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December 11, 24
スライド概要
https://agile-hiyoko-club.connpass.com/event/339146/
好きなときに好きなことに対してコミットしています。月に40、50冊の本を分野に関係なく読んでいます。ソフトウェアエンジニアしてますが、たぶん知の探索が専門領域です。 https://after12am.carrd.co/ 過去スライド https://speakerdeck.com/after12am
スクラムマスターを任されたんだが もう俺は限界かもしれない “Breaking Limits, Changing the Game” 日経 IDチーム - Satoshi Okami
目次 ● 優秀な人材を採用し続けた影響 ● スクラムマスター就任時の壁(ファシリテーションの恐怖) ● ファシリテーションの苦手意識を克服する道のり ● ChatGPTを活用したファシリテーションの本質理解 ● チームと共に成長するための教訓 2
自分より優秀な人を採用し続けて 3
自分より優秀な人を採用し続けた結果 あれ、リードできる仕事なくね? 年々、俺の 価値、低下してね? (>_<) 4
自分より優秀な人を採用し続けた結果 ちょっ、まっ、そ、そんなことあるの!? (> _ < ) 5
自分より優秀な人を採用し続けた結果 チームが成熟し、貢献できる隙間仕事がない チームを変えようか・・? そんなエンディングを考えていた 6
同僚の育休に伴い、スクラムマスターを引き継ぐ スクラムイベント録 画しておけばよ かった 💦 対策しないと 暗礁に乗り上げる自 信しかない 😣 ファシリテーションが怖すぎて、 2 週間風邪を引いてしまう 7
恥も外聞も必要のない利点を活かして聞きまくる 8
結果、ファシリテーターとして、高評価を得た 9
司会として気をつけたこと ゴールを説明し、何を達成したら終 了となるのかを明確にし、会議に集 中してもらう 障害説明は、ポストモーテム前に記載可能なので事前に記載し ておく ● 会議の冒頭でゴールを共有 ● 同じ種別の会議でも、内容に応じて異なる時間配分を設定 ● 議論の視点を(括弧書き)で示す ● 会議参加者の声の調子に気を配り、言い淀んでいないかを確認 ● 「すごいっすね」「さすがっすね」とカジュアルにほめる ● 全員が発言するように、会議の構成を工夫する ● 事前に記入できる箇所は記入し、参加者が考えない時間を作らないよ 事前に記入して、ポストモーテムでは確認だけ で素早く終わらせる。 再発防止策は、障害対応中に話題に上がることはよくあるた め、「問いかけ文」として記載しておく。 タイムボックスは、毎回異なって当然。 1時間の枠で振り分ける。 担当者を記載して、全員に発言の機 会を与える。 うにする ● 会議で利用する資料は、ブラウザのタブの「グループ化」機能を活用し 議論の視点を記載し、回答しやすくす ることで、無言の時間をなくす工夫を する。 て事前に開いておく 会議は改善策とインシデント対応フローの改 善の議論に多くの時間を割く。 注釈は、障害対応時の状況に応じて 更新できると良い。 Issue の起票やアクションの実施は、 会議後に行う。 10
ファシリテーションの極意 参加者が考えない時間ゼロを目指して準備すること 会議の質は 99%の準備と 1%の司会進行力で決まる 11
参加者の考えない時間ゼロを目指した準備の結果 Pros ● Cons 1日がかりのプランニングを1時間ごと 休憩できるようになった ● 会議の休憩時間に、1年ぶりに雑談が 生まれた ● 12人が参加するデイリースクラムが 10分で完了するようになった ● 1on1で、メンバーの生産性が向上し たとの報告を上司から受けた 一時的に残業は増えるが、型が決まれば徐々に減少するはずだ 12
ミッション 『会議の 参加者が考えない時間ゼロ』 を目指して、生産性を最大化させろ 13
まだ俺は頑張れるかもしれない 14
仲間募集 “社員の成果を正しく評価するためにジョブディスクリプションやエンジニアリング マネージャー職を導入しています。大企業として、成果を正しく評価し、安心と安 定を提供しています。一緒に働いてみませんか?” 15
発表者紹介 2019年7月、日本経済新聞社にソフトウェアエンジニアとして入社。日経IDチームに所 属し、エンジニアとして活躍する傍ら、チーム内での学びをプラクティスとして共有する活 動に取り組んでいる。好きな言葉は「まだ俺は頑張れるかもしれない」。 ポートフォリオサイト https://after12am.carrd.co/ 16