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June 27, 25
スライド概要
Generative Ai Study Group Master
新聞社における生成AI活用 ジャーナリズムとテクノロジーの共存 神戸新聞社DX推進局ユーザー・コミュニケーション部 武藤 邦生 奥平 裕佑 1/17
神戸新聞社の事業① 新聞 2/17
神戸新聞社の事業② デジタル版「神戸新聞NEXT」 3/17
神戸新聞社の事業③ ECサイト「いいモノがたり」 4/17
神戸新聞社の事業④ そのほか 大ゴッホ展 2025年9月20日~ 神戸市立博物館 金婚夫婦祝福式典 第1回は1937(昭和12)年8月11日 5/17
AI活用のスタート 社内モニター 2023 年 9 月下旬、各局に通知。利用する社員を募集。 あくまで「個人」で手を上げることを重視。局での人選はしない = なるべく個人での生成 AI 利用経験のある人。 選定された社員は ChatGPT 有料版に登録。業務範囲の内外を問わず、自由に利用す る。利用料(月 20 ドル)は 3 カ月、会社が負担 17 人が参加(当初想定は 10 人) 編集外勤、編集内勤、 DX 、 システム、秘書、販売、事業、営業、支社総局、デイリースポーツ報道 年齢層は 29 ~51歳、男性16人、女性1人 参考) 生成 AI に記事を書かせたことがある=ほぼ0 、 業務で使ったことがある=約 10% 2023 年 6 月、編 集局調査) 6/17
利用指針 基本方針 2024 年 5 月に策定。使わせないための指針ではなく、 使うための指針を想定 「関連する法律や自他の権利を尊重し、報道機関としての倫理に十分配慮した上で、有益と認められる 場面では積極的に活用すること」 業務で利用する場合は申請する 利用の方法 内容の正確性を必ず確認し、誤り責任は利用者 編集業務では生成物をそのまま記事等に使わない(実験的利用等は明記) 「下書き」として使うこと 原則、「0」→「1」には使わない 画像・映像、音声などテキストデータ以外は原則使用不可 7/17
記事の要約 要約ができれば、サイネージ使える 50文字での要約: 神戸市内で13日、参院選ポスター掲示板の設置作業が開始。17枠設置は過去最多。 60文字での要約: 神戸市内で13日、参院選ポスター掲示板の設置作業が始まり、7月1日までに市内2525カ 所に完了予定。 8/17
プロンプトはある程度固定 社内アプリに「シナリオ」として、プロンプトを登録しておける 記事を貼り付けるだけで、要約が可能 ただし、文字数に合わせて出力するのは苦手(印象として特にGPT系) 9/17
校閲 教育現場で新聞を活用して学びを深めるNIE(Newspaper in Education=教育に新聞を) 活動の課題と未来を考え合う「第30回NIE全国大会神戸大会」の参加申し込み受け付けが大会の特設サイト=QR コード=で始まった。 「時代を読み解き、いのちを守るNIE」をテーマに、7月31日、8月1日の2日間、神戸市内が開かれる。日本新 聞協会が主催、神戸新聞社と兵庫県NIE推進協議会が主管。 初日は神戸パートピアホテル(同市中央区港島中町6)で午後1時開会。兵庫県立芸術文化センターの佐渡豊芸術監督 指揮でスーパーキッズ・オーケストラが演奏。芥川賞作家の小川洋子さんが「言葉は人をつなぐ」をテーマに記念後援 し、ジャーナリストの池上彰さんをコーディネータ-に各分野の専門家が「情報で、いのちを守る」と題してパネル討 議する。 2日目は甲南大学岡本キャンパス(同市東区岡本8)で、午前9時からNIEに取り組む学校の公開授業や実践発表が ある。各会場では、新聞アート展やNIE活動のポスター発表などもある。インターネット社会の発展で、確かな情報 と向き合うことの大切さが指摘される中**。**広く一般参加も募り、情報社会の明日を考える。 参加費は一般千円。教育関係者、新聞社・通信社などは大会サイトに記載の区分で申し込みが必要。6月30日締め切 り。大会事務局TEL078・362・7003 10/17
校閲 GPT 4.1 11/17
校閲 Claude3.7 Sonnet 12/17
ゼロイチは可能か AIで生成した記事 ロック・フィールド(神戸市東灘区)が発表した2025年4月期第2四半期連結決算は、増収減益となった。売 上高は前年同期比0.8%増の253億円。一部店舗の売り場変更や縮小の影響があったものの、「RF1」を中 心に18店舗のリニューアルを実施し、来店頻度や客単価の向上を図った。 一方、利益面では人件費上昇の影響を受け、営業利益は24.0%減、経常利益は22.1%減となった。親会社 株主に帰属する中間純利益は80.5%減と大幅減益となったが、これは創業者への特別功労金5億円を特別損 失として計上したことが主因。 13/17
ゼロイチは可能か こんなことができたら、いいのでは 14/17
経過戦評ロボットくん 2018年夏に開発、現在も運用 生成AIは使わず、ロボットプログラムで生成 15/17
社内での普及はむつかしい... 社内活用研修 2024年10月~2025年1月にかけて、3回開催(番外 編1回) 1回目はリアル・オンライン併用。2回目以降はオン ライン 講師は京都華頂大学准教授の積高之さん ハンズオン形式で、使いながら学ぶ形式を採用 企画書、稟議の作成、メール分の作成、スライドの作 成などを学ぶ 16/17
社内での普及はむつかしい... どうせ使えない AIなんて、まだまだ なんとなくの恐怖心 間違いが出力されたら トラブルが起こったら 情報が流出したら わざわざAIを使わなくても... 面倒くさい 新聞製作システムは、ネットワークから切り離されている この仕事はAIにはできない 俺のほうが質の高いモノができる 業務フローにAIの活用を落とし込みたい(記事の要約など) 自分の能力を「拡張する」くらいの気持ちで 17/17