HeatWave on AWS : MySQL ダンプ ファイルのインポートに新しい設定が追加
 - HeatWave on AWS : HeatWave クラスターのデータ読み込み / 更新に関するサマリーペインの追加
 - HeatWave on AWS : HeatWave on AWS : HeatWave クラスターに新しいアンロードアドバイザー追加

【発表者】
株式会社スマートスタイルデータベース&クラウド事業部データベース

成田 優隆氏

【イベント情報】
HeatWavejp Meetup #13
https://heatwavejp.connpass.com/even/349599/

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HeatWavejpは、MySQL HeatWave の良さを知っていただき、参加者同士でノウハウやナレッジを共有できるユーザーコミュニティです。参加者同士のつながりを深めるため、以下の活動を行ってまいります。 COMMUNICATION *Slackやconnpassを活用したユーザー同士のコミュニケーションの場の提供 EVENT *オンライン/オフラインでのMeetupセミナーや勉強会の開催(隔月程度) SHARING *製品情報や最新アップデート、リリース情報の共有 INTERACT *参加者のコミュニティ・ネットワークやユーザー同士の交流を促進

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関連スライド

各ページのテキスト
1.

HeatWavejp Meetup #13 祝2周年 HeatWave の 〇〇 やってみた!LT大会!! HeatWave 最新アップデート情報 (2025/2/18~2025/3/31) 2025年4月17日(木) 株式会社スマートスタイル データベース & クラウド事業部 データベース部 成田 優隆(なりた まさたか) 岡野 夏芽(おかの なつめ)

2.

アジェンダ – 最新アップデート情報 サマリー 1. OCI リリースノート – HeatWave から主要リリース情報のピックアップ( 2025/2/18 ~ 2025/3/18 ) Oracle Cloud Infrastructure Release Notes : https://docs.oracle.com/en-us/iaas/releasenotes/services/mysql-database/ 1 2025.2.18 HeatWave : 高可用性 DB システムで動的変数更新時の仕様変更 2 2025.2.20 HeatWave : MySQL version 9.2.1 サポート開始 3 2025.2.25 HeatWave : 高可用性 DB システムのスイッチオーバーのタイムアウトの仕様変更 4 2025.3.11 HeatWave : リージョン間の自動バックアップをスケジュールする機能が実装 5 2025.3.18 HeatWave : MySQL version 9.2.2 サポート開始

3.

アジェンダ – 最新アップデート情報 サマリー 2. HeatWave on AWS リリースノートから主要リリース情報のピックアップ(2025/2/18 ~ 2025/3/18) Heatwave on AWS Release Notes : https://dev.mysql.com/doc/heatwave-aws/en/heatwave-aws-relnotes.html 6 2025.2.18 HeatWave on AWS : 高可用性 DB システムでスイッチオーバーがサポート開始 7 2025.2.18 HeatWave on AWS : 8 2025.3.7 HeatWave on AWS : MySQL Dump ファイルのインポートに新しい設定が追加 9 2025.3.17 HeatWave on AWS : HeatWave クラスターのデータ読み込み / 更新に関する 10 2025.3.24 HeatWave on AWS : HeatWave クラスターに新しいアンロードアドバイザー追加 高可用性 DB システムのバックアップを復元する際にサーバーの アップグレードがサポート開始 サマリーペインの追加

4.

1. OCI リリースノート – HeatWave から主要リリース情報のピックアップ 2025.2.18 1 HeatWave : 高可用性 DB システムで動的変数更新時の仕様変更 ■ リリースノートの情報 以前 • 高可用性 DB システムでは、動的変数のみを変更する場合であっても、ローリング再起動が 必要 現在 • 高可用性 DB システムで動的変数のみを変更する場合、ローリング再起動は 不要 ※ 詳細については、「DB システムの構成の更新」 を参照してください

5.

1. OCI リリースノート – HeatWave から主要リリース情報のピックアップ 2 2025.2.20 HeatWave : MySQL version 9.2.1 サポート開始 ■ リリースノートの情報 • MySQL 9.2.1 は、最新のイノベーション・リリースで、機能強化 (※以下) に加え、セキュリティとバグ修正を提供 ✔ 検索拡張生成 (RAG) 検索の拡張 ✔ RAPID クエリ処理の高速化 ✔ HeatWave cluster での高可用性の向上 • 既存の DB システムは、手動でアップグレード する必要があります(バージョン 9.2.0 から 9.2.1 など) • アプリケーションで確立された動作が必要な場合は、LTS (8.4.x) または Bugfix (8.0.x) リリース の方が適しています ※ 詳細については、「HeatWave 9.2.1 の変更点」 を参照してください

6.

1. OCI リリースノート – HeatWave から主要リリース情報のピックアップ 3 2025.2.25 HeatWave : 高可用性 DB システムのスイッチオーバーのタイムアウトの仕様変更 ■ リリースノートの情報 2/25 以前 に作成された HW → 旧スイッチオーバの動作 • 以前は、高可用性 DB システムでスイッチオーバーを開始すると、プライマリーインスタンスを切り替える前に、 既存のすべてのトランザクションが完了するまで待機 ✔ 実行時間の長いトランザクションによって、スイッチオーバーに時間がかかっている 2/25 以降 に作成された HW → 新スイッチオーバの動作 • 新しく作成またはアップグレードされた高可用性 DB システムでは、スイッチオーバー操作時に完了しないトランザクションは タイムアウトさせる ✔ プライマリーインスタンスを切り替える前に 既存のすべてのトランザクションが完了 or 最大 5 分間待機し、完了できないトランザクションはすべてロールバック ※ 現在、閾値 (5分間のタイムアウト) は変更不可 ※ 詳細については、「スイッチオーバー」 を参照してください

7.

1. OCI リリースノート – HeatWave から主要リリース情報のピックアップ 2025.2.25 3 HeatWave : 高可用性 DB システムのスイッチオーバーのタイムアウトの仕様変更 これまで 高可用性 DB システム 本リリース後 Oracle Cloud Infrastructure 1 Switchover 開始 2 セカンダリー プライマリー 新しいトランザクションをブロック プライマリー Oracle Cloud Infrastructure 高可用性 DB システム 1 Switchover 開始 セカンダリー A 4 Block Switchover 3 全て のトランザクションが 完了するまで待機 セカンダリー 新しいトランザクション をブロック 全てのトランザクションが 完了するまで 5 分間 待機 セカンダリー 5 分 以内に全ての トランザクションが完了 Completed 5 Switchover 続行 プライマリー 3 セカンダリー Transaction 4 2 B セカンダリー 5 分 以内に全ての トランザクションが完了できなかった プライマリー セカンダリー セカンダリー セカンダリー Switchover 未完了の全てのトランザクションを ロールバック Switchover 続行 Switchover Timeout どちらがいいのか 本リリース後 これまで メリット デメリット ✓ ユーザー側で制御がしやすい ✓ データ整合性が保証されるa ✓ 無制限の待機時間が発生 a ✓ 障害発生時、メンテナンス計画時の 予測が困難 a メリット デメリット a ✓ 最長で 5 分しか待機時間が発生しない ✓ ユーザー側で制御がしづらい ✓ 障害発生時、メンテナンス計画時の a ✓ 5 分間のタイムアウト値が変更できない a 予測が容易 a ✓ 強制ロールバックによるデータ不整合の a リスクがある a

8.

1.1.OCI OCIリリースノート リリースノート––HeatWave HeatWaveから主要リリース情報のピックアップ から主要リリース情報のピックアップ 4 2025.3.11 HeatWave : リージョン間の自動バックアップをスケジュールする機能が実装 ■ リリースノートの情報 • 自動バックアップを別の Oracle Cloud Infrastructure (OCI) リージョンにコピーするようにスケジュールする機能が実装 ✔ 有効化すると新しく作成された各自動バックアップが宛先リージョンにコピーされる ✔ 必要に応じて災害復旧の形式で宛先リージョンにバックアップを復元でる ※ 詳細については、「作成タイプ > 自動バックアップ」を参照してください

9.

1.1.OCI OCIリリースノート リリースノート––HeatWave HeatWaveから主要リリース情報のピックアップ から主要リリース情報のピックアップ 5 2025.3.18 HeatWave : MySQL version 9.2.2 サポート開始 ■ リリースノートの情報 • MySQL 9.2.2 は、最新のイノベーション・リリースで、機能強化 (※以下) に加え、セキュリティとバグ修正を提供 ✔ HeatWave AutoML でのログデータの異常検出をサポート ✔ HeatWave cluster での大規模データのサポート ✔ HeatWave Lakehouse での機能強化 • 既存の DB システムは、手動でアップグレード する必要があります(バージョン 9.2.1 から 9.2.2 など) • アプリケーションで確立された動作が必要な場合は、LTS (8.4.x) または Bugfix (8.0.x) リリース の方が適しています ※ 詳細については、「HeatWave 9.2.2 の変更点」 を参照してください

10.

2. HeatWave on AWS リリースノートから主要リリース情報のピックアップ 6 2025.2.18 HeatWave on AWS : 高可用性 DB システムでスイッチオーバーがサポート開始 ■ リリースノートの情報 • セカンダリーインスタンスの 1 つを手動で昇格し、高可用性 DB システムのプライマリーインスタンスにする機能が実装 ✔ スイッチオーバーを実行すると、DB の IP アドレス (つまり、読み取り/書き込みエンドポイント) は変更されないため アプリケーションへの変更が不要 ✔ スイッチオーバーを使用し、フェイルオーバー中にアプリケーションが正しく動作するかどうかのテストが可能 ※ 詳細については、「スイッチオーバー」 を参照してください 以下の新仕様がそのまま実装された 以下の実装の準備段階として実装された

11.

2. HeatWave on AWS リリースノートから主要リリース情報のピックアップ 2025.2.18 6 az2 az4 az1 HeatWave on AWS : 高可用性 DB システムでスイッチオーバーがサポート開始

12.

2. HeatWave on AWS リリースノートから主要リリース情報のピックアップ 6 2025.2.18 HeatWave on AWS : 高可用性 DB システムでスイッチオーバーがサポート開始 ip...219 ip...170 ip...99

13.

2. HeatWave on AWS リリースノートから主要リリース情報のピックアップ 6 2025.2.18 az2 az4 az1 HeatWave on AWS : 高可用性 DB システムでスイッチオーバーがサポート開始

14.

2.2.HeatWave HeatWaveon onAWS AWSリリースノートから主要リリース情報のピックアップ リリースノートから主要リリース情報のピックアップ 7 2025.2.18 HeatWave on AWS : 高可用性 DB システムのバックアップを復元する際にサーバーの アップグレードがサポート開始 ■ リリースノートの情報 • 高可用性 DB システムのバックアップを、バックアップが作成されたサーバーバージョンよりも高いサーバーバージョンに リストアが可能 ◆ バージョン互換性の向上 ◆ データ移行の簡素化 ※ 詳細については、「新しい DB システムへのバックアップのリストア」 を参照してください

15.

2.2.HeatWave HeatWaveon onAWS AWSリリースノートから主要リリース情報のピックアップ リリースノートから主要リリース情報のピックアップ 2025.2.18 7 HeatWave on AWS : 利用シーン(例) Oracle Cloud Infrastructure 高可用性 DB システム プライマリー 8.0 セカンダリー 8.0 8.0 バックアップ 取得 新 DB 新 DB DB 起動 リストア Backup 8.0 8.4 8.0 8.4 8.4 高可用性 DB システムのバックアップを復元する際にサーバーの アップグレードがサポート開始

16.

2.2.HeatWave HeatWaveon onAWS AWSリリースノートから主要リリース情報のピックアップ リリースノートから主要リリース情報のピックアップ 8 2025.3.7 HeatWave on AWS : MySQL ダンプファイルのインポートに新しい設定が追加 ■ リリースノートの情報 • MySQL ダンプファイルのインポートに新しい設定が追加 ✔ トランザクションごとの最大バイト数は、各 LOAD DATA ステートメントで MySQL ダンプファイルから ロードできる最大バイト数を設定する ✔ ファイルのサイズがターゲットサーバーの制限を超えたためにインポート時にエラーが発生する場合に推奨 ※ 詳細については、「データ インポート機能を使用したデータのインポート」 を参照してください

17.

2.2.HeatWave HeatWaveon onAWS AWSリリースノートから主要リリース情報のピックアップ リリースノートから主要リリース情報のピックアップ 9 2025.3.17 HeatWave on AWS : HeatWave クラスターのデータ読み込み / 更新に関する サマリーペインの追加 ■ リリースノートの情報 • 以下の操作を失敗した場合、HeatWave コンソールの新しいサマリーペインに失敗の詳細が追加 ✔ HeatWave クラスターへのデータのロード ✔ Lakehouse データの更新 ※ 詳細については、「HeatWave クラスターへのデータのロードまたはアンロード」 または 「Lakehouse データの更新」 を参照してください

18.

2.2.HeatWave HeatWaveon onAWS AWSリリースノートから主要リリース情報のピックアップ リリースノートから主要リリース情報のピックアップ 10 2025.3.24 HeatWave on AWS : HeatWave クラスターに新しいアンロードアドバイザー追加 ■ リリースノートの情報 • クエリ履歴に基づいてアンロードすべき未使用のテーブルを特定し、不要なデータを効率的にアンロード (削除) するための アドバイスが提供 ✔ 他のテーブル用のメモリが解放される ✔ 利用可能なリソースをより有効に活用できる ※ 詳細については、「アンロードアドバイザー」 を参照してください