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August 02, 26
スライド概要
2026/8/2開催。
試験の新制度の話や、基本情報の科目BをPythonで学ぶ話など。
ITパスポート 基本情報技術者試験 応用情報技術者試験 ゆるっと持ち寄り勉強会 2026年8月2日 システムエンジニア友の会
本日のアジェンダ 1. はじめに:この勉強会の目的 2. 今年の試験の注意点/試験区分の大幅見直し 3. 近況&持ち寄り会 4. 持ちネタ:Python × 科目B(AIでコードを書いて理解) 5. 次回予告 システムエンジニア友の会 2026/8/2 2
はじめに:この勉強会の目的 ITパスポート、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験に関する情報共有 勉強方法や攻略法について意見交換 試験に関する疑問や悩みの解消 いろんな属性の参加者とのコミュニケーション モチベーション維持 システムエンジニア友の会 2026/8/2 3
今年の試験の注意点 2026年8月時点の最新情報 (IPA 公式発表ベース) ★7/6 に令和8年度の CBT 日程が確定(7/30 更新) 応用情報 / 高度 / 支援士 … 令和8年度から CBT 方式へ移行、日程が確定 前期・応用情報:申込 10/6〜11/7/科目A 10/28〜11/10/科目B 11/24〜12/6 後期・応用情報:申込 2027/1/27〜2/16/科目A 2/6〜2/19/科目B 3/3〜3/15(高度・支援士は別日程) 「午前」→科目A・「午後」→科目B に名称変更。申込は前期/後期 各1回のみ、科目A・科目Bを同時に予約 ITパスポート / 基本情報 / 情報セキュマネ(通年CBT) 2026年12/28以降に休止予定。2027年1月以降の実施は2026年秋頃に案内とのアナウンス 区分自体は2027年度以降も存続するが、現行シラバスで受けるなら年内がラストチャンス 最近のトピック 2027年度〜の新試験のサンプル問題(6/22 データマネジメント)とシラバス案(6/30〜)が公開開始 → 次ページ 出典:IPA 令和8年度 申込受付期間・試験実施期間/通年試験(2026年8月時点) システムエンジニア友の会 2026/8/2 4
【トピック】2027年度〜 試験区分の大幅見直し(案) DX・AI時代の「スキルベースの人材育成」へ。応用情報+高度試験を再編し、データ系を新設。※現時点は検討中の「案」 そのまま存続(内容は刷新) ITパスポート 情報セキュリティマネジメント 基本情報技術者 情報処理安全確保支援士 新設・統合再編 データマネジメント試験(仮称) AI活用に必要なデータ整備・管理スキルを評価。ITパスポートの次の ステップに位置づけ プロフェッショナルデジタルスキル試験(仮称) 「マネジメント/データ・AI/システム」の3領域。現行の応用情報+ 高度試験を大括り化して統合 → 全区分が全面CBT化・筆記廃止の方向 → ITパス等は出題分野を「ビジネス/テクノロジ/セキュリティ・倫理」の3分野 に再編 2026年夏の動き:中身が少しずつ見えてきた。サンプル問題=6/22 にデータマネジメント試験の科目A・科目Bを初公開/シラバス案=6/30 公開、7/31 更新でプロフェッショナ ルデジタルスキル(マネジメント・システム)が Ver.0.2 に。夏頃までに一通り出そろう予定 スケジュール(案):2027年度 春〜 ITパス・情報セキュマネ・基本情報/夏〜秋 データマネジメント・プロフェッショナル・支援士 システムエンジニア友の会 │ 出典:IPA プレス発表(2026/3/31)、サンプル問題/シラバス案 2026/8/2 5
新試験の「中身」を読むなら、この6本 IPA が公開済みのサンプル問題・シラバス案・出題範囲案(2026年8月時点)。文書名がそのまま PDF へのリンク 文書名(クリックで PDF) 概要 データマネジメント試験(仮称) 科目A サンプル問題 2026/6/22 公開・4ページ。新試験で唯一、問題が公開された区分。ビジネス寄りの多肢選択 データマネジメント試験(仮称) 科目B サンプル問題 同日公開・7ページ。長文シナリオ型。新しい出題形式のイメージが一番つかめる プロフェッショナルデジタルスキル (マネジメント)シラバス案 Ver.0.2 6/30 公開・7/31 更新で23ページ。専門知識(科目A-2)の出題範囲が追加された版 プロフェッショナルデジタルスキル (システム)シラバス案 Ver.0.2 同 25ページ。現行の応用情報+高度(システム系)の受け皿になる範囲 新試験 出題範囲 改定案 2026/3/31 公表・22ページ。全区分の出題範囲(案)。まずは全体像をここで 出題範囲 新旧対照表 同 1ページ。現行区分 → 新区分の対応が1枚で分かる早見表 ※ 6本とも本資料と同じフォルダの「新試験制度_資料」にダウンロード済み(README.md 付き)。ITパスポート・基本情報のシラバス案/サンプル問題はまだ準備中で、2026年度夏頃に一通り出そろう予定 システムエンジニア友の会 2026/8/2 6
持ち寄り会 自己紹介、持ち寄りネタ(ある方) システムエンジニア友の会 2026/8/2 7
自己紹介(軽く) お名前 :Quatrex お仕事 :基盤PM 住んでる都道府県 :神奈川県 近況: 某金融業のサイト構築案件はカットオーバー直前、移行作業の真っ最中 別案件のゼロトラスト(端末管理)も継続中 最近は出張多め(ここだけの話、けっこう楽しい) システムエンジニア友の会 2026/8/2 8
持ちネタ:Python で「科目B」を攻略する 科目Bは擬似言語のアルゴリズムが中心(全20問中16問)。プログラミング未経験だとコードの動きが頭で追えない そこで擬似言語 → Python に書き換えて実際に動かすと一気に腹落ちする 変数の中身・ループの回り方・配列の添字を「目で見て」確認できる Python は擬似言語に近く、環境構築も軽い(ブラウザだけでも動く) AI にコードを書かせて、コメント付きで解説させると読むより速い プロンプト例:「この擬似言語を Python にして、1行ずつ何をしているか説明して」 システムエンジニア友の会 2026/8/2 9
擬似言語 ⇔ Python 対応表(1/2)宣言・制御構造 出典:IPA 試験要綱 Ver.5.1 別紙2(基本情報技術者試験,応用情報技術者試験用)の記述形式 擬似言語(IPA の記述形式) Python メモ 手続・関数の宣言 def fee(age): ○ が宣言記号。先頭に戻り値の型が付く 変数・配列の宣言 a = [1, 2, 3] 型宣言は不要。配列リテラルは { } → [ ] 代入 と 比較 x = 1 | x == 1 ← が代入、= は等価比較 選択処理 if 条件1: | elif 条件2: else: endif は不要。ブロックはインデントで表す 前判定繰返し while 条件: そのまま対応する 後判定繰返し do … while (条件式) while True: … if not 条件: break Python に後判定ループは無い。末尾で break して抜ける 繰返し(回数指定) for i in range(1, n + 1): 「n まで」は n を含む → n + 1 ○整数型: fee(整数型: age) 整数型: i, j 整数型の配列: a ← {1, 2, 3} x ← 1|x = 1 if (条件式1) | elseif (条件式2) else | endif while (条件式) … endwhile for (i を 1 から n まで 1 ずつ増やす) … endfor システムエンジニア友の会 2026/8/2 10
擬似言語 ⇔ Python 対応表(2/2)配列・演算子
擬似言語(IPA の記述形式)
Python
メモ
配列へのアクセス
array[0] | matrix[i][j]
添字も書式も違う(下のハマりどころ)
要素数・行数
len(array) | len(matrix)
列数は len(matrix[0])
演算子
% | a // b | != <= >=
「の商」=切り捨て除算。and or not は同じ綴り
定数・注釈
True | False | None
# …
擬似言語の論理定数は小文字、Python は大文字始まり
大域変数
モジュール変数
(関数内で代入するなら global g)
サンプル問題ではリスト操作の問で登場
array[1] | matrix[i, j]
arrayの要素数 | matrixの行数
mod | a ÷ b の商 | ≠ ≦ ≧
true | false | 未定義の値
/* … */ | // …
大域: 整数型: g ← 0
ハマりどころ 3つ
① 添字のズレ:擬似言語の要素番号が1から始まるのは問題文に「配列の要素番号は1から始まる」と注記されるからで、記述形式そのものの規定ではない。毎回問題文で要確認。Python
は 0 から
② 二次元配列:擬似言語は matrix[i, j](行番号, 列番号をカンマ区切り)。Python は matrix[i][j]。リテラルも {{3, 0}, {0, 2}} → [[3, 0], [0, 2]]
③ 代入と比較がねじれる:← が代入・= が比較 → Python は = と ==。トレース中に取り違えやすい
システムエンジニア友の会
2026/8/2
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当日の進め方(デモ) IPA 公開の科目B サンプル問題を1問選び、擬似言語 → Python 変換 → 実行トレースで理解する流れを実演。 手順 ① 科目B の公開サンプル問題を1問ピックアップ ② 擬似言語を Python に書き換え(AI に下書きさせてもOK) ③ print で変数の変化を追いながら実行 → トレース表と突き合わせ ④ なぜその答えになるかを言語化。ハマりどころ(配列の1↔0オリジン等)を共有 システムエンジニア友の会 2026/8/2 12
実演:科目B サンプル問題 問2(配列を逆順にする) 整数型の配列 array の要素の並びを逆順にする問題。問題文に「ここで,配列の要素番号は1から始まる」と注記あり(空欄 a・b は正解の選択肢を補って完成させた形) 書き換え前:擬似言語 整数型の配列: array ← {1, 2, 3, 4, 5} 整数型: right, left 書き換え後:Python array = [1, 2, 3, 4, 5] n = len(array) # arrayの要素数 for left in range(n // 2): # 0 始まりで数える 整数型: tmp for (left を 1 から (arrayの要素数 ÷ 2 の商) まで 1 ずつ増やす) right ← arrayの要素数 - left + 1 right = n - 1 - left tmp = array[right] tmp ← array[right] array[right] = array[left] array[right] ← array[left] array[left] = tmp array[left] ← tmp endfor print(f"left={left} right={right} {array}") print("結果:", array) Python 側は割り切って 0 始まりで書くのがラク。for は range(n // 2)、右端は right = n - 1 - left。添字のズレはこの2行だけで吸収でき、あとは擬似言語と1対1で追える。print を1行足し ておくと、そのままトレース表になる。 出典:IPA 基本情報技術者試験 科目B サンプル問題 問2 システムエンジニア友の会 2026/8/2 13
実行結果:出力がそのままトレース表になる 出力例 > python reverse_array.py left=0 right=4 [5, 2, 3, 4, 1] left=1 right=3 [5, 4, 3, 2, 1] 結果: [5, 4, 3, 2, 1] トレース表(ループ2回で完了) 回 left right 入れ替え array 1回目 0 4 array[0] ⇔ array[4] [5, 2, 3, 4, 1] 2回目 1 3 array[1] ⇔ array[3] [5, 4, 3, 2, 1] 読み取りポイント ・ループは n // 2 = 2 回で終わる(擬似言語の「要素数 ÷ 2 の商」と同じ)。要素が奇数個なら中央は動かさなくてよい(自分自身との交換になるため) ・right ← arrayの要素数 - left + 1 が「左から left 番目」に対する「右から left 番目」。+1 を忘れると1つずれる(解答群の引っかけはここ) ・Python は 0 始まりに割り切ったので right = n - 1 - left。擬似言語の +1 が −1 に化けるのが唯一の変換ポイント。出力を見れば、1回目で両端、2回目でその内側が入れ替わ ったと目で確認できる システムエンジニア友の会 2026/8/2 14
次回予告 今後の取り組み 継続的な勉強会の開催(オンライン/オフライン) 情報共有のためのコミュニティ作り 勉強仲間の募集 個別相談会の実施 ご要望・ご提案 今後の座談会でテーマにしてほしいこと こんな企画があったら参加したい その他ご意見・ご感想 システムエンジニア友の会 2026/8/2 15