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July 11, 25
スライド概要
株式会社BIOTAの社内文化を言語化した資料です。
発行年月日:2025年7月3日
微生物多様性による、健康で持続可能な都市デザイン 🧬研究開発(微生物ゲノム解析) 🏙️空間創造(建築、造園、素材開発) 🧑🤝🧑文化醸成(教育、アート制作)
C U LT U R E BOOK 2025 BIOTA CULTURE BOOK 2025 株式会社 BIOTA 事業開始日 2020 年 11月1日 資本金 550 万円 所在地 東京都港区高輪 2 丁目 21 番 1号 THE LINKPILLAR1 NORTH 6F LiSH @biota̲inc̲ 2025 年7月3 日初版 1 刷発行
B I O T A は「 目 に 見 え な い 微 生 物 とどう共 に 在 る か 」を 問 い 続 け る 企 業 です 。研 究 開 発 、都 市 デ ザ イン 、ア ート 展 示 な ど 多 様 な 領 域 を 横 断 し な が ら 、人 と微 生 物 が より良 い 関 係 を 築くた め の 可 能 性 を 探 求してい ます。 微 生 物 を 脅 威 とみ な して 過 剰 に 制 御 し た り、 一 方 的 に 排 除 しようとする 姿 勢 は 、 私 たち自 身 を 含 む 地 球 生 態 系 の 持 続 可 能 性 を 損 なうものです。な ぜ なら、微 生 物 は 私 たち の 身 体 の 内 外 に 、そして暮らしの あらゆる 場 所 に 息 づ い てお り ――「 セカイ は 微 生 物 で 満ちてい る 」からです 。 この 事 実 を 受 け 入 れ 、B I O T A は 微 生 物 を 重 要 な パ ートナーと位 置 付 け 、彼らと共 に 持 続 可 能 で 豊 か な 暮らしを 実 現してい きます 。 屋内 小型設備 1 大型建築物 ・ 公共施設 公 共 交 通 機関 2 BI OTAとは 企業理念 5 BIOTA の姿勢 7 BIOTAメトリクス 9 BI OTA の 価 値 観 BIOTA の価値観 13
1 B I O T A とは
企業理念 MISSION VISION 健康で持続可能な 地球での暮らしを実現する 5 空間の「微生物多様性」を高めて 循環の起点を生み出す 私たちは、人々の健康と地球環境の健全性を両立させることを目指し、その基盤 となる微 生 物 多 様 性 の 向 上 に 取り組んでいます。人 体 に は 約 38 兆 個 もの 私 た ち は 、地 球 と い う ひ と つ の 生 命 圏 の 中 で 生 き て い ま す 。現 代 の 微 生 物が 共 生しており、私 たちの 健 康に 深く関 与しています。自 然 環 境に 暮らしは、快 適 で 便 利である一方 で、必ずしも持 続 可能とはいえない 状 況 おいても、微生物は分解者として生態系の基盤を担い、地球規模の物質循環 にあります 。B I OTA は 、人 類 だけ でなく 、地 球 や 生 態 系 の 健 康にも責 任 を支える不可欠な存在です。BIOTA は空間の微生物多様性を高めることで、 を 持 ち 、未 来 に 向 け て 行 動 しま す 。 人と生態系の両方を豊かにする新たな循環の起点を生み出していきます。 1|BIOTA とは 6
BIOTAの姿勢 1 身 の 周 り の 現 象や状態に対して 自 ら の 感 覚 を 開き 些 細 な 違 和 感 や高揚感に気づく 2 小さな気づきに対して 理性と感性で真正面から向き合い 多面的に探求していく 3 社会に対する理想を描き 発酵現象のように深く優しく 社会に溶けこむ解決策を模索する 自分たちの活動によって 社会にどんな影響を与えるのか観察し さらなる気づきに繋げていく SCIENCE 社会へ 理性で 探求する 社会の 現 象・状 態 落とし込む FUSION 融合して 生み出す 違和感や高揚感に 気づく AR T 感性で 探求する 7 社会へ 投げかける 1|BIOTA とは 8
BIOTAメトリクス 研 究の成 果 B I O T A は こ れ ま で 、確 固 た る ビ ジ ョン を 軸 に 、多 様 な サ ー ビ スや プ ロ ダクト を 多 様 な コ ラ ボ レ ー タ ー と 共 に 創 り上 げ て き ま し た 。B I O T A メト リ ク ス は 、そ の インターン 生における 共 著・筆 頭 著 者率 公 開され た論 文 ビ ジ ョン 実 現 に 向 け た 行 動 や 価 値 を 可 視 化 す る 非 財 務 指 標 で す 。 (Preprint も含む) 14 報 都 市から集 めた 微 生物 サンプル 79 % 取 得したサンプル 数 271 メンバー の 専 門 性の 多様 性 検 出した 微 生物の 種 類 数 10,000 以上 ランドスケープ デザイン 研究 建築 ( 2 0 2 5 年 6 月時 点 ) 9 5 領域 プロダクトデザイン 調理 1|BIOTA とは 10
2 BIOTAの価値観
B I O T A の価 値 観 B I O T A で 働 く全 て の 人 た ち に 大 切 に し て ほ し い 価 値 観 が あ りま す 。私 た ち は 自 分 た ち が こ の 価 値 観 に 沿って 行 動 で き て い る か を 日 々 確 認 し 合 い な が ら 、 事 業 を 推 進してい きます 。 根底にある行動指針: BIOTA の 利 益 を考え行 動する 微 生物 や 生物 が 増える仕事 を選 ぶ 都 市にあるモノ・コトは すべて業 務 範 囲である 研究には向かうべき想いが必要であり 想いには支える知識が必要である 13 2|BIOTA の価値観 14
B I O T A の価 値 観 微 生物 や 生物 が 増える仕事 を選 ぶ 仕事を引き受ける際には、それが 生き物の「量」や「多様性」を本当に増やすものか 、 しっかりと考えてみてください 。たとえ緑 化であっても、 防 虫 剤 や 抗 菌 剤 の 使 用などに よって、生き物の数や多様性が 結果的に損なわれてしまう可能性が あります。私たちが 目 指しているの は 、 単 に「 生き物 が 存 在する空 間 」では ありません 。 「 生き物 が 自 然と 集まり、 相 互に 関 係し循 環が 生まれるハブとなる空 間 」です。B I O T A が 手が けるすべて の仕事が 、そのような豊か な生態系の循環を育む場の創出につながることを私たちは 何より大切にしています。 根底にある行動指針: BI OT A の 利 益を考え行 動する BIOTA に関わるすべてのメンバーは「BIOTA の利益を考え行動する」ことを行動指針 とします。たとえば、上司の意見に対して異なる見解がある場合、それを黙って受け入れる ことは、BIOTA の価値を損なう行為とみなされます。上司を喜ばせることよりも、BIOTA の成長と利益を守ることが 何より重要です。みなさんはそれぞれが 限られた チップ を 託されていると考えてください 。その チップ をどのプ ロジェクトや 判 断 に 賭 けるか は 、 あ な た 自 身 に 委 ねられ てい ます。大 切 な の は、最 善 を 尽くし、熟 慮 を 重 ね たうえで BIOTA にとって最も価値ある選択をすることです。私たちは、成果の大小や成否ではなく、 そのチップをいかに BIOTA の未来に活かそうとしたかを評価の基準とします。 15 2|BIOTA の価値観 16
B I O T A の価 値 観 研 究には 向かうべき想い が 必 要であり 想いには支える知識が 必要である BIOTAの基盤は、研究開発にあります。ただし、論文や学会での評価を目的とするのでは なく、私たちのビジョン(想い)に根ざした問いを立て、その答えを最先端の知識によって 追究する姿勢を重んじます。良い研究は、明確なビジョンから生まれます。そしてそのビジョン を現実にするには、確かな知識と技術の支えが欠かせません。社会のあらゆるサービスや プロダクトの背後には、地道な知識の積み重ねが 存在しています。私たちは、 「想い」と 「知識」が循環する仕組みを育みながら、持続可能な未来を形にしていきます。 都市に あるモノ・コトは すべて業 務 範 囲である B IOTA の事業構造 B I O T A は 、都 市におけるあらゆる要 素に 関 わることができます。都 市に あるモノ・コト ―― たとえば 食 品 、飲 料 、アート、公 共 空 間 、インフラ、建 築 など 、暮らしを 形 づくる すべてが B I O T A の 業 務 範 囲です。私 たちは 、これらの 要 素を通じて B I O T A の 思 想と 空 間創 文化 造 醸成 世 界 観 を 都 市 空 間 に 実 装してい きます 。都 市 に 微 生 物 との 共 生 文 化 を 根 付 か せ る ことが 、私 たちの 使 命です。 研究開発 自 社 研 究・開 発 17 2|BIOTA の価値観 18
19 KEEP GREEN HOUSE サンプリング調査 20
日本科学未来館 サンプリング調査 21 日本科学未来館 サンプリング調査 東京スクエアガーデン サンプリング調査 22
23 一条工務店群馬 外構植栽(写真:Akinori Tanaka) 24
都立 砧公園 外構植栽 25 watage 室内・外構植栽 ソウワ・ディライト「tiny tiny bookstore」空間設計提案・選書 26
ソウワ・ディライト「sona sauna」外構植栽 27 ルルルなビール コンセプトメイキング・空間デザインサポート(写真:竹沢佳紀) GOOD COFFEE FARMS 外構植栽・菌糸コンポスト製作(写真:黒部駿人) 28
29 日本科学未来館「セカイは微生物に満ちている」企画・監修 30
designart 2024「KinSci」展示 31 恵比寿ガーデンプレイス サッポロ広場 微生物観察ワークショップ Kaomai Estate 1955「MycoDaruma」展示 32
Snow Peak USA × FUTURE LIFE FACTORY 「Future Life with Noasobi」Skeleton leaf 展示 33 土田酒造 ×BIOTA× 発酵デパートメント「菌の見える木桶酒」 大阪関西万博 Panasonic パビリオン『ノモの国』菌糸ドーム 34