利用頻度を減らしたいプロダクトの モバイルアプリ体験を考える の話を詰めていったら実はニュアンスが違った話
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August 05, 24
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ウェルスナビ株式会社 技術広報チームの公式アカウントです。
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利⽤頻度を減らしたいプロダクトの モバイルアプリ体験を考える の話を詰めていったら実はニュアンスが違った話 北原 幹也 2024-08-01 FinTechプロダクトデザインのミートアップ 1
⾃⼰紹介 北原 幹也（Kitahara Mikiya） ウェルスナビ株式会社 フロントエンド開発モバイルアプリ開発 ディレクター 経歴 ● 2023年7⽉⼊社：1年 (⾦融業界未経験) ● モバイルアプリ開発チーム：チーム責任者(EM) ● 新規事業：テックリード 入社理由 ● “働く世代に豊かさを” というミッションの実現 2 @2024 WealthNavi Inc.
0. 本⽇お話すること 3 @2024 WealthNavi Inc.
テーマを変更した件について ● 「利⽤頻度を減らしたいプロダクトのモバイルアプリ体験を考える」というテーマで 登壇内容を準備していました。 4 @2024 WealthNavi Inc.
テーマを変更した件について ● 「利⽤頻度を減らしたいプロダクトのモバイルアプリ体験を考える」というテーマで 登壇内容を準備していました。 ● しかしながら、内容を詰めていくうちに「利⽤頻度を減らしたいわけではないのでは？」 となり、急遽登壇内容を変更することになってしまいました ● 本⽇はテーマの変更に⾄った経緯と、どのように変わったのか？のお話を させていただきます 5 @2024 WealthNavi Inc.
アジェンダ 1. ウェルスナビについて 2. 顧客の課題とミッションの関係性 3. 筆者の考えと上長の問い 4. 提供しているサービス体験と一つの顧客行動 5. 本来提供したい体験とその目標 6. 筆者の考えをアンラーン 7. まとめ 6 @2024 WealthNavi Inc.
1. ウェルスナビについて 7 @2024 WealthNavi Inc.
ウェルスナビについて 8 @2024 WealthNavi Inc.
ミッション 9 @2024 WealthNavi Inc.
どう提供するか 〜 従来の資産運⽤プロセスを簡単に 誰もが資産運⽤ができるサービス 10 @2024 WealthNavi Inc.
私がモバイルアプリで提供したい体験 ⼈⽣を豊かにするために「将来のお⾦のこと」を考える時間を減らし、好きなことに集中してもらいたい ‧毎⽉の積⽴設定を⾏ったらあとは放置してもらう体験を提供したい ‧安⼼してお⾦を預けられるアプリを提供したい 資産運⽤だけでなく、お⾦を使うことについても考えてもらいたい ‧100万円などのキリが良い⾦額になると、減らしたくないという⼼理が働いてしまう ‧⼈⽣を豊かにするために、必要なときには正しくお⾦を使う体験を提供したい 預⾦と資産運⽤が当たり前に⾏える世界を⽬指したい ‧⽇本全体が将来に向けて資産運⽤を⾏う⽅向に進んでいる (⾼等学校でも⾦融教育が必修になっている) ‧アカウントや⼝座開設が当たり前に⾏える体験を提供したい 11 @2024 WealthNavi Inc.
私がモバイルアプリで提供したい体験 ⼈⽣を豊かにするために「将来のお⾦のこと」を考える時間を減らし、好きなことに集中してもらいたい ‧毎⽉の積⽴設定を⾏ったらあとは放置してもらう体験を提供したい 考える時間を減らす ‧安⼼してお⾦を預けられるアプリを提供したい = 放置 資産運⽤だけでなく、お⾦を使うことについても考えてもらいたい と考えてしまった ‧100万円などのキリが良い⾦額になると、減らしたくないという⼼理が働いてしまう ‧⼈⽣を豊かにするために、必要なときには正しくお⾦を使う体験を提供したい 預⾦と資産運⽤が当たり前に⾏える世界を⽬指したい ‧⽇本全体が将来に向けて資産運⽤を⾏う⽅向に進んでいる (⾼等学校でも⾦融教育が必修になっている) ‧アカウントや⼝座開設が当たり前に⾏える体験を提供したい 12 @2024 WealthNavi Inc.
2. 顧客の課題とミッションの関係性 13 @2024 WealthNavi Inc.
顧客の課題とミッションの関係 将来の資産の不安 ユーザー 14 @2024 WealthNavi Inc.
顧客の課題とミッションの関係 資産に関しての 不安を軽減 将来の資産の不安 ユーザー ウェルスナビ サービスを提供 会社 15 @2024 WealthNavi Inc.
顧客の課題とミッションの関係 資産に関しての 不安を軽減 将来の資産の不安 資産に関して考える時間 を減らし⼈⽣を楽しむ ユーザー ミッション達成 を⽬指す ウェルスナビ サービスを提供 働く世代に豊かさを 会社 16 @2024 WealthNavi Inc.
3. 筆者の考えと上⻑の問い 17 @2024 WealthNavi Inc.
筆者の考え 将来の不安ついて考える 時間を減らしたい 資産に関しての 不安を軽減 将来の資産の不安 資産に関して考える時間 を減らし⼈⽣を楽しむ ユーザー ウェルスナビ サービスを提供 働く世代に豊かさを 会社 18 @2024 WealthNavi Inc.
筆者の考え 将来の資産の不安 将来の不安ついて考える 時間を減らしたい ⼀つの観点として、 サービスの利⽤頻度を 減らしたい 資産に関しての 不安を軽減 資産に関して考える時間 を減らし⼈⽣を楽しむ ユーザー ウェルスナビ サービスを提供 働く世代に豊かさを 会社 19 @2024 WealthNavi Inc.
上⻑からの問い 将来の不安ついて考える 時間を減らしたい 資産に関しての 不安を軽減 将来の資産の不安 本当に将来の不安を考える 時間を減らしたいのか？ 資産に関して考える時間 を減らし⼈⽣を楽しむ ユーザー ウェルスナビ サービスを提供 働く世代に豊かさを 会社 20 @2024 WealthNavi Inc.
上⻑からの問い 将来の不安ついて考える その結果が本当に 「サービス利⽤頻度を減らす」なのか？ 時間を減らしたい 資産に関しての 不安を軽減 将来の資産の不安 ⼀つの観点として、 サービスの利⽤頻度を 減らしたい 資産に関して考える時間 を減らし⼈⽣を楽しむ ユーザー ウェルスナビ サービスを提供 働く世代に豊かさを 会社 21 @2024 WealthNavi Inc.
4. 提供しているサービス体験と⼀つの顧客⾏動 22 @2024 WealthNavi Inc.
サービス体験 〜 ⼊⾦フロー いつでも⼊⾦、コツコツ積⽴して、資産運⽤を⾃動で⾏うしくみ アカウント 登録 ⼝座開設 ⼊⾦ ログイン 状況確認 積⽴ 情報取得 出⾦ 終了 23 @2024 WealthNavi Inc.
サービス体験 〜 運⽤状況をみる 資産運⽤の状況を簡単にみることができる アカウント 登録 ⼝座開設 ⼊⾦ ログイン 状況確認 積⽴ 情報取得 出⾦ 終了 24 @2024 WealthNavi Inc.
サービス体験 〜 出⾦フロー 必要なときに簡単に出⾦できるようにする アカウント 登録 ⼝座開設 ⼊⾦ ログイン 状況確認 積⽴ 情報取得 出⾦ 終了 25 @2024 WealthNavi Inc.
サービス体験 幅広いニーズに対応できるように 「⼊⾦」「出⾦」「運⽤状況確認」という⽬的をスムーズにできることを⽬指す アカウント 登録 ⼝座開設 ⼊⾦ ログイン 状況確認 積⽴ 情報取得 出⾦ 終了 26 @2024 WealthNavi Inc.
スムーズにするほど、発⽣するであろう⼀つの顧客⾏動 ‧ 運⽤状況について毎⽇⾒るようになる 27 @2024 WealthNavi Inc.
スムーズにするほど、発⽣するであろう⼀つの顧客⾏動 ‧ 運⽤状況について毎⽇⾒るようになる ‧ 短期的な相場に⼀喜⼀憂してしまう時間が増える 28 @2024 WealthNavi Inc.
スムーズにするほど、発⽣するであろう⼀つの顧客⾏動 ‧ 運⽤状況について毎⽇⾒るようになる ‧ 短期的な相場に⼀喜⼀憂してしまう時間が増える ‧ ⼀時的な価格変動で不安にさせてしまうことがある 29 @2024 WealthNavi Inc.
スムーズにするほど、発⽣するであろう⼀つの顧客⾏動 資産運⽤を⾏い将来の不安について軽減して もらいたいのに、逆に不安にさせてしまうことがある ‧ 運⽤状況について毎⽇⾒るようになる ‧ 短期的な相場に⼀喜⼀憂してしまう時間が増える ‧ ⼀時的な価格変動で不安にさせてしまうことがある 30 @2024 WealthNavi Inc.
5. 本来提供したい体験とその⽬標 31 @2024 WealthNavi Inc.
提供したい体験 ■ さまざまなニーズに合わせて、簡単に⽬的を達成できるようなサービス体験 ‧顧客のやりたいことが直感的ですぐに対応できる ‧資産運⽤⾃体をもっと⾝近なものにする 32 @2024 WealthNavi Inc.
提供したい体験 ■ さまざまなニーズに合わせて、簡単に⽬的を達成できるようなサービス体験 ‧顧客のやりたいことが直感的ですぐに対応できる ‧資産運⽤⾃体をもっと⾝近なものにする ■ 「⻑期‧分散‧積⽴」の資産運⽤による⽬標達成 ‧顧客の⽬標達成のために、10年から30年後を⾒越して資産運⽤を⾏っていける体験 ‧⽇々の短期的な運⽤状況に⼀喜⼀憂することなく⻑期的な⽬標を達成してもらう 33 @2024 WealthNavi Inc.
6. 筆者の考えをアンラーン 34 @2024 WealthNavi Inc.
筆者の考え (再掲) 将来の資産の不安 将来の不安ついて考える 時間を減らしたい ⼀つの観点として、 サービスの利⽤頻度を 減らしたい 資産に関しての 不安を軽減 資産に関して考える時間 を減らし⼈⽣を楽しむ ユーザー ウェルスナビ サービスを提供 働く世代に豊かさを 会社 35 @2024 WealthNavi Inc.
筆者の考え (アンラーンした結果) 顧客の⻑期的な⽬標を 達成するサポートにより 資産に関しての 不安を軽減 将来の資産の不安 資産に関して考える時間 を減らし⼈⽣を楽しむ ユーザー ウェルスナビ サービスを提供 働く世代に豊かさを 会社 36 @2024 WealthNavi Inc.
筆者の考え (アンラーンした結果) ⻑期的な⽬標達成のために運⽤設定をしたら ⼀度忘れてしまうくらいでも良いという考え 顧客の⻑期的な⽬標を 達成するサポートにより 資産に関しての 不安を軽減 将来の資産の不安 資産に関して考える時間 を減らし⼈⽣を楽しむ ユーザー ウェルスナビ サービスを提供 働く世代に豊かさを 会社 37 @2024 WealthNavi Inc.
7. まとめ 38 @2024 WealthNavi Inc.
発表のまとめ ‧「利⽤頻度を減らしたい」というテーマで話そうとしていました。 ‧実際には、「⽬標達成のために⼀度忘れても良い」という考え⽅でした。 ‧必要なときにスムーズに利⽤できるサービス体験を提供することは引き続き重要です。 ‧この登壇を通じて上⻑と話し、⾃分の考えを⾒直す機会を得られました。 39 @2024 WealthNavi Inc.
発表のまとめ ‧「利⽤頻度を減らしたい」というテーマで話そうとしていました。 ‧実際には、「⽬標達成のために⼀度忘れても良い」という考え⽅でした。 ‧必要なときにスムーズに利⽤できるサービス体験を提供することは引き続き重要です。 ‧この登壇を通じて上⻑と話し、⾃分の考えを⾒直す機会を得られました。 資産運⽤をもっと⼿軽に利⽤できるよう、どのようなプロダクト体験になればよいのか？ 顧客の⻑期的⽬標を達成するために、顧客とどう寄り添いサポートしていくか？ 私⾃⾝が学んだことをアウトプットして、得られたものをアンラーンしていきます 40 @2024 WealthNavi Inc.
ご清聴ありがとうございました 41 @2024 WealthNavi Inc.
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Appendix.Ⅱ 定期的にWealthNavi開発（技術‧組織）に関する情報を発信しています。 開発者ブログ 技術広報に関する お問い合わせ先 https://zenn.dev/p/wn_engineering ● ● ウェルスナビ技術広報チーム（[email protected]） 44 @2024 WealthNavi Inc.