Raspberry PiでSqueeze Boxを作る

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May 16, 21

スライド概要

2019年5月18日に東海道らぐ横浜で発表した内容です。

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各ページのテキスト
1.

Raspberry PiでSqueeze Boxを作る 2019/5/18 東海道らぐ横浜の集い 2019春の巻 ばりっぴ

2.

自己紹介 • ハンドルネーム ばりっぴ • WindowsメインのUbuntuとRaspbianのゆるーいユーザー • https://barippi.com を運用中 • 最近ブログをlivedoor BlogからGithub Pagesに乗り換えた • 去年の9月に再就職しました

3.

ラズパイオーディオに目覚めた、が • 2018年の東海道らぐ横浜春で「そもそもいくらするんですか」という「右も左 も分かりません」的質問をしたRaspberry Pi(Model 3B+)を今年に入って買いま した • 一緒に買った3000円程度のDACを乗せて音楽を聴いたら「これはヤバイ」と感じ た(分かる人には分かるテキサスインスツルメンツのPCM5122チップが乗ってい た) • 最初はVolumio2などmpd主体のディストリビューションを試していたりしたが、 「mpdじゃ面白くないな」と思い似たようなのがないか調べた • 「Squeezelite」というパッケージをRaspbianで見つけて似たような物ができる ことを知る • 最終的にLogitech Media Serverと連携を取り自家製Squeeze Boxを作るに至る

4.

Squeeze Boxとは • Logitechから販売されていた、大雑把に言えばネットワークラジオチューナー • 日本では残念ながら発売されなかったため、日本では知る人ぞ知る存在に • Logitech Media Serverと連携することでmpdのようにお家の中にある音楽再生 もすることができる • Squeeze Boxを実現するソフトウェア自体はオープンソースなのでLinuxを初め とする様々なOS上でパッケージやソフトウェアバイナリとして頒布されている • 実は「pi CorePlayer」というSqueeze Liteを動かすのに特化したディストリ ビューションがあるが今回はRaspbianで汎用化させたかったため利用を見送っ た

5.

Squeeze Boxを使う利点・Raspbianで汎用化する利点 • RadikoやAudio Addict系(di.fmなど)のネットワークラジオがプラグインまたは https://mysqueezebox.com のAppsとして提供されている(これをmpdでやろうと するとめんどい) • 楽曲DBをマシンごとに持たなくていい(mpdの知見がないので設定次第かもしれ ないけど) • Raspbianで汎用化することでディストリビューションのバージョンアップごと にSDカードに焼き直すとかいう作業が不要になる • mpdと共存することも可能(Volumio2やmoodeOSでは逆にSqueezeliteがはいって たりするけど) • 専用ディストリビューションとの音質差は(私の耳では)判別不可能

6.

実際の構築手順について • 「LinuxサーバーとRaspberry Pi 3B+を使ってSqueezeBoxを作った話」という題 でQiitaに手順を書いたので見つけていただければと思います。おそらく https://qiita.com/barippi/ からいけます。 • Raspberry Pi上にLogitech Media Serverを入れるのはオススメしません。めん どうでも別マシンにたてましょう。

7.

苦労した点・所感 • mpdと比べると圧倒的に日本語の情報が少ない(radikoプラグインがあるにもか かわらず) • Systemd運用にするには日本語の情報が見つからず、英語を読まなければならな かった(簡易な英語で助かった) • Squeezeliteを使うにせよ、mpdを使うにせよ、ラズパイオーディオはコスパが 非常によいと感じた。廉価でハードウェアを売ってくださったり、ソフトウェ アをフリーウェアとして配布してくださっている皆さまに感謝!!