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July 08, 23
スライド概要
Twitterにて行ってきた自著論文の紹介をまとめています。
Twitter アカウント:https://twitter.com/Yu_Ogihara
青山学院大学 教育人間科学部 心理学科 個人ウェブサイト:https://sites.google.com/site/yujiogiharaweb/home Google Scholar:https://scholar.google.co.jp/citations?user=QOX4MokAAAAJ&hl=ja&oi=ao
【論文紹介】 Twitter まとめ 青山学院大学 荻原祐二
Twitter まとめ • Twitterにて行ってきた自著論文の紹介を まとめています – Twitter アカウント: https://twitter.com/Yu_Ogihara – 各スライド右下の Twitter からオリジナルの ツイートに移動することができます
目次 1 • 荻原(2024, 科学・技術研究) スライド Twitter • Ogihara (2024, Scientific Data) スライド Twitter • 荻原(2023b, 科学・技術研究) スライド Twitter • Ogihara (2023b, F1000Research) スライド Twitter • 荻原(2023a, 科学・技術研究) スライド Twitter • Ogihara (2023a, F1000Research) スライド Twitter • 荻原(2023, 日本語学)スライド Twitter • 荻原(2023, 人間環境学研究) スライド Twitter • Ogihara (2023, CRBS) スライド Twitter
目次 2 • 荻原(2022, 人文×社会)スライド Twitter • Ogihara (2022, F1000Research) スライド Twitter • Ogihara & Ito (2022, CRESP) スライド Twitter • Ogihara (2017, Frontiers in Psychology) スライ ド Twitter • Ogihara (2016, LEBS) スライド Twitter • 荻原(2015, 人間環境学研究)スライド Twitter
荻原(2024, 科学・技術研究) バーチャルYouTuberの名前(VTuber名)と人間の 名前(人名)の比較を行いながら、VTuber名の特徴 を検討した論文が公開されました。 特に、人名には様々な制約・制限があるが、それ がVTuber名には適用されないために生じる違いに ついて整理しました。 オープンアクセス https://doi.org/10.11425/sst.13.65 Twitter
荻原(2024, 科学・技術研究) VTuber名には、人名を決める際に適用される 制約・制限がなく、より自由度の高い名づけ・ 命名を行うことが可能である。 1. 使用できる文字の種類に制限がない 2. 使用できる漢字の種類に制限がない 3. 自分で自分の名を決めることが可能(名の決定 権あり) 4. 姓も決めることが可能(姓の決定権あり) Twitter
荻原(2024, 科学・技術研究) 人間には与えられない名前を与えることで、人間と の違いを強調したり、エゴサーチの効率を高める ことも可能と考えられます。 同時に、VTuber名と人名の違いを検討することに よって、いかに人間の名づけ・命名に制約・制限が あるかも示しました。 VTuber名を検討する意義についてもまとめていま す。 Twitter
Ogihara(2024, Scientific Data) 日本の三大全国紙(読売・朝日・毎日新聞)のデー タベースに収録された、1872~2021年までの150年 間における、各年の記事数を報告した論文が公開 されました。 全記事数の検索方法を説明し、相対頻度の算出 を可能にすることで、多くの学術領域に貢献します。 オープンアクセス https://doi.org/10.1038/s41597024-03245-9 Twitter
Ogihara(2024, Scientific Data) 新聞は多くの学術領域で分析されてきましたが、 絶対頻度(数)を検討するだけでは不十分で あり、相対頻度(全記事に占める割合)も検討 する必要があります。 検索時にターゲット語を指定せず、空欄で検索 を行うことで、指定条件における収録記事数が 分かります(手法の妥当性は各新聞社に確認 済み)。 Twitter
Ogihara(2024, Scientific Data) データはこちら ( https://doi.org/10.17605/OSF.IO/F8SH3 )で 公開しています。 Twitter
荻原(2023b, 科学・技術研究) 2023年に成立した改正戸籍法が、名づけ・命名に与える 影響について議論した論文が公開されました。 概要をまとめつつ、個性的な名前の出現頻度に与える 影響を整理しました。 執筆時点の情報によれば、その出現頻度に大きな影響 は与えないと予測されます。 オープンアクセス https://doi.org/10.11425/sst.12.121 Twitter
荻原(2023b, 科学・技術研究) こちらの論文出版後に出た新しい情報として、以下が あります。 「戸籍に氏名の振り仮名が記載されます」 法務省民事局(令和6年1月) https://moj.go.jp/MINJI/minji04_00057.html この時点では、令和7年(2025年)5月頃施行予定との こと。 他にも重要な情報が数多く書かれています。 Twitter
Ogihara (2023b, F1000Research) 中国における名前の経時的変化について議論した論文が公開され ました。 先行研究を基に ・1970年代から個性的な名前が増えている可能性 ・単一の横断調査から名前の経時的変化を検討することの難しさ ・名前の文字数の変化 などについて議論しています。 オープンアクセス https://doi.org/10.12688/f1000research.131990.2 Twitter
荻原(2023a, 科学・技術研究) キラキラネームの定義と表記を検討した論文が公開さ れました。 2000年以降の「現代用語の基礎知識」を分析しました。 広義である「頻度が低い名前」に加えて、狭義を構成す る「伝統から逸脱した名前」と「読むことが難しい名前」の 要素を備えていました。 オープンアクセス https://doi.org/10.11425/sst.12.67 Twitter
Ogihara (2023a, F1000Research) 中国文化の個人主義化を示した論文が公開されました。 個人主義傾向を示す代表的指標である離婚率と家族 サイズの経時的変化を分析しました。 離婚率は増加し(1978~2017年)、家族サイズは減少して おり(1953~2017年)、個人主義傾向は増加していました。 オープンアクセス https://doi.org/10.12688/f1000research.128448.3 Twitter
荻原(2023, 日本語学) 人名の読み方に関する実証研究を概観した論文が公開されました。 以下の4点についてまとめています。 ・ 名前を正しく読むことの難しさとその理由 ・ 近年の個性的な名前の特徴とその類型 ・ 個性的な名前の増加 ・ キラキラネームとは何か オープンアクセス https://researchgate.net/publication/371159640_renmingnodumifang tosonobuquedingxingshizhengyanjiunogaiguan_Reading_of_names_an d_its_uncertainty_A_review_of_empirical_studies Twitter
荻原(2023, 日本語学) 本稿は、出版社より特別な許可を得て、公開 しています。 掲載誌:日本語学 2023年6月号 ( https://meijishoin.co.jp/book/b622515.html ) Twitter
荻原(2023, 人間環境学研究) 新聞と学術文献における、「キラキラネーム」表記の種 類と使用頻度を分析した論文が公開されました。 「キラキラネーム」が類似表記の中で最も用いられて いた。 新聞では、否定的なニュアンスを持ち得る「DQNネー ム」と類似表記は用いられていなかった。 オープンアクセス https://doi.org/10.4189/shes.21.33 Twitter
Ogihara (2023, CRBS) 人気のある新生児の名前の割合と、個人主義傾向の 国レベルの関連を検討した論文が公開されました。 個人主義傾向が高い国程、人気のある名前を与える 傾向が低いことが示されました。 名前指標の妥当性について議論しています。 オープンアクセス https://doi.org/10.1016/j.crbeha.2022.100094 Twitter
荻原(2022, 人文×社会) 名前を正しく読むことが難しい理由について 簡潔にまとめた 論文が公開されました 少なくとも2つ 1. 漢字の読みが分からない 2. 可能な読みが複数あり、どれが正しい読みか分からない 音読み・訓読みに加えて、名乗りや個性的な読みについても 概説しました オープンアクセス https://doi.org/10.50942/jinbunxshakai.2.8_1 Twitter
Ogihara (2022, F1000Research) 名前指標を研究で用いる際の注意点について 説明した論文が公開されました。 内モンゴル自治区における漢民族とモンゴル民族 の名前を比較した研究にコメントしながら、 1) 生まれた年を統制すること 2) 集団レベルの指標と見なすこと について議論しました。 オープンアクセス https://doi.org/10.12688/f1000research.76837.1 Twitter
Ogihara (2022, F1000Research) 日本の名前と中国の名前の比較については、 以下の論文をご覧下さい。 https://twitter.com/Yu_Ogihara/status/1310879 388464852993 Twitter
Ogihara & Ito (2022, CRESP) 1979年から2018年に生まれた新生児の名前を分析した 論文が公開されました。 地方自治体の広報誌に掲載された新生児の名前を 収集し、40年間の変化を分析しました。 個性的な名前の割合は増加しており、個性追求傾向・ 個人主義傾向の増加が示されました。 オープンアクセス https://doi.org/10.1016/j.cresp.2022.100046 Twitter
Ogihara & Ito (2022, CRESP) 広義で個性的な珍しい名前を意味する「キラ キラネーム」という言葉が、2010年頃から一般 的にも広く使用されるようになりました。 しかし、それよりもずっと以前から、個性的な 名前は増加していることが分かりました。 個性的な名前の増加は、少なくとも40年前から 見られる現象であると考えられます。 Twitter
Ogihara & Ito (2022, CRESP) さらに、先行研究 ( https://doi.org/10.3389/fpsyg.2015.01490 https://doi.org/10.1016/j.crbeha.2021.100056 https://doi.org/10.1017/exp.2021.27 )で報告 されていた以下の現象が、先行研究とは異なる データにおいても、再度確認されました。 2000年代以降、個性的な名前が増加 女児において、男児よりも個性的な名前の増加 スピードが早い Twitter
Ogihara (2017, Frontiers in Psychology) 日本文化の個人主義化とその心理的帰結を 概観した論文が公開されました http://journal.frontiersin.org/article/10.3389/fp syg.2017.00695/full。様々な側面で個人主義化 が進む一方、集団主義的な側面も維持されて いるため、対人関係が希薄化し、幸福感が 低下している可能性について議論しています。 オープンアクセスです。 Twitter
Ogihara (2016, LEBS) 日本の小学生から60代の成人における自尊心の 年齢差を検討した論文が公開されています。 日本全国から収集された代表性の高いデータを 分析した所、自尊心は小学生で高く、中学・高校生 で低く、その後60代の成人まで高く維持されていま した。 オープンアクセス https://doi.org/10.5178/lebs.2016.48 Twitter
荻原(2015, 人間環境学研究) 近年の日本における個性的な名前の特徴と その類型をまとめた論文が公開されました (https://jstage.jst.go.jp/article/shes/13/2/13_1 77/_article/-char/ja/)。逸話的に語られる非常 に個性的な名前ではなく、実在する個性的な 名前の特徴を記述し類型化しています。オープ ンアクセスですので、どなたでもお読みいただ けます。 Twitter
注意 • こちらのファイルとTwitterの間に差異がある 場合は、 Twitterの情報を優先してください。 • 最終更新:2024/7/7 – アップロード:2023/7/8