Power Automate のライセンス ライセンスって難しいね RPA編
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スライド概要
Power Automate for desktop のライセンスについて記載しています。
気ままに勉強会 #92
https://kimamani.connpass.com/event/327527/
Microsoft 365 , Power Platform ( Power Apps | Power Automate )とか
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Power Automate の ライセンス ライセンスって難しいね RPA編 ふらり@ROBO BOY 気ままに勉強会 #92 2024/08/31
ふらり @ ROBO BOY Community : ふらっと純喫茶 、気ままに勉強会 X : https://twitter.com/flali_world Blog : https://flali.hatenablog.com/ Docswell : https://www.docswell.com/user/fworlddocs @flali_world 2
はじめに 本資料に掲載されている内容は、 いつか人になりたいと思っている の空想上の出来事です。 内容間違っていたらごめんなさい。 @flali_world 3
ライセンスのことは マイクロソフトの担当営業さん もしくは 信頼のおけるマイクロソフトのパートナーさんに ご相談・ご確認ください。 @flali_world 4
あじぇんだ 1. ライセンス 2. RPA目線でのライセンス Power Automate Process 3. RPA目線でのライセンス Microsoft 365 E3 Unattended License 4. マルチプレキシング ライセンスは減らせない 5. さいごに @flali_world 5
Microsoft Power Platform Power BI Power Apps Power Automate Power Pages Copilot Studio Business analytics Application development Workflow automation Business website Intelligent Copilots • Canvas Apps • Model-driven Apps Power Fx Managed Environment • Cloud Flows & Teams Flows • Business Process Flows • Desktop Flows Microsoft Dataverse Data Connecters AI Builder @flali_world 6
ライセンス Power Automate 編 7
Power Automate のプラン Power Automate Basic Power Automate Premium Power Automate Process Microsoft 365 プランに含まれる ユーザー単位でライセンスを取得 フロー単位でライセンス ユーザーあたり ¥2,248/月 1bot(instance)あたり ¥22,480/月 個々のユーザーが独自のニーズに基づい て無制限の数のデジタルプロセスオート メーション(DPA)を作成できます。 また、RPAでレガシーアプリケーショ ンも自動化に組み込むこともできます。 チーム、部門、組織全体でキャパシ ティを使用して、重要なビジネス プロ セスを実装できます。最低購入数５、 追加は１フローごと購入可能。 個々のユーザーが独自のニーズに基づ いて、Microsoft 365 の拡張（各 サービスの連携。）に利用できます。 クラウドフロー クラウドフロー 対応 クラウドフロー ライセンス 購入数まで 対応 デスクトップフロー デスクトップフロー 有人 コネクタ Standard 無人 コネクタ コネクタ Premium Premium ※RPAは別途Microsoft 365 無人ライセンスが必要 AI Builder 100万クレジット ¥74,962円 ユニット/月 Process Mining add-on 749,625円/月/テナント ホスト型 PRA 32,233円/月/ボットあたり ※価格は。2024/05/15 時点の価格で税抜きです。 @flali_world 8
機能一覧 Windows License Microsoft 365 Power Automate Premium Power Automate Process 価格 - M365に含む ¥2,248 /月 ¥22,480 /月 最小購入数 - なし なし なし ライセンス単位 - ユーザー ユーザー ボット クラウドフロー(Digital Process Automation) - ● ● ● ビジネス プロセス フロー - - ● ● 有人デスクトップ フロー (Attended desktop flows , RPA) ● 1bot - 無人デスクトップ フロー (Unattended desktop flows , RPA) - - - Licensed per bot タスクマイニング - - ● - クラウドフロー と Process Mining 統合 - - ● - プロセスの可視化と分析 - - ● - 他のユーザーによる自動処理の表示、編集、実行 - - ● ● 標準コネクタ - ● ● ● プレミアムコネクタ/カスタムコネクタ - - ● ● オンプレミス データ ゲートウェイ - - ● ● Dataverse の使用権 - - ● ● カスタムテーブルの作成とアクセス - - - - マネージド環境でのフロー実行と管理 - ● ● Dataverse データベース キャパシティ - 既定のみ 250 MB/ユーザー 50 MB/フロー Dataverse ファイル キャパシティ - 既定のみ 2 GB/ユーザー 200 MB/フロー 24時間あたりの Power Platform 要求 - 6,000/ユーザー 40,000/ユーザー 250,000/フロー AI Builder サービス クレジット - - 5,000 5,000 機能 基本事項 (自動化/インスタント/スケジュール済みのフロー) フローの実行 Process Mining 共有と共同作業 データへの接続 データの保存と管理 管理とセキュリティ ライセンス当たりの キャパシティ AI Builder 既定の環境へ保存のみ @flali_world 9
名称変更 2023年8月名称変更 現在の名称 Power Automate per user Power Automate per user with attended RPA Power Automate per flow ※最低保有数 5 license Power Automate Unattended add-on 変更後 Power Automate Premium ( per user ) Power Automate Process (per bot) ※1licenseから購入可能 価格 $15 $40 → $15 $100→$150 Power Automate per flow + Power Automate Unattended add-on ※Power Automate per user or per flow が必要 ※AI Builder 5,000 credits 廃止 (Power Automate Processに統合) - Power Automate Process Mining add-on $5,000 AI Builder Capacity add-on AI Builder Capacity add-on $500 Hosted RPA add-on ※Power Automate per user or per flow が必要 Hosted RPA add-on (bot) ※Power Automate Premium が必要 $215 Power Apps per user Power Apps Premium $20 2024年4月名称変更 現在の名称 変更後 Power Apps for Microsoft 365 Power Apps Basic Power Automate for Microsoft 365 Power Automate Basic 価格 @flali_world 10
RPA目線でのライセンス Power Automate Process
Attended（有人）と Unattended（無人） Attended (有人)は 作業者と同じワークステーションで同時に動作し、作業者の明示的な行動に よって始動するボットです。 Unattended (無人)は、Attenndedの定義に一致しないボットとなります。 製品条項 製品内容＞オンラインサービス＞Microsoft 365 https://www.microsoft.com/licensing/terms/productoffering/Microsoft365/MCA @flali_world 12
有人および無人のシナリオ 最近ドキュメントが整備されました。 プロセス自動化のための有人および無人のシナリオ - Power Automate | Microsoft Learn @flali_world 13
有人および無人のシナリオ 有人は手動トリガー、無人は自動的にトリガー プロセス自動化のための有人および無人のシナリオ - Power Automate | Microsoft Learn @flali_world 14
Power Automate Process Power Automate Process は Power Automate per flow + Power Automate unattended RPA add-on のライセンスとなります。 Power Automate per flow Power Automate Unattended add-on New Power Automate Process @flali_world 15
Power Automate unattended RPA add-on とは 無人実行に必要なライセンス。インスタンス（仮想や物理OS実行環境）ごとに用意が必要です。 Power Platform ライセンスガイド 2024年5月 日本語版より引用 @flali_world 16
インスタンスごとに必要なライセンス数 無人実行に必要なライセンス。インスタンス（仮想や物理OS実行環境）ごとに用意が必要です。 仮想や物理でOSが動作していることをOSE（Operating System Environment）と言います。 物理OSE が2つ、仮想OSE が2つの場合、Power Automate Process が4ライセンス必要。 物理2台、仮想2台の場合は Power Automate Process 4ライセンス必要 仮想OSE 物理OSE 仮想OSE 物理OSE @flali_world 17
また、トップフローごとにライセンスが必要 最上位フローごとにもPower Automate Process のライセンスが必要です。最上位フローがいく つあるかもライセンス確認の重要なポイントです。 Power Platform ライセンスガイド 2024年4月版より引用 @flali_world 18
ここまでの Power Automate Process のポイント Power Automate Process は per flow plan ＋unattended RPA add-on が一 緒になったライセンス 物理または仮想OSEごとにライセンスが必要 トップ(最上位)フローごと（ボットごと）にライ センスが必要 @flali_world 19
RPA目線でのライセンス Microsoft 365 E3 Unattended License
ユーザーライセンス（ユーザーSL）は人に割り当てる ユーザーサブスクリプションライセンス(ユーザーSL)はユーザーに割り当てて使用する必要があ ります。デバイスSLはデバイスに割り当てる使用する必要があります。 ユーザーSLはユーザーに割り当て使用するため、アカウントの共用利用はできません。 https://www.microsoft.com/licensing/terms/product/ForOnlineServices/MCA @flali_world 21
Microsoft 365 E3 Unattended License Unattended (無人)ボットに必要なライセンス。本来ユーザーSLであるMicrosoft 365 Suite License をUnattendedに割り当て可能としたライセンス。本Licenseを適用した Entra ID アカ ウントはRPA専属アカウントとなります。 製品条項 製品内容＞オンラインサービス＞Microsoft 365 https://www.microsoft.com/licensing/terms/productoffering/Microsoft365/MCA @flali_world 22
OSEごとにM365 E3 Unattended License が必要 Microsoft 365 E3 Unattended 1ライセンスを複数のOSE上で動作させることはできません。 Office アプリケーションやMicrosoft 365の利用にかかわらず、 OSEごとに Microsoft 365 E3 Unattended License が必要です。 物理2台、仮想2台の場合は Microsoft 365 E3 Unattended License 4ライセンス必要 仮想OSE 仮想OSE 物理OSE 物理OSE 引用: Microsoft 365 無人ライセンス概要 2022 年 6 月版 P.8 https://www.microsoft.com/cms/api/am/binary/RE4ELC4 @flali_world 23
Power Automate Process とセット Office アプリケーションやMicrosoft 365の利用の有無に関わらず、Unattended (無人)実行の 場合は、Power Automate Process (per flow + unattended RPA add-on)＋ Microsoft 365 E3 Unattended License が必要となります。 ほぼセットでの提供となるが、OSEやトップローの数によって変動する。 Power Automate Process Power Automate per flow plan ＋ Power Automate unattended RPA add-on Microsoft 365 E3 Unattended License 引用: Microsoft 365 無人ライセンス概要 2022 年 6 月版 P.8 https://www.microsoft.com/cms/api/am/binary/RE4ELC4 @flali_world 24
PADでライセンスが不要なシナリオは存在しない Windows で動作する性質上、Power Automate for desktop ではライセンスが不要なシナリオ は存在しません。無人実行の場合は、Power Automate Process + Microsoft 365 E3 Unattended ライセンスが必ず必要となります。 引用: Microsoft 365 無人ライセンス概要 2022 年 6 月版 P.8 https://www.microsoft.com/cms/api/am/binary/RE4ELC4 @flali_world 25
ここまでの Microsoft 365 E3 Unattended のポイント OSEごとに必要なライセンス Power Automate Process + Microsoft 365 E3 Unattended License は、ほぼセット PADではライセンス不要なシナリオは存在しない @flali_world 26
マルチプレキシング ライセンスは減らせない
マルチプレキシング 中間サーバーやRPAなどのツールを利用した場合でも、お客様が必要とするライセンス数を減ら せません。また、RPAなどで処理または生成されたデータにアクセスするにはユーザーにも同等 のライセンスが必要となります。 マルチプレキシング (多重化) お客様が以下を目的として使用するハードウェアまたはソフトウェア • 接続数をプールする、または製品により直接管理される OSE デバイスまたはユーザーの数を減じる。 • 直接または間接的に製品にアクセスしたり製品を使用するデバイスまたはユーザーの数を減じる。 • 製品自体が処理または生成するデータにアクセスする。 お客様が必要とする任意のライセンスの数を減じません。 引用:ライセンス条項 共通のライセンス条項 オンラインサービスの場合 https://www.microsoft.com/licensing/terms/product/ForOnlineServices/MCA @flali_world 28
RPAシナリオにもマルチプレキシングは適用される RPAシナリオにもマルチプレキシングは適用されます。 引用: Microsoft 365 無人ライセンス概要 2022 年 6 月版 P.7 https://www.microsoft.com/cms/api/am/binary/RE4ELC4 @flali_world 29
上位ライセンスで生成されたデータにはアクセスできない 例えば、RPAがMicrosoft 365 Apps for enterprise を使ってデータを生成し受け取ったり、利用 したりする場合、ユーザーにもMicrosoft 365 Apps for enterpriseのライセンスが必要です。 Microsoft 365 E3 Unattended 操作・生成されたデータ 同製品、同バージョンのためOK Microsoft 365 Apps for enterprise 下位エディションのためNG Microsoft 365 Apps for business Microsoft 365 Apps for enterprise 引用: Microsoft 365 無人ライセンス概要 2022 年 6 月版 P.7 https://www.microsoft.com/cms/api/am/binary/RE4ELC4 @flali_world 30
エディションとライセンス1 Microsoft Office のライセンスはエディションとバージョンに注意が必要です。 RPAで操作・生成されたMicrosoft Office データにアクセスするには同製品か上位バージョンが必要 自動化が続く限り、この条件は適用されます。（マルチプレキシング） 下位エディションのためNG Office Standard 2019 RPA 下位バージョンのためNG Office Professional Plus 2016 操作・生成されたデータ 別製品のためNG Microsoft 365 Apps for enterprise Office Professional Plus 2019 同エディション、同バージョンのためOK Office Professional Plus 2019 @flali_world 31
エディションとライセンス2 無人シナリオの場合、Microsoft 365 E3 Unattended には Microsoft 365 Apps for enterprise の利用権が含まれています。 自動化が続く限りこの条件が適用されます。（マルチプレキシング） 下位エディションのためNG Office Standard 2019 Microsoft 365 E3 Unattended 下位バージョンのためNG Office Professional Plus 2016 操作・生成されたデータ 同製品、同バージョンのためOK Microsoft 365 Apps for enterprise Microsoft 365 Apps for enterprise 下位エディションのためNG Microsoft 365 Apps for business @flali_world 32
無人実行で使えるOffice ライセンス Microsoft 365 Apps for enterprise(Unattended)ライセンスとなります。 Microsoft 365 Apps for Enterprise を使用した無人ロボット プロセス自動化の概要 - Microsoft 365 Apps | Microsoft Learn @flali_world 33
無人実行で使えるOffice ライセンス Microsoft 365 Apps for enterprise(Unattended)ライセンスが以外のライセンスだと機能が低 下したモードで動作します… Microsoft 365 Apps for Enterprise を使用した無人ロボット プロセス自動化の概要 - Microsoft 365 Apps | Microsoft Learn @flali_world 34
マルチプレキシングはどこで続くのか 自動化が続く限り、関与するユーザーやデバイスにライセンスが必要です。 VPN ボット単位 自動送信 ライセンスユーザー • Win Server CAL • SQL CAL • Microsoft 365 Apps for enterprise SQL/Win Server Microsoft 365 E3 Unattended License (Microsoft 365 Apps for enterprise) 操作・生成されたデータ Power Automate Process ライセンスがないユーザー ライセンスが必要 • Win Server CAL • SQL CAL • Microsoft 365 Apps for enterprise SQLから顧客台帳を取得し Excelファイルを作成 参考:マルチプレキシング - 概要 2021年3月版マルチプレキシング - 概要 https://www.microsoft.com/cms/api/am/binary/RWFNaj @flali_world 35
Power Automate Premium の場合 Power Automate Premium の場合はユーザーライセンスのため、追加でライセンスが必要。 VPN ユーザー単位 自動送信 ライセンスユーザー • • • • Win Server CAL SQL CAL Microsoft 365 Apps for enterprise Power Automate Premium SQL/Win Server Microsoft 365 Apps for enterprise Power Automate Premium • Win Server CAL • SQL CAL • Microsoft 365 Apps for enterprise 操作・生成されたデータ SQLから顧客台帳を取得し Excelファイルを作成 ユーザーA ライセンスがないユーザー ライセンスが必要 • Win Server CAL • SQL CAL • Microsoft 365 Apps for enterprise • Power Automate Premium 参考:マルチプレキシング - 概要 2021年3月版 https://www.microsoft.com/cms/api/am/binary/RWFNaj 参考:hMicrosoft 365 Appsの共有コンピューターライセンス認証の概要 https://learn.microsoft.com/ja-jp/deployoffice/overview-shared-computer-activation @flali_world 36
ここまでの マルチプレキシング のポイント ライセンスを減らすことはできない RPAシナリオもマルチプレキシング対象 上位ライセンスで操作・生成されたデータには 上位ライセンスでアクセスが必要 社内はもちろん、社外のライセンスの把握も必要 @flali_world 37
さいごに
ライセンスのことは マイクロソフトの担当営業さん もしくは 信頼のおけるマイクロソフトのパートナーさんに ご相談・ご確認ください。 @flali_world 39
Thank you ! ※ Microsoft、Microsoft 365、Office 365、Microsoft Dynamics、Microsoft Azure 、Power Platform 、 Power Apps、Power Automate、Power BI、Microsoft Dataverse 及び関連する名称並びにそれぞれのロゴは、米国 Microsoft Corporationの米国 およびその他の国における登録商標です。※ QRコードの商標はデンソーウェーブの登録商標です。