【令和8年度診療報酬改定】摂食嚥下機能回復体制加算・経腸栄養管理加算の3つの見直しポイント

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February 26, 26

スライド概要

令和8年度診療報酬改定で、摂食嚥下機能回復体制加算と経腸栄養管理加算の要件が見直されます。言語聴覚士の専従から専任への緩和、加算3の実績要件への経腸栄養からの回復患者の追加、経腸栄養管理加算の対象患者拡大と除外規定の撤廃について、改定資料に基づき解説します。
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各ページのテキスト
1.

令和8年度診療報酬改定: 摂食嚥下・経腸栄養の 評価体系見直し 現場の「努力」が報われる3つの 規制緩和とポイント [Hospital/Facility Name Placeholder]

2.

中心静脈栄養偏重からの脱却:回復プロセスそのものを評価する新体系 従来の「中心静脈栄養(CV)ありき」の要件が撤廃・緩和され、経腸栄養や経口摂取への移行努力が正当に評価されます。 1. 配置 (Staffing) 言語聴覚士の「専従」要件を「専任」へ緩和 兼務が可能になり、 柔軟な人員配置が実現 2. 実績 (Outcomes) 「経腸栄養→経口摂取」の 回復も実績として算入可能 CVを実施しない施設でも 算定が可能に 3. 対象 (Scope) 入院前からの経腸栄養患者 も対象に追加 「開始時期」による 除外規定の撤廃

3.

なぜ見直しが必要だったのか?:厳しい要件による「算定の伸び悩み」 13% 回復期リハ病棟1に おける届出率 専従STの確保が困難であることが主因 60% 届出施設 Zero Claims 療養病棟「加算3」 算定回数ゼロの割合 CVを行わない方針の施設は実績を積めない 90% 届出施設 Zero Claims 経腸栄養管理加算 算定回数ゼロの割合 入棟前の実施患者が除外されていたため

4.

【見直し①】言語聴覚士(ST)の配置要件緩和 「専従」から「専任」へ。限られた専門職リソースの効率的活用が可能に。 Before (専従) 摂食嚥下 支援チーム 原則、他業務との兼務不可 After (専任) 摂食嚥下 支援チーム 疾患別 リハビリ チーム業務に従事しつつ、他業務の兼務が可能 Impact: 回復期リハ病棟において、STが支援チームと個別リハの両方に関与するニーズに対応。

5.

【見直し②】実績要件の拡大(療養病棟・加算3) CV(中心静脈栄養)を使用しない施設でも、回復実績が正当に評価されます。 従来の実績要件 中心静脈栄養 (CV) 嚥下機能回復 CV終了 今回追加されたルート 経腸栄養 (鼻腔・胃瘻) 嚥下リハビリ テーション 経口摂取のみ へ回復 要件クリア (加算3) これら(ア+イ)の 合計で 「前年に2名以上」 であればOK

6.

【見直し③】経腸栄養管理加算の対象拡大 「入院前」の履歴による除外規定を撤廃。シームレスな管理を評価。 入院 (Admission) 入院前 入院後 対象に追加 入院前から中心静脈栄養を 実施している場合もOK 旧:1ヶ月以内に経腸栄養歴があると不可 継続して対象 入院後2週間以上のCV実施から、 経腸へ移行 「いつから実施しているか」による理不尽な除外規定が完全撤廃されました。

7.

適切な「選択」への評価 経口摂取が不可となった際、CVではなく経腸栄養を選択するプロセスも対象化。 経口摂取が不可能 / 栄養補給不足 中心静脈栄養(CV)を選択 従来からの評価対象 経腸栄養を選択 適切なプロセスを経て選択された場合、 算定可能であることを明確化

8.

改定の意図:処置の実施から、回復のプロセスへ 手技・処置の前提 CV実施必須 専従縛り プロセス・アウトカム 経腸への移行 経口への回復 適切な選択 手段が目的化していた 患者のQOL向上への努力を評価 CVを経由しない「より良い臨床経過」が、減収要因ではなくなりました。

9.

施設基準届出に向けたアクションチェックリスト 人員配置の再考 STの業務兼務を見直し、新たに加算1・2の届出が可能か検討する 実績データの再集計 療養病棟において、胃瘻・鼻腔栄養から経口摂取へ回復した患者数をカウントする 入院患者のスクリーニング 入院前の栄養管理履歴(CV・経腸)を確認し、経腸栄養管理加算の対象漏れを防ぐ

10.

質の高い栄養管理を、 持続可能な経営へ 今回の改定は、医療機関の「現場の 工夫」と「患者の回復」をリンクさせ るものです。要件緩和を最大限に活 用し、患者にとって最適な栄養経路 の確保を目指しましょう。 令和8年度診療報酬改定資料より作成