BPP行脚_ネモトさん

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November 30, 23

スライド概要

BPP行脚とは:WACATEの歴代のBPP賞受賞者のもとへ、2023夏のBPP受賞者である私が主にオンラインでお一人ずつお邪魔し、あの頃と今、セッション製作秘話、テストについてのあれこれなどを聴いたり話したりするものです。

今回は、2013夏の受賞者であるネモトさん(@nemorine)にお時間いただきました

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QA Engineer @kworkcom できるようになることが好きです サイゼリヤとワークマンとDevLOVEに結構います

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関連スライド

各ページのテキスト
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BPP行脚 ネモトさん 2023/11/16(木) 20:00In Zoom

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当日までに準備したこと ご本人にチェックいただいた上で SpeakerDeckスライドを公開する

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BPP行脚とは ● 概要:歴代のBPP受賞者とぐんちゃが話す場 ○ ● ● WACATEの歴代のBPP受賞者のもとへ、2023夏のBPP受賞者である私が主 にオンラインでお邪魔し、あの頃と今、セッション製作秘話、加速、アウトプット、 テストについてのあれこれなどを聴いたり話したりするもの 日時:不定期、最大22:00ごろまで 形式:1on1形式 ○ ツールは公開可否に合わせて検討 ■ 公開:Xのスペース、Zoomなど(歴代受賞者と私のみスピーカー) ■ 非公開:Zoomなど 3

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BPP行脚の目的 ● 知り合う、話す ○ ● 「加速」「アウトプット」について考える ○ ● 「BPP賞はマリオのスター⭐」とリナさんというかたにアドバイスいただいた。ス ターの力を借りて歴代BPP受賞者のみなさんと話したい WACATEに参加者が一度は聞いたことのあるこの言葉の意味を考えるための インプットにしたい アウトプットの機会にする ○ 「スライド作成→当日→まとめスライド追加」の行脚プロセス自体をアウトプット の機会にしたい 4

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BPP行脚バックナンバー or 予告 ● ● ● ● ● ● ● ● Mayさん (12夏&15冬) 23/09/27 in Xスペース リナさん (13冬) 23/10/03 in Xスペース なそさん (16冬) 23/10/18 20:00- in Zoom よしたけさん (17冬) 23/10/22 10:00- in Xスペース みずのりさん (10冬) 23/10/22 19:00- in Xスペース しんすくさん (12冬) 23/11/09 20:00- in Xスペース 井芹久美子さん (08冬)23/11/10 20:00- in Xスペース ネモトさん (13夏)23/11/16 20:00- in Xスペース 開催回を数字で数えないことにしました🚲 5

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BPPの先輩がたとこんな会話がしたい ● あの頃と今 ○ ● 製作過程 ○ ● ● ● ● BPP受賞当時と現在の仕事、勉強会参加状況、視野や視座の変化など BPPセッションのテーマ決め、内容を作り込んでいく中で考えたこと 加速 アウトプット ソフトウェアテストについてのあれこれ もしも今もう一度BPPセッションするなら 上記では聞きたいことをリストアップしましたが、これらを一方的かつ網羅的に質問するというよりも、その場の雰 囲気に合わせて話したり聞いたりしたいです。 6

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BPPの先輩がたと加速の話がしたい ● 期間中「加速!GOGO!」→期間後「加速…?」 ○ 雰囲気だけで盛り上がり、理解できていない、考えようとさえしていなかった自 分に気付いた ● 私がまだわからないこと ○ ○ ○ ● 「加速する」の目的語がなんなのか(成長?それ以外にあるとしたら?) 私自身、加速することを望んでいるのかどこに向けて加速したいのか ■ 「我々はマラソンをしなければならんので」←→「加速」 ■ 燃え尽きたりしないのか 「WACATEは加速装置」の意味 加速にまつわる体験談あれば知りたい ○ ○ なにがどう加速した?その結果なにが起きた? その後、同じペースで続いた?減速や停止したことはないの? 7

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BPPの先輩がたとアウトプットの話がしたい ● アウトプット大切、の解像度を上げたい ○ ○ ○ ○ ○ ○ ● 目的:なんのために 意義:なにがうれしい モチベーション:なにが原動力 種類:どんなアウトプット 継続:続けるための習慣など 推奨:「〜〜はいいぞ」 上記に関連したエピソードを聞きたい ○ ○ なぜ、なんのためにどんなアウトプットをしたか その結果どうなったか 8

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自己紹介 ● 名前:ぐんちゃ(@gun_chari) ○ ● 仕事:SIer C#で開発→事業会社QA→スタートアップQA ○ ● 2023冬BPPセッションを引き受けた。テーマ5つ考えてひとつに絞り中 気質:ストレングスファインダーの上位と下位の要素 ○ ○ ● MacBook Proとダーツのおかげで始まったキャリア WACATE:2023夏 初参加 ○ ● 群馬から「チャリで来た」(実話) 上位:共感性、達成欲、学習欲、責任感、目標志向 下位:分析思考、原点思考、競争性、戦略性、コミュニケーション 好きなもの:コーヒー、サイゼリヤ ○ サイゼリヤの動向の先読み力を仕事に活かしたい 9

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他己紹介 ● ● 名前:ネモトノリユキ(@nemorine) ○ アジャイル開発とソフトウェアテストの世界に浸かっている WACATE:2013夏BPP, 2013冬BFP ○ ● 社外活動 ○ ● 『炎上(Enjo)+愛(i)=Enjoy! BPPセッション~炎上駆動改善~』 JaSST北海道&JaSST東北実行委員。アジャイル札幌代表。 書籍: ○ ○ 『ソフトウェアテスト技法練習帳 ~知識を経験に変える40問~』 『実践ソフトウェアエンジニアリング (第9版)』 参考:https://www.docswell.com/user/nemorine , https://gihyo.jp/news/report/2014/01/2201 , https://www.aster.or.jp/testcontest/ 10

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ネモトさんとこんな話がしたい ● 炎上駆動改善のこと ○ ○ 日本でよく遭遇する「改善意識が高い人とそうでない人が混合するチーム」の中 で、どのようにチーム全体の意識を高めていくかというテーマについて語ってく ださいました。ご自身の上司が「炎上中の業務に次々と改善を施す」という実体 験を基にこの方法を取り入れているそうです。 ここでのポイントは、顧客を改善に巻き込むことでチームの危機感を煽り、改善 に積極的な人も消極的な人もチーム一体となって改善を進めることです。その 時に消極的な人を上手に褒めることで改善が回っていくということでした。意識 改善は私自身よく考えていることでしたので、違った視点の話はとても参考にな りました。 引用:https://gihyo.jp/news/report/2014/01/2201 11

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ネモトさんとこんな話がしたい ● ● アイコンかわいいですね🐣 『実践ソフトウェアエンジニアリング (第9版)』 ○ ● Software Testing Maniax vol.8 ○ ○ ● 翻訳の経緯、モチベーション 『継続的な勉強会を運営する17のポイント』 BPP行脚もドラえもん方式にしました スクラム・アジャイルについて ○ ○ アジャイル札幌の代表をされているのですね スクラム・アジャイル関連の活動の興味関心、モチベーション 12

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ネモトさんとこんな話がしたい ● JaSST東北の立ち上げ話 ○ ○ ● 探索的テストにおける期待値(基準)の作り方 ○ ○ ● 「頭の中に基準を作る」ことで、「違和感」を捉えやすくなる 「基準」という概念、探索的テスト以外にも活用できそう スライド作成〜プレゼンのこと ○ ○ ● 立ち上げ話、お聞きしたいです まだ私はオフラインJaSSTはJaSST Reviewしか行ったことありません 私、発表慣れしていないが、今後機会が訪れそうな予感 ネモトさんのスライド作成〜プレゼンについての話が聞きたい WACATE2023冬の参加者に伝えたいこと 13

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当日に話したこと ご本人にチェックいただいた上で サマリーや感想を記載し、 SpeakerDeckをアップデートして残す

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ネモトさんと話したこと JaSST東北立ち上げ ● 仙台への転職のタイミングで動き出した ○ ● もともとJaSST北海道のお手伝いしていた→転勤で仙台へ→東北にJaSSTない、勢力図マップみ たいなので考えると東北に色が塗られていない状況→にしさんに「立ち上げたい」という話をした 仲間の見つけかた ○ ○ 仙台に東北で 東北デベロッパーズコミュニティ(TDC)というコミュニティがあった。 そこへ行って、年末のプレゼン大会でLT「転勤で来ました。テストの勉強会やりたい」と話して、後に 立ち上げメンバーとなる仲間を見つけた アイコンかわいいですね🐣 ● アイコンのヒヨコは、チキンラーメンのひよこちゃん ○ https://www.chickenramen.jp/hiyokochan/ 15

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ネモトさんと話したこと 『炎上(Enjo)+愛(i)=Enjoy! BPPセッション~炎上駆動改善~』 ● 炎上を活用した改善の話 ○ ○ リファクタリング、パフォーマンス向上など、動作が変わらない改善は、実際の業務では時間の確保が 難しい場合がある ■ 「今動いているからいいじゃない。その時間は新しい機能の開発に使って」という要望 炎上したら鎮火させないといけない。鎮火のタイミングと共に、いい改善も入れておきましょう、という話 ■ 一般的な改善の話は世に出ている。実際の現場では、炎上駆動の改善もありなのでは、という ことで発表してみた ネモトさんのスライドの作り方 ● メモ帳でページごとに話すことを書いていく、ざっと流れを作る、パワポに書いてみる 16

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ネモトさんと話したこと 『ソフトウェアテスト技法練習帳』 ● たくさん解ける、数をこなせるよう、問題数を多くした ○ ○ ○ ● 本番で初めてテスト技法を使おうとすると、使う側もレビューする側も不安。 練習をしておくと、感覚が掴める。基本的な技法の練習が出来るようにした。 当時、問題ばかりが載っている本は少なかった。ドリル形式でたくさん解ける、数をこなせるようにし た。解説もつけているが、問題数を多くしている。 Guncha「前職で、練習帳をみんなで解く会をしてました」 ○ ○ ○ 嬉しい使いかた! 一人だと心が折れる、みんなで勉強するとモチベが続く 失敗は、バグや不具合以外は表面化しにくい ■ 「これ知らなくて酷い目にあった」などのエピソードを先輩から聞くことで、勉強のモチベーショ ンになったりもするかも 17

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ネモトさんと話したこと 『実践ソフトウェアエンジニアリング (第9版)』翻訳 ● ● ソフトウェアエンジニアリングの全体を概観できる本は貴重 みんなで訳して、困った時に読めるといいなと思った Software Testing Maniax vol.8 ● 『継続的な勉強会を運営する17のポイント』 ○ ○ 毎月心折れずに勉強会を続けるためのポイントをまとめた 地方の勉強会などにヒーローを召喚→JaSST東京などで挨拶←印象に残る スクラム・アジャイルについて ● アジャイル札幌、同じ会社の鈴木さんと一緒に立ち上げた ○ アジャイルジャパンの地方版(サテライト)を札幌でやりましょう、ということで始めた 18

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ネモトさんと話したこと 探索的テストにおける期待値(基準)の作り方 ● 「頭の中に基準を作る」 ○ ○ ○ ○ ● プロダクトは、エクセルなど他のプロダクトに影響を受けている 一般的なデフォルトの動きから外れることは、こだわりがないならば使いにくい印象を与える こだわりがあれば差別化だが、こだわりがないならば王道に合わせるといい 「なんでいいと思うの?」使いやすさ、いいなと思ったところの言語化 「初めてプロダクトを触った人の気持ちに、私(ぐんちゃ)はなれない」 ○ 私は、日々テストでプロダクトに触っていると、初めて触る人がどのような印象を受けるかがわからなく なる ■ 部署の新人などに触ってもらう、基本的な社内のルールやガイドラインに沿っているかを確認す るなどで、ユーザビリティは一部担保できるかも 19

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ネモトさんと話したこと アウトプットによって生まれる・得られるもの ● 他者とディスカッションしたり、新たな視点・アイデアをもらえたりする機会 ○ ○ ○ ● 自分が発表したことに対して、他の人の経験談を教えてもらったりすることで、視点・アイデアが補完・追加 されたりする 自分一人で考えているだけならその考えは自分の中に存在するままで、世間に見つけてもらえる機会はな い。公開することでその機会を作ることができる。 公開したアウトプットは、肯定・否定両方の人に引っかかる ■ 否定に対しては「なんでそう思う/思わない?」という話ができたりする 自分自身の現在と未来の考えの差分が取れる ○ ○ 同じ自分でも、現在と未来では知識・経験・考えが違う 当時はこう思っていた。今はそれに加えてこう/全く別の立場でこう、という差分が取れる 20

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ネモトさんと話したこと WACATE2023冬の参加者に伝えたいこと ● 自分で考えて、参加者同士で話して、結論を出す ○ ○ 「自分はこう思う」ということを伝えて、意見を戦わせる 「なんで違うの?」がわかれば、そこから何かが見つかるかもしれない 21

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感想 意見の違いから、気づきを見出す 私は今まで意見の違いやそこから生まれうる衝突を恐れていましたが、「なぜそう思うか」につ いて意見交換することで新たな視点やアイデアを得る機会にもできることを知りました。 探索的テストにおける期待値(基準)の作り方 探索的テスト以外の場面、特に要件や仕様の検討段階でも基準があると役立ちそうと思った ので、普段の業務の中で考えていくことの一つにしてみます。 なければ作る、というマインド あったらいいなあ、誰かやってくれないかなあ。ではなく、自分が欲しい場や機会は自分で 作っていくというマインドを私も持っていきたいです。 22

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おわり ネモトさん、ありがとうございました!私も 「他者との意見の違いの理由から新たな気 づきを得る」ような体験を、今後できるように なっていきたいです! 23