ROSCon2023_ROS 2 を使用した汎用自律エージェントプラットフォームの開発

>100 Views

November 20, 24

スライド概要

profile-image

Hobby Programmer. Caffe, Tensorflow, NCS, RaspberryPi, Latte Panda, ROS, DL, TPU, OpenVINO. Intel Software Innovator. The remarks are my personal opinion.

シェア

またはPlayer版

埋め込む »CMSなどでJSが使えない場合

関連スライド

各ページのテキスト
1.

ROS 2 を使用した汎用自律エージェント プラットフォームの開発 株式会社サイバーエージェント AI Lab Agent Development Team Research Engineer 兵頭 亮哉

2.

自己紹介 兵頭 亮哉 Hyodo Katsuya 株式会社サイバーエージェント AI事業本部 AI Lab Agent Development Team Research Engineer マルチモーダル音声対話プラットフォームの開発 @PINTO03091 @PINTO0309 2

3.

サイバーエージェントのビジネスモデル 3

4.

AI Lab ● 2016年設立された研究組織 ○ ● 現在13チームによって構成 ○ ● 論文投稿・事業貢献・社会貢献をポリシーとした研究組織 広告画像生成、自然言語処理、CG、音声、接客対話、強化学習、経済、等々 正社員67名(Resrarch Scientist & Research Engineer)2023年8月現在 ○ 博士取得者63%、社会人博士を含むと72% 4

5.

研究・開発チームのテーマ 5

6.

ROS 2 によるプラットフォーム開発 6

7.

HW / SW 構成 ・ROS 2 ・単眼RGBカメラ ・RealSense, ZED2 ・スマートスピーカー ・指向性マイク ・環境センサー ・GPU ・CUDA ・TensorRT ・2Dエージェント ・ロボット 7

8.

CI/CD環境の構築 ・ベースイメージの設計 ・CUDA / TensorRT / ONNX Runtime → From Scratch → GitHub Self-Hosted Runnerの活用 ・センサ固有の設定 → カメラ、マイク、センサ ・Multi-Arch → x64 / Arm Real Sense Camera Param SDK ZED2 GitHub Actions Base Image ROS Wrapper ONNX Runtime CUDA Tensor RT Self-Hosted Runner x64 / Arm 8

9.

CI/CD環境の構築 ・テスト実行 ・ベースイメージのビルド ・ROS 2 導入 ・CUDA 導入 ・TensorRT 導入 ・ONNX Runtime のビルド ・Docker Image のストック ・開発用 devcontainer への利用 ・配布用 so / wheel ビルド 9

10.

CI/CD環境の構築 GHCR (GitHub Container Registory) → Azure? の下りが不安定、エラーが頻発してセッションが切断される → 10GB を超えると上り・下り共に明らかに遅い Docker Hub → とても安定している → 10GB を超えても速い → ベースイメージのみ Docker Hub を利用 10

11.

状況認識・戦略決定・音声動作モジュール ・オブジェクトディテクション ・ReID ・骨格検出 ・顔向き6D推定 ・注視方向推定 ・立ち止まり検出 2023年09月26日現在 ・アクション検出 419種類 ・etc… Recognizer ROS 2 11

12.

状況認識・戦略決定・音声動作モジュール ・LLM ・Faster-Whisper ・VAD ・etc… Audio ROS 2 12

13.

マルチエージェント制御 ・複数体・複数種類のエージェントを同時制御 Action Manager Strategy Recognizer Audio ROS 2 13

14.

ROS 2 マルチエージェント環境構築の敷居を下げる ・シェルスクリプト実行(有線LAN環境で約15分) sudo chmod +x environment_build.sh \ && time ./environment_build.sh audio behaviorgener ator cameras unity-agent recognizer strategy common simulation 14

15.

マルチモーダル認識・マルチエージェント制御の課題 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. ロボットの音声発話がそのままロボットのマイクに入ってしまう問題。 単位時間あたりの命令数が多い場合、無線などの貧弱な通信環境でスタック する問題。 2DアバターのようなCPU、GPUともに負荷の高いアプリケーションとROS を同一PCに同時に起動するとレンダリングの負荷でCPU処理がスタックす る問題。 異なるフレームワークを組み合わせる前提による座標系の統一問題。 ROS上に音声データをチャンクで流して再構成するのが難しい問題。 音声処理系の遅延問題。 人っぽさを再現するために必要な機能が多すぎてリソースが足りない問題。 リソース分散のために端末を増やすとコストが高過ぎる問題。 Docker Image 大きすぎ問題。 15

16.

さいごに ● エンジニアも研究者も募集中です。 エンジニア向け 研究者向け 16