【令和8年度改定】処置・手術の休日等加算1|チーム制要件の緩和と3つの変更点

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February 22, 26

スライド概要

令和8年度診療報酬改定における処置・手術の休日加算1、時間外加算1、深夜加算1の施設基準見直しを解説。チーム制の緊急呼出し当番の人数要件緩和、勤務間インターバルの選択肢追加、手当支給要件の整理の3つの変更点を、改定前後の比較でわかりやすくまとめています。経過措置は令和9年5月31日まで。
メルマガ『【令和8年度改定】処置・手術の休日等加算1のチーム制要件が緩和|3つの変更点を解説』:https://www.daitoku0110.news/p/holiday-overtime-surcharge-team-revision
チャットでの質問はこちら:https://notebooklm.google.com/notebook/654c2d47-4b25-4240-b78e-d04af762b7a9

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病院事務長。急性期から回復期まで多岐にわたる医療機関で勤務。 医事、介護事務、経理、財務、税務、監査、総務、設備、情報システム、地域連携、法人業務まで、幅広い部門で自ら実務を経験し全体を統括。福祉業界の知見やイベント開催経験に加え、課題解決のためにAIエージェントを作成し、法人を支援した実績も多数有する。 【公開資料】主に以下の2テーマでスライド・動画を提供。 1. 令和8年度診療報酬改定(算定要件・疑義解釈など)や施設基準、医療DXの解説 2. AIエージェント(miiboなど)の構築・活用

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1.

【令和8年度診療報酬改定】 処置・手術の休日等加算1 チーム制要件の緩和と3つの変更点 For Internal Distribution | Strategic Planning Division

2.

制度改正の全体像:持続可能な勤務体制への転換 背景 医師の働き方改革推進に伴う施設基準の見直し。令和7年度調査で判明した「算定継続の困難さ」を解消する狙い。 変更の核心 チーム制における要件が大幅に緩和。人員配置の比例要件撤廃と、インターバル導入による柔軟性の確保。 病院への影響 「休日加算1」等の維持が容易なり、現場の負担軽減と収益確保の両立が可能に。

3.

現状の課題:なぜ「チーム制」の維持が困難だったのか 令和7年度の実態調査において、多くの医療機関が「算定継続が困難」と回答。 厳格なルール 人員配置の比例要件 翌日休日原則 体制維持の限界 現場の実情に合わない厳格なルールが、体制維持の足枷となっていた。

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令和8年度改定における3つの緩和ポイント 01 人数要件の緩和 比例配置から固定配置へ 02 休息の選択肢 「翌日休日」に加え「インターバル」を選択可能に 03 要件の整理 重複要件の削除と対象時間帯の適正化

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変更点1:緊急呼出し当番の人数要件 医師数に応じた比例配分が廃止され、負担が軽減 旧要件 (Current) 医師5名ごとに1名の当番が必要 10名なら2名、15名なら3名... 人数が増えるほど負担増 新要件 (New) 診療科の医師数に関わらず「2名以上」で充足 10名でも2名、15名でも2名 ※医師5名未満の場合は「1名以上」 大規模な診療科ほど恩恵が大きい設計への転換。

6.

変更点2:勤務間インターバルという新選択肢 「翌日休日」の運用限界を解消する柔軟な制度 選択肢A:翌日休日(既存) 夜勤翌日は原則休日。診療の有無が予見できないため、常に休日とする運用が必要だった。 選択肢B:勤務間インターバル(新設) 翌日を完全休日にせずとも、規定の休息時間を確保すれば勤務可能。 医療機関は(ウ)翌日休日と(エ)勤務間インターバルのいずれかを選択可能になる。

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勤務間インターバルの具体的要件 根拠法令:医療法第123条 原則的な考え方 特定対象医師であるかどうかにかかわらず、同条第1項及び第2項に規定する休息時間を確保すること。 特定対象医師の場合 同条第3項に規定する休息時間の確保にも配慮が必要。 [Shift End] 休息時間 (Rest Period) [Next Shift Start] これにより、夜勤対応後の柔軟なシフト編成が可能となる。

8.

変更点3:手当支給要件の整理・簡素化 チーム制と交代勤務制の重複要件を解消 旧要件(3):両方に配置要件あり Filter 重複削除 新要件(3):配置要件を限定 交代勤務制のみ チーム制導入病院における管理項目が減少し、事務負担が軽減される。

9.

対象時間帯の変更とただし書きの削除 対象時間帯の変更 休日・時間外・深夜 休日・時間外 深夜帯は交代勤務の中で対応する体制が前提であるため、対象から除外。 ただし書きの削除 「緊急呼出し当番以外の医師が夜勤時間帯に手術を行った場合…」等の規定を削除。 チーム制における配置要件が削除されたことに伴い、不要化。

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経過措置と移行スケジュール 現行届出基準 経過措置期間 (Transition Period) 既届出の医療機関は、新要件を満たしているものとみなされる 令和8年4月1日 ~ 令和9年5月31日 新要件への完全移行 (Deadline) 令和8年3月31日 令和8年4月1日 .... 令和9年5月31日 既届出の医療機関は、令和9年5月31日までの間、新要件を満たしているものとみなされる。

11.

施設基準維持に向けたアクションプラン 現状の当番体制と新要件(2名以上)を照らし合わせ、人員配置を見直す 夜勤対応について「翌日休日」と「勤務間インターバル」のどちらを選択するか方針決定する インターバル導入の場合、医療法第123条の確認と就業規則の改定を行う 令和9年5月末の期限に向けた届出準備を進める

12.

規制緩和を「働きやすさ」の推進力に 今回の改定は、単なる要件緩和ではありません。 持続可能な医療提供体制と、医師のwell-beingを両立させるための戦略的機会です。 準備を始めましょう。