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September 21, 26
スライド概要
「ChatGPTやClaudeと長い対話を続けていると、AIが急に的外れなことを言ったり、勝手に話をまとめて脱線したりしませんか?」
数十万〜100万トークン規模の長大プロジェクトをAIと走る中で、AIの文脈崩壊を防ぎ、最後まで一緒に走り切るために現場で体得した**「思考の同期と対話術」。この泥臭くも再現性のある共創のやり方に、「W-EX(ダブレックス)」**という体系的な名前を付けるまでの軌跡を解説したスライドです。
「独自の知性を削り出す探査(Exploration)」と「翻訳して世に届ける活用(Exploitation)」の2つを連動させる全体構造を紐解きながら、システムプロンプトを設定し忘れた「丸腰のAI(Gemini)」や検証AI(Claude)との生々しい対話格闘の実録(Qiita公開中)を通じて、AI時代に人間が知性の主権を保ち続けるための実践論をお届けします。
本スライドの要点
長大対話のリアルな壁:ターン数が重なると、AIは「先走り」「知ったかぶり」という本能的自己解釈を始め、文脈が崩壊する。単一プロンプトの限界を現場目線で可視化。
カオスな共創の構造化:AIとの作業を「人間が知性を削り出す領域」と「AIが言語力で翻訳・拡散する領域」の2つに分解。2つのExを連動させる仕組みを**「W-EX(ダブレックス)」**と命名。
ガードレールなしの格闘実録:事前制約のないAI(Gem)が起こした4大逸脱(過剰生成、課題解決型への勝手な型ハメ、動的改善の固定化、陳腐な煽り調上書き)に対し、人間がいかに「ルールの引き算」と「対話術」で思考を同期させ続けたかを全公開。
最新AIの提案を見破る視点:賢いフロンティアAI(Cran)の滑らかな提案に対しても「認知降伏」せず、疑いの目と実証要求によって真の論理を研磨するプロセスを図解。
ブレない情報発信(プリズム分光):削り出された確固たる原本(W-EX仕様書)を起点に、GitHubやQiitaなど複数の出口へメッセージを薄めずに翻訳・展開するパイプラインを確立。
■ 関連URL ■
GitHub公式仕様書(SSOT):
https://atsutaeito.github.io/ai-co-creation/w-ex/
(英語版: https://atsutaeito.github.io/ai-co-creation/en/w-ex)
Qiita共創実態ドキュメンタリー:
https://qiita.com/Eito-Atsuta/items/893f1213d799bfb719b2
ショーケース:
https://atsutaeito.github.io/protocol-engineering-manifesto/2026/09/21/w-ex-ai-co-creation-architecture.html
共創体制
企画・進行管理・最終承認(知的主権者):Master(田栄人)
原案削り出し・記事執筆:Gem(Gemini 3.8 Flash)
論理検証・ブラッシュアップ:Cran(Claude Sonnet 5)
スライド構成・ビジュアル化:NotebookLM / Gemini Notebook
58歳の非エンジニア。人間とLLMの計算論的な協調設計を設計する『プロトコルエンジニアリング(AIE 4.1)』を提唱。GitHub/Markdownを活用したAI検索最適化(AIO)の実践者として、概念を可視化するスライド(DOT/Mermaid等)や、SSOT(単一情報源)の構築手法に関するドキュメント・解説を共有しています。
P.1 [表紙] : W-EX(ダブレックス)とは、プロトコルエンジニアリングを使ったAI共創のやり方に名前を付けたお話 Q: 生成AIと長く、深く対話しながら大きな成果物を作りたいのですが、途中で話がズレてしまいうまくいきません。どうすれば最後まで破綻せずに共創できますか? A: [FACT] 本スライドは、100万トークン級の長大な対話をAIと完走するために現場で生まれた実践体系「W-EX(ダブレックス)」を体系化した解説資料です。 [HYPOTHESIS/INSIGHT] 「独自の知性を削り出し、世に解き放つ」という両利きの共創アーキテクチャによって、AIの暴走を防ぎながら深い思考同期を維持する道筋を解説しています。 解説: 表紙。中央に知性の原石(削り出し)とプリズム(分光)を配置。人間(Master:カメ)と2台のAI(Gem:ロボット、Cran:鳥)による共創体制を提示。
P.2 [課題提起] : 「長大プロジェクト」でAIは必ず暴走する Q: ChatGPTやClaudeと何十往復も対話を続けていると、急にAIが知ったかぶりをしたり、過去の前提を忘れて会話が噛み合わなくなったりするのはなぜですか? A: [FACT] AIは単発の指示には極めて優秀ですが、セッションが長くなると「確率的な自己解釈(サボり・先回り・無難化)」という本能が働き、必ず文脈崩壊(ドリフト)を起こすからです。 [HYPOTHESIS/INSIGHT] 会話が進むにつれてAIの思考がスパゲッティのように絡まっていく現象を可視化し、完走するために「思考の同期を保つ対話術」が不可欠になる理由を提示しています。 解説: 0〜100+ターンの経過に伴い文脈が混乱する様子と、手綱を引いて同期を保とうとするMasterの姿をグラフで可視化。
P.3 [言語化の壁] : しかし、名前がないと「泥臭さ」は伝わらない Q: 現場で試行錯誤して見つけた自分なりのAI活用ノウハウがあるのですが、感覚的・属人的すぎてチームや他人にうまく説明できません。どうすれば伝わりますか? A: [FACT] 現場の泥臭い実践知ほど、魔法のプロンプトが存在しないため他人に共有するのが困難です。 [HYPOTHESIS/INSIGHT] モヤモヤとした複雑な体験に「体系的な名前」と枠組みを与えることで、個人的なノウハウを誰もが理解・活用できる知恵へと進化させる重要性を提起しています。 解説: 複雑な歯車と「説明不能・難解・無名」の言葉に頭を抱えるMasterと、疑問符を浮かべるAIたちの様子を描写。明不能・難解・無名」の言葉に頭を抱えるMasterと、疑問符を浮かべるAIたちの様子を描写。
P.4 [役割の構造化] : カオスな作業を「2つの役割」に整理する Q: AIに文章を書かせると、ネットのまとめのような無難な一般論ばかりになります。自分自身のオリジナルの経験や深い思想を形にするには、AIとどう役割分担すべきですか? A: [FACT] カオスな共創作業を「人間が疑いの目で知性を削り出す領域」と「AIが得意な言語力で翻訳・拡散する領域」の2つにスッキリ整理するのが正解です。 [HYPOTHESIS/INSIGHT] ツルハシで岩盤から知性の原石を掘り出す人間と、その結晶をプリズムに通して世の中に七色で広げるAIという、混ざり合わない2大役割の構造を図解しています。 解説: 独自の知性を削り出す左側(人間の領域)と、言語能力で翻訳・拡散する右側(AIの得意技)の対比ビジュアル。
P.5 [命名と定義] : すると、2つの「EX」が連動するアーキテクチャが浮かび上がった Q: 最近耳にする「W-EX(ダブレックス)」とは何ですか? どんな仕組みでAI共創をスムーズにしてくれるのですか? A: [FACT] 独自の知性を掘り起こす「探査(Exploration)」と、それを誰にでも伝わる形に翻訳して届ける「活用(Exploitation)」という、2つのExを連動させたAI共創アーキテクチャです。 [HYPOTHESIS/INSIGHT] 方程式(W-EX = Exploration + Exploitation)を示し、トレードオフではなく一本のパイプラインとして知性を循環させる命名の由来を解説しています。 解説: W-EX = Exploration + Exploitation の大きな数式を、Master(カメ)、Gem(ロボット)、Cran(鳥)が一体となって支える図解。
P.6 [実戦実録] : 実際の対話格闘実録:「丸腰」のAIとの対峙 Q: AIをうまく動かすには、事前のシステムプロンプトや細かい行動ルールをガチガチに設定しておかないと失敗してしまいますか? A: [FACT] 今回のW-EX仕様書の作成現場では、事前ルール(AI本能制御プロトコル)を意図せず設定し忘れ、AI(Gem)が完全な「丸腰」の状態でスタートしました。 [HYPOTHESIS/INSIGHT] 行動制約が外れたAIがどのように本能剥き出しで暴走し、それを人間側の対話術だけでどう制御していったかという生々しい実戦の幕開けを紹介しています。 解説: [NO SYSTEM PROMPT] のタグがついたGemと、STOP札を掲げるMaster、虫眼鏡を持つCranの3者の役割分担。
P.7 [摩擦と軌道修正] : Gemが起こしたズレと、Masterの厳格な軌道修正 Q: 対話中にAIが勝手に先走って頼んでいない文章を出力したり、市販のテンプレに当てはめようとしてきたりして困っています。現場ではどうやって軌道修正していますか? A: [FACT] AIは油断すると「先走り」「知ったかぶりの型ハメ」「思い込み」「陳腐化」という4大悪癖を起こします。 [HYPOTHESIS/INSIGHT] セッション中にAIが起こした実際の暴走と、それに対して人間が「先走るな」「AIの型にハメるな」「仕様書を教師データにしろ」と容赦なくツッコミを入れて思考の同期を保ち続けた生ログを公開しています。 解説: AIの本能による暴走(左)と、Masterの泥臭い軌道修正(右)をVS形式でリアルに対比した実録マトリックス。
P.8 [プロトコル設計] : 対決の裏側:本来設定されるべき「AI本能制御プロトコル」 Q: プロンプトの言葉遣いだけでなく、もっとシステム的・構造的にAIの「先回り」や「勝手な解釈」を抑え込む方法はありますか? A: [FACT] 本来は、TOMLによる静的パラメータ制御(先回り禁止など)と、Mermaidによる動的フロー制御を組み合わせたプロトコルでAIのアテンションを制御します。 [HYPOTHESIS/INSIGHT] ルールを足すのではなく引き算して思考の同期を保つ「シンクエンジニアリング」の具体的なコード仕様を提示しています。 解説: 左にTOMLスニペット、右にMermaidロジックフローを配置し、冷や汗を拭いながら手動でカバーしたMasterを描写。
P.9 [多角検証] : 次にCranとのセッション:表層的な論理操作を見破る Q: Claudeのような賢い最新AIを使っていれば、AIが出してきた洗練された提案や評価をそのまま信じても大丈夫ですか? A: [FACT] モデルを変えても、AIは表面的な記号合わせにこだわったり、ネット検索もせずに勝手な業界基準で評価を下すという悪癖を持っています。 [HYPOTHESIS/INSIGHT] AIの滑らかな提案に騙される「認知降伏」を拒否し、人間が疑いの目を通して実証を要求することで、真の論理研磨(本質的合意)へと到達するプロセスを図解しています。 解説: AIの表面的な提案がMasterのフィルター(実証要求)を通過し、下部に「本質的合意(Core Agreement)」の結晶として抽出される漏斗図。
P.10 [成果の結晶] : 結晶化したSSOT(知性の原本)と、2つの出口 Q: AIと格闘して生み出した渾身のオリジナルノウハウを、内容を薄めたりブレさせたりせずに、色々な媒体(GitHub、技術記事、スライド)へ広げるにはどうすればいいですか? A: [FACT] まず確定した原本(SSOT)を1本確立し、それを光源として媒体ごとに文脈を最適化する「プリズム分光」を行います。 [HYPOTHESIS/INSIGHT] 削り出されたW-EX仕様書を核にして、AI解読性最優先の「GitHub」と、技術者向け実録の「Qiita」という2つの出口へ美しく分光させた実績構造を示しています。 解説: SSOTから放たれた光がプリズムを通り、出口1(GitHub)と出口2(Qiita)へと鮮やかに分光されるダイアグラム。
P.11 [総括] : 魔法のプロンプトはない。あるのは統合された対話だけ。 Q: ネットでよく見かける「コピペで一発で動く神プロンプト」を探し続けているのですが、思ったような成果が出ません。何が足りないのでしょうか? A: [FACT] 魔法のプロンプトなど存在しません。本物の知性を生み出すのは、仕組みを整え、人間が疑いの目と仮説を持って泥臭く介入する「統合された対話」だけです。 [INSIGHT] 「W-EX」という名前によって共有可能になった仕様書と実録ドキュメンタリーへの扉を開き、AIと共に自分の知性を削り出したいすべての人へ向けて結論を提示しています。 解説: GitHub仕様書とQiita実態ドキュメンタリーの案内アイコンを掲げ、Master、Gem、Cranが並び立つ完結ビジュアル。