スクラム導入の舞台裏:QAエンジニアがスクラムマスターになるまで

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April 26, 25

スライド概要

このプレゼンテーションでは、QAエンジニアがスクラムマスターになるまでのプロセスを振り返り、スクラム導入の背景を詳しく説明します。初めに、自身がスクラムマスターになろうと思った理由を述べ、その後、スクラムマスターになるために取り組んだこと、実践したことを具体的に紹介します。また、スクラムを導入した結果、チームやプロセスにどのような変化があったかを考察し、全体としてのアジャイル開発の進化についても触れます。

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QAエンジニア、スクラムマスター

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各ページのテキスト
1.

スクラム導入の舞台裏:QAエンジニアがスクラムマスターになるまで 2024.09.28

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自己紹介 名前 橋本 一輝(QAエキスパート) 略歴 QAエンジニアとして10年以上の経験を持ち、エンジニア、マネージャ、コンサルタント など、さまざまな役割を経験。 これまで、Windowsシステムや組み込み製品など、多様なドメインでのQA支援を提供し てきた。 アジャイルやウォーターフォールなど、さまざまな開発モデルに対応し、品質保証のプロ セスを最適化している。 また、スクラムマスターとして、チームの自己組織化やアジリティの向上を支援している。 資格 専門分野 • • • • JSTQB Advanced Level テストマネージャ JSTQB Advanced Level テストアナリスト JSTQB Specialist 自動車ソフトウェアテスト担当者 認定スクラムマスター • アジャイルQA、テストプロセス、チームビルディング 2 Copyright © bubo Inc. All rights r eserved.

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会社紹介 私たちは、アジャイル開発プロジェクトに対して総合的なテスト活動の支援とソ フトウェアテストのコンサルティング業務を提供しています。 社名 株式会社bubo 業務 アジャイルQAの コンサルティング URL www.bubo.inc 要求要件 定義 品質の折り込みレビュー 基本設計 システム テスト 結合テスト 品質スペシャリストの投入 アジャイル開発プロセスに品質を組み込む 詳細設計 目的駆動型のテスト戦略 単体テスト 品質の可視化とフィードバック リスクと価値に効くメトリクス 「新しい」モノを、 「良い」モノに。 テストプロセス改善による全体最適 実装 3 Copyright © bubo Inc. All rights r eserved.

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スクラム導入の舞台裏: QAエンジニアがスクラムマスターになるまで 4

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Outline 1. なぜスクラムマスターになろうと思ったのか 2. スクラムマスターになるために取り組んだこと 3. スクラムマスターになって実践したこと 4. スクラムを導入してどう変わったのか 5. まとめ 5 Copyright © bubo Inc. All rights r eserved.

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なぜスクラムマスターになろうと思ったのか 6

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なぜスクラムマスターになろうと思ったのか プロダクトA プロダクトB プロダクトC Q A 7 Copyright © bubo Inc. All rights r eserved.

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なぜスクラムマスターになろうと思ったのか きっかけは… 8 Copyright © bubo Inc. All rights r eserved.

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なぜスクラムマスターになろうと思ったのか M&Aにより会社の事業展開が変化し、 複数案件を兼務するようになる 9 Copyright © bubo Inc. All rights r eserved.

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なぜスクラムマスターになろうと思ったのか 1案件あたりの稼働率が減少していく 10 Copyright © bubo Inc. All rights r eserved.

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なぜスクラムマスターになろうと思ったのか 1案件 あたりの稼 働率 稼働率 100 90 80 70 60 50 100 40 30 50 20 30 10 0 フルアサイン 2案件兼務 3案件兼務 11 Copyright © bubo Inc. All rights r eserved.

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なぜスクラムマスターになろうと思ったのか ロー ル コーチ マネージャ エンジニア ??? 100 90 80 70 50 60 50 10 40 30 40 20 10 0 30 30 10 10 フルアサイン 2案件兼務 3案件兼務 12 Copyright © bubo Inc. All rights r eserved.

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なぜスクラムマスターになろうと思ったのか このままのやり方ではうまくいかない… 13 Copyright © bubo Inc. All rights r eserved.

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なぜスクラムマスターになろうと思ったのか “サーバントリーダーシップとは?「10の特性」から事例まで紹介” https://www.mamoru-kun.com/tips/servant-leadership/ 14 Copyright © bubo Inc. All rights r eserved.

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なぜスクラムマスターになろうと思ったのか サーバントリーダーシップといえば… 15 Copyright © bubo Inc. All rights r eserved.

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なぜスクラムマスターになろうと思ったのか 16 Copyright © bubo Inc. All rights r eserved.

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なぜスクラムマスターになろうと思ったのか ロー ル コーチ マネージャ エンジニア スクラムマスター 100 90 80 70 50 仮説 60 50 10 40 30 40 20 10 0 30 30 10 10 フルアサイン 2案件兼務 3案件兼務 17 Copyright © bubo Inc. All rights r eserved.

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なぜスクラムマスターになろうと思ったのか そうだ スクラムマスター、なろう! 18 Copyright © bubo Inc. All rights r eserved.

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スクラムマスターになるために取り組んだこと 19

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スクラムマスターになるために取り組んだこと スクラムの基本を理解する 20 Copyright © bubo Inc. All rights r eserved.

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スクラムマスターになるために取り組んだこと “アジャイルソフトウェア開発宣言” https://agilemanifesto.org/iso/ja/manifesto.html 21 Copyright © bubo Inc. All rights r eserved.

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スクラムマスターになるために取り組んだこと “スクラム概要図(スクラムガイド2020対応版)” https://www.servantworks.co.jp/resources/scrum_overview_figures/ 22 Copyright © bubo Inc. All rights r eserved.

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スクラムマスターになるために取り組んだこと 知見を得る 23 Copyright © bubo Inc. All rights r eserved.

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スクラムマスターになるために取り組んだこと 書籍 ● SCRUM BOOT CAMP THE BOOK [翔泳社] ● アジャイルサムライ [オーム社] ● いちばんやさしいアジャイル開発の教本 [インプレス] ● カイゼン・ジャーニー [翔泳社] 24 Copyright © bubo Inc. All rights r eserved.

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スクラムマスターになるために取り組んだこと カンファレンスへの参加 ● DevOpsDays Tokyo 2024 ● Developers Summit 2024 KANSAI 各種ウェビナーへの参加 ● アジャイル開発 ● スクラム 等 25 Copyright © bubo Inc. All rights r eserved.

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スクラムマスターになるために取り組んだこと 資格を取得する 26 Copyright © bubo Inc. All rights r eserved.

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スクラムマスターになるために取り組んだこと “スクラム開発の3-5-3とは” https://abi-agile.com/scrum/ 27 Copyright © bubo Inc. All rights r eserved.

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スクラムマスターになって実践したこと 28

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スクラムマスターになって実践したこと チームメンバーに スクラムの導入に賛同してもらう 29 Copyright © bubo Inc. All rights r eserved.

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スクラムマスターになって実践したこと ● スクラムを導入する経緯の説明 ● チームとして目指す姿を共有 ○ 自己管理型であること ○ アジリティを向上させること ○ …等 ● スクラムの解説 30 Copyright © bubo Inc. All rights r eserved.

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スクラムマスターになって実践したこと ● スクラムを導入する経緯の説明 → スタート地点 ● チームとして目指す姿の共有 → ゴール地点 ○ 自己管理型であること ○ アジリティを向上させること ○ …等 ● スクラムの解説 → ゴールに向かう過程 31 Copyright © bubo Inc. All rights r eserved.

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スクラムマスターになって実践したこと スクラムイベントの準備をする 32 Copyright © bubo Inc. All rights r eserved.

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スクラムマスターになって実践したこと ● バックログの管理方法の決定 ● スプリント期間の決定 ● デイリースクラムの開催方法/時間の決定 ● スプリントレトロスペクティブのフレームワークの決定 33 Copyright © bubo Inc. All rights r eserved.

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スクラムマスターになって実践したこと ● バックログの管理方法の決定 → Teams-Planner ● スプリント期間の決定 → 1Week ● デイリースクラムの開催方法/時間の決定 → オンライン/朝 ● スプリントレトロスペクティブのフレームワークの決定 → YWT 34 Copyright © bubo Inc. All rights r eserved.

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スクラムを導入してどう変わったのか 35

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スクラムを導入してどう変わったのか マインドセットの変化 36 Copyright © bubo Inc. All rights r eserved.

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スクラムを導入してどう変わったのか ● ● ● ● ● 各メンバーがタスクに責任をもって業務を進めるようになった。 状況の見える化と共有(透明性の向上)ができるようになった。 変化にも柔軟に対応できるようになった。 コミュニケーションが活性化した。 問題意識、改善思考が向上した。 ➢ 自己管理型チームへの変化 ➢ アジリティが向上 ➢ チーム意識が向上 37 Copyright © bubo Inc. All rights r eserved.

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スクラムを導入してどう変わったのか 稼働率が下がっても、 チームはうまく回っている 38 Copyright © bubo Inc. All rights r eserved.

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スクラムを導入してどう変わったのか ロー ル コーチ マネージャ エンジニア スクラムマスター 100 90 80 70 50 60 50 10 40 30 40 20 10 0 30 20 10 10 10 フルアサイン 2案件兼務 3案件兼務 39 Copyright © bubo Inc. All rights r eserved.

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スクラムを導入してどう変わったのか それだけじゃなく… 40 Copyright © bubo Inc. All rights r eserved.

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スクラムを導入してどう変わったのか KAIZENが進む 41 Copyright © bubo Inc. All rights r eserved.

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スクラムを導入してどう変わったのか ● スクラムイベントのKAIZEN ○ バックログ:Teams-Planner → JIRA ○ スプリント期間:1Week → 2Week ○ デイリースクラム:オンライン/朝 → オンライン・対面/夕 ○ スプリントレトロスペクティブ:YWT → KPT ● 業務のKAIZEN ○ ペア/モブワークの採用(期間の短縮、質の向上、知識/スキルの 継承) ○ 定型業務のローテーション(スキル、知識の平準化) 42 Copyright © bubo Inc. All rights r eserved.

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まとめ 43

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まとめ スクラムを導入して感じたこと… 44 Copyright © bubo Inc. All rights r eserved.

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まとめ ご清聴ありがとうございました。 45 Copyright © bubo Inc. All rights r eserved.

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「新しい」モノを、 「良い」モノに。