進化型施設維持管理ツールAIR_Plate

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May 18, 23

スライド概要

2023/4/21に実施されたHololab Conference 2023のセッションスライドです。

■セッションアーカイブはこちら
https://youtube.com/playlist?list=PLcIuMEVR3eYfERlJDNtlGCdLKFFBjC9Ap

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ホロラボです Unityを使用したHoloLensのアプリ開発を中心にしています。 最近では建設業でのBIMデータ、製造業でのCAD データ、空間の3Dスキャン(点群データやメッシュデータ)も扱っています。 物理世界とデジタル世界をどのように連携するか。ということを日々考えています。

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関連スライド

各ページのテキスト
1.

進化型施設維持管理ツールAIR-Plate

2.

2 Profile 墓田 京平 HAKATA KYOHEI BIMが得意な 研究開発もかじっている 意匠設計者 2 Copyright © 2023 Azusa Institute of Research Co., Ltd. All Rights Reserved.

3.

3 3 Copyright © 2023 Azusa Institute of Research Co., Ltd. All Rights Reserved.

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4 = × Architect Researcher 4 Copyright © 2023 Azusa Institute of Research Co., Ltd. All Rights Reserved.

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Concept 5 Copyright © 2023 Azusa Institute of Research Co., Ltd. All Rights Reserved.

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建築も、 健康に。 設計 建設 運用 6 Copyright © 2023 Azusa Institute of Research Co., Ltd. All Rights Reserved.

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アーキドクター=施設のかかりつけ医 設計 建設 AIR-Plate Copyright © 2023 Azusa Institute of Research Co., Ltd. All Rights Reserved. 運用 7

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Approach 8 Copyright © 2023 Azusa Institute of Research Co., Ltd. All Rights Reserved.

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9 鍵は BIM つくるための BIM つかうための BIM 9 Copyright © 2023 Azusa Institute of Research Co., Ltd. All Rights Reserved.

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簡単 安価 BIM BIM むずかしい お金がかかる BIM 設計 BIM? 建設 運用 10 Copyright © 2023 Azusa Institute of Research Co., Ltd. All Rights Reserved.

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引用:建築空間に対する位置情報の付与と維持管理データベースとの連係に関する研究 ㈱梓総合研究所 墓田京平 ㈱梓総合研究所 石川隆一 東京大学生産技術研究所特任研究員 村井一 東京大学生産技術研究所教授 野城智也 仮説 オープンネットワーク型 BIMビューアー BM (Building Model) BIM × (Information) I 属性データベース BIMを分解し、汎用的SaaSで連携することで、 施設規模や体制に関係ない汎用的な仕組みを目指す 11 Copyright © 2023 Azusa Institute of Research Co., Ltd. All Rights Reserved.

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AIR-Plate? 12 Copyright © 2023 Azusa Institute of Research Co., Ltd. All Rights Reserved.

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新しい BIMFM のカタチ 13 Copyright © 2023 Azusa Institute of Research Co., Ltd. All Rights Reserved.

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BIM FM 施設運営・維持管理のコアにはなれない ①コストがかかる ②難しい ③運用で生じるデータを入れられない ④業務ワークフローを回せない ⇒なぜなら施設をつくるためのソフトウェアであって、 運用するためのソフトウェアでないから 14 Copyright © 2023 Azusa Institute of Research Co., Ltd. All Rights Reserved.

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BI 3D スキャン Game engine Database Block chain AI IoT 15 Copyright © 2023 Azusa Institute of Research Co., Ltd. All Rights Reserved.

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Copyright © 2023 Azusa Institute of Research Co., Ltd. All Rights Reserved.

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AIR-Plateの特徴 17 Copyright © 2023 Azusa Institute of Research Co., Ltd. All Rights Reserved.

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施設運営のロスを減らす 選べる7tools α Copyright © 2023 Azusa Institute of Research Co., Ltd. All Rights Reserved. + 18

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DEMO 施設運営のロスを減らす 選べる7tools α Copyright © 2023 Azusa Institute of Research Co., Ltd. All Rights Reserved. + 19

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20 Copyright © 2023 Azusa Institute of Research Co., Ltd. All Rights Reserved.

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属性情報 (3D) 建物情報 状態情報 (5D) ライフサイクルマネジメント Copyright © 2023 Azusa Institute of Research Co., Ltd. All Rights Reserved. モニタリング カルテ 21

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22 Copyright © 2023 Azusa Institute of Research Co., Ltd. All Rights Reserved.

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23 Copyright © 2023 Azusa Institute of Research Co., Ltd. All Rights Reserved.

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建物情報 ライフサイクルマネジメント モニタリング カルテ 24 Copyright © 2023 Azusa Institute of Research Co., Ltd. All Rights Reserved.

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25 Copyright © 2023 Azusa Institute of Research Co., Ltd. All Rights Reserved.

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簡単 安価 BIM AI IoT GPS ブロックチェーン BIM 26 Copyright © 2023 Azusa Institute of Research Co., Ltd. All Rights Reserved.

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5月12日プレスリリース予定 (α版一部顧客に限定しリリース) 12月を目安に製品版を公開予定 27 Copyright © 2023 Azusa Institute of Research Co., Ltd. All Rights Reserved.

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目次 0.チーム紹介 a.ホロラボAECのご紹介 b.unmageについて 1.AIR Plate開発について a.システム構成 b.開発部分について 2.開発手法について a. ふりかえり b.インセプションデッキ c.モブワーク 28

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目次 0.チーム紹介 a.ホロラボAECのご紹介 b.unmageについて 1.AIR Plate開発について a.システム構成 b.開発部分について 2.開発手法について a. ふりかえり b.インセプションデッキ c.モブワーク 29

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AECグループの紹介 unmage(アメージ) / UE5,BIM Silver Bullet Club / Web, Cloud 30

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0.チーム紹介 梁河 雄 (ヤナガワ タケル) / PM、BIMスペシャリスト PMとBIMデータ作成からコーチング、BIMルール提案や 環境構築等のコンサルティング・サポートを主にやっている。 moz/森口 史章 (モズ/モリグチ フミアキ) /ビジュアライザー 3DCGやxRの製作を生業としております。 主要ツールはC4DとUE。 豊田 健 (トヨダ ケン) / UE、Revitエンジニア BIMデータを扱うソフトウェア、アドイン開発を担当。 得意分野はUEにおける、主にノンゲーム分野のコンテンツ。 卓也 (ターク/イシムラ タクヤ) / UEエンジニア unmage(アメージ) / UE5,BIM TARK/石村 4人のスキルセットは異なるが共通して建築業界であり VRのノンゲーム領域開発をしております。 ゲームエンジン(UE5)と建築がチームの共通言語となっている。 研修・観光のコンテンツ開発実績あり。 BIMデータの扱いやVR、ビジュアライズが得意。 31

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目次 0.チーム紹介 a.ホロラボAECのご紹介 b.unmageについて 1.AIR Plate開発について a.システム構成 b.開発部分について 2.開発手法について a. ふりかえり b.インセプションデッキ c.モブワーク 32

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1-a.システム構成 設備データ 建物情報 Notion 諸元表 部屋情報 UID UID BIMデータ ジオメトリ(3D)情報 ゲームエンジン 33

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1-a.システム構成 設備データ 建物情報 Notion 諸元表 部屋情報 サポート UID UID BIMデータ ジオメトリ(3D)情報 ゲームエンジン 開発 34

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1-b.開発部分について 開発部分の詳細については過去の登壇動画及びスライドを参照ください YouTube https://www.youtube.com/watch?v=Xv_aThnCe38 スライド https://www.docswell.com/s/EpicGamesJapan/K48E65UE_UFE22W_Hololab_Azusa 35

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1-b.開発部分について BIMデータとNotionの接続 BIMデータのセットアップの自動化 アウトラインやエッジの強調 断面の小口表現 36

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目次 0.チーム紹介 a.ホロラボAECのご紹介 b.unmageについて 1.AIR Plate開発について a.システム構成 b.開発部分について 2.開発手法について a. ふりかえり b.インセプションデッキ c.モブワーク 37

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ふりかえり(レトロスペクティブ) アジャイル開発におけるふりかえりについて教えてください。 アジャイル開発においてふりかえり(Retrospective)は、スプリントの終了後に行われるイベントの一つです。 スプリントとは、アジャイル開発において機能を実装するための一定期間(通常2週間から1ヶ月程度)の開発サイクルのことを指します。 ふりかえりでは、スプリント内で起きたことやチームの作業方法について振り返り、改善点を見つけることが目的となります。 ふりかえりの主な流れは以下の通りです。 1.準備:スプリント中に起きた出来事や問題点、改善点などの情報を整理して共有します。 2.実施:チームメンバーが集まり、スプリント中に起きた出来事や問題点、改善点について話し合います。 話し合いは、個人的な感情や評価を排除し、客観的な視点で行うことが重要です。 3.結論:話し合いの結果、改善すべき点や問題点をまとめ、アクションプランを作成します。 アクションプランには、具体的な改善点、担当者、期日などが含まれることが重要です。 4.フォローアップ:アクションプランを実行し、改善の成果を評価します。 次のスプリントに向けて、アクションプランを改善することも考慮します。 ふりかえりの目的は、次のスプリントでより良い結果を出すために、プロセスや方法を改善することです。 このため、ふりかえりでは、プロセスや方法を見直すことが重要です。 また、改善を実現するためには、チームメンバー全員が参加し、アクションプランを共有し、改善点を実践することが必要です。 アジャイル開発においてふりかえりは、チームメンバーのコミュニケーションを改善し、 より効果的な開発プロセスを実現するために非常に重要なイベントです。 38

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ふりかえり(レトロスペクティブ) どうして実施したの? • 発案者はmoz(だと認識しています) • mozの本案件の合流が2022年5月頃から、本格稼働が7月頃 • 2ヶ月程度稼働してみたが、短期、中長期的なゴールが全くわからない状況が続いた。 • 梓総研様、ホロラボ側での認識違いはもちろん、個々でも見据えているゴール地点が異なる? このプロジェクトが何を目的とし、いつ、どんなものが出来上がり、どのような成果を出す必要があるのか、 関わっている人たちと認識を合わせたかった 39

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ふりかえり(レトロスペクティブ) どんな手法でふりかえりをしたの? • オフラインでの開催 • 参加者全員に付箋とマーカーを準備 • 案件開始からふりかえり実施日までに起こった出来事、当時の感情や思いを付箋に書き記す。 • 貼り付けタイムでは、出来事(起こったこと)、当時の感情を発表しながら付箋をタイムラインに貼り付けていく • • 出来事(起こったこと)は付箋を矩形づかい、感情は付箋のひし形づかいで記載、貼り付けしていく 各参加者から出た同じ事象を指すことの付箋は、近くにまとめてクラスターを形成 実際にふりかえり(レトロスペクティブ)を行った付箋をPost-itアプリケーションで取り込んだもの 40

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ふりかえり(レトロスペクティブ) 2月 5月 10月 プロジェクトスタート プロジェクトメンバー追加 定例でフィードバック開始 ソフト選定 空港モデルインポート FMチーム内連携 開発項目検討 12月 ふりかえり iPadメモリ問題 3月 7月 11月 サンプルモデル作成 iPad対応開始 UNREAL FEST 外部イベントで登壇 新機能追加 検証方向性の策定 Notion連携検証 処理負荷が重くなる 設備機能拡張 41

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ふりかえり(レトロスペクティブ) やってみた結果 • 各々が個々に抱えていた、AIR-Plateにかかわる問題が顕在化した。(ふりかえりで抱えていた問題が同期された) • AIR-Plateの開発を進めるために皆で方向性やタスクに合意し、皆で(同期して)PJを進める、という認識が生まれた。 • ふりかえり以後のスケジュールや方向性、優先事項を積極的に共有しあう空気感が生まれた。 • ホロラボunmageは仕事の姿勢がここから大きく変わった。(モブワーク中心、同期優先の仕事方法になった) 42

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ふりかえり(レトロスペクティブ) 唯一、レトロスペクティブに設定したルール • 付箋を発表している間や、貼られた付箋に対して、問題解決や非難をしないこと どんな道をだどったにせよ、 当時の知識・技術・能力・利用可能なリソース・状況の中で、 みんなができる限り最高の仕事をしたはずです。 それを心から信じます。 Norman Kerth アジャイルのレトロスペクティブの源流になった "Project Retrospectives"という本の著者 43

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インセプションデッキ アジャイル開発におけるインセプションデッキについて教えてください。 インセプションデッキ(Inception Deck)は、アジャイル開発のアプローチである「Inception」の手法を支援するために使用される、 プロダクト開発の初期段階でのワークショップに使われるツールです。 インセプションデッキには、以下のような質問が含まれています。 1.ビジョン:このプロダクトを作成する目的は何ですか? 2.目標:このプロダクトを作成することで、何を達成したいですか? 3.スコープ:このプロダクトにはどのような機能が必要ですか? 4.ユーザー:このプロダクトを使用するユーザーは誰ですか? 5.チーム:このプロダクトを作成するために必要なスキルを持ったチームはどのようなものですか? 6.リリース:最初のリリースはいつですか? インセプションデッキは、プロダクト開発の初期段階で、ステークホルダー、プロダクトオーナー、開発者などの関係者が集まって議論し、 プロダクトのビジョンや目標を共有するために使用されます。また、デッキに含まれる質問に答えることで、 開発チームがプロダクトに必要な機能やリリースの計画を作成するための情報を収集することができます。 44

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インセプションデッキ https://speakerdeck.com/takaking22/5-minutes-inception-deck 45

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インセプションデッキ 当時の写真 46

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インセプションデッキ 実際に作成したスライド 47

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インセプションデッキ フォーカスしたいスライド 48

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インセプションデッキ 49

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インセプションデッキ 誰の為の何のアプリ? 50

51.

インセプションデッキ 分かりやすく3行で 51

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インセプションデッキ アプリの構成図 52

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インセプションデッキ 判断基準 53

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インセプションデッキ 全員で合意! 誰の為の何のアプリ? アプリの構成図 分かりやすく3行で 判断基準 54

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インセプションデッキ 全員でやる 55

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インセプションデッキ ぶつかる事を 恐れない 56

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インセプションデッキ 対面でやる 57

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インセプションデッキ 58

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モブワーク アジャイル開発におけるモブワークについて教えてください。 モブワーク(Mob Programming)とは、アジャイル開発の手法の一つで、複数の開発者が1つのコンピューターを共有して、 協力してプログラムを開発する方法です。通常、1人がキーボードを操作し、 他のメンバーは彼らのアイデアや提案を共有するために画面を見ます。 モブワークは、コミュニケーションを改善し、知識やスキルを共有することができるため、 開発プロセスを迅速かつ効果的に進めることができます。 また、モブワークを行うことで、バグをより早く発見し、修正することができるため、品質を高めることができます。 モブワークでは、以下のようなメリットがあります。 1.コミュニケーションが改善されるため、意思決定が迅速かつ効果的になる。 2.チーム全員がプロジェクトに参加しているため、スキルや知識を共有できる。 3.バグを早期に発見し、修正できるため、品質を高めることができる。 4.積極的なペアプログラミングの実践に繋がり、コードの品質を向上させることができる。 モブワークを実施するためには、1つのコンピューター、コラボレーションツール、 共有のスペースが必要です。また、モブワークを実施する場合、 開発者の役割や責任、スケジュールやルールについて話し合うことが重要です。 59

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モブワーク https://speakerdeck.com/takaking22/head-first-mobprogramming 60

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モブワーク チーム全体で、 同じ仕事を同じ時間にすること(※可能な時は、同じ場所で、同じモニターを見ながら) PJ統括 PM 実作業 PJにかかわることは基本すべてモブワーク(同期する) チーム全員がPJ管理者であり実作業者 エンジニア エンジニア アーティスト 61

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モブワーク タイピスト ナビゲーター 62

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モブワーク 実際にチームで行った事 unmangeチームで、毎週のスプリントタスクを、モブプロで行ってみた ⒈ 見積もり ⒉ 定例のアジェンダ作成 ⒊ 開発 63

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モブワーク ⒈ 見積り 共同作業による精度の高い見積り 仕事とお金に対する意識の改善 ¥ $ € £ 円 64

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モブワーク ⒉定例のアジェンダ作成 アジェンダ内容に対する共通理解 レビュー…やった作業の成果 プランニング…次に行う作業、計画 相談…議論や不安事項の共有、問題・課題を伝える 65

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モブワーク ⒊ 開発 共同作業による、確認コストの削減 チームの技術力向上 プロジェクトに対する共通理解の向上 心理的安全性の向上 そもそも共同作業しているので共有の必要なし 作業の共有 66

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モブワーク やって良かった事 • チーム全体のプロジェクトに対する理解度が向上 • 確認するコストの削減 • チーム内外で、気軽に相談できる雰囲気 ※スライドで使用した画像は、下記Webサイトを、利用させて頂きました。 https://unsplash.com/ https://icooon-mono.com/ 67

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締めくくり 68