Unreal Engine 5.4 新機能紹介 for ノンゲーム

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August 05, 24

スライド概要

Unreal Engine 5.4 の新機能紹介 をノンゲーム向けにピックアップしてご紹介します。

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Unreal Engineを開発・提供しているエピック ゲームズ ジャパンによる公式アカウントです。 勉強会や配信などで行った講演資料を公開しています。 公式サイトはこちら https://www.unrealengine.com/ja/

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各ページのテキスト
1.

Unreal Engine 5.4 新機能紹介 for ノンゲーム Epic Games Japan Senior Solutions Architect 向井 秀哉

2.

Rendering

3.

Nanite Tessellation (Experimental) マテリアルからハイトマップを使用し Nanite メッシュにディスプレイスメントが可能に https://www.youtube.com/live/Z_DssjLeGa0?si=cW4dHRxL7UCt5jV_&t=1494

4.

Nanite Tessellation 使用方法 1. r.Nanite.AllowTessellation=1(readonlyのためにiniファイルに記述) 2. r.Nanite.Tessellation=1 3. マテリアルの「Enable Tessellation」に を入れ、Displacementに入力

5.

MaterialX - Substrate & OpenPBR (Experimental) 従来のマテリアルとSubstrate(Experimental)で”OpenPBR”をサポート Substrateでは、より表現力が向上!

6.

Nanite - Spline Mesh (Production-Ready) スプラインの形状に沿ったスタティックメッシュでNaniteが使用可能に 道路などの用途によく利用されます

7.

Heterogeneous(異種) Volumes (Experimental) ボリューム系のレンダリングが改善 5.4では、シャドウキャストや半透明オブジェクトに対応 Niagara Fluid、OpenVDBで使用可能 https://dev.epicgames.com/documentation/ja-jp/unreal-engine/heterogeneous-volumes-in-unrealengine

8.

正投影レンダリング(Beta) カメラアクターで正投影(Orthographic)が可能に https://historia.co.jp/archives/39500/

9.

Pipeline / Tools

10.

Interchangeの改善(FBX Import Customization (Beta)) 新しいインポート/エクスポートのフレームワーク(現状は、デフォルトオフ) • より細かなインポート設定 • 設定のカスタマイズ • リアルタイムでのインポート • 新しい拡張子のインポートの 開発のしやすさの向上 https://dev.epicgames.com/community/learning/tutorials/dp77/unreal-engine-import-customization-with-interchange

11.

UV エディタの改善(Beta) • テクセル密度の設定 • 複数メッシュの表示 https://dev.epicgames.com/documentation/ja-jp/unreal-engine/uv-editor-in-unreal-engine UE5.0~

12.

Render Layer (Experimental) Movie Render Graphを使った新しいレンダーレイヤー AEやNukeでのコンポジットをより柔軟にやりやすく • Collection ノード: アクター名、アクタータイプ、コンポーネントタイプ レベル、サブレベルごとなどにレイヤー分けが可能 • Modifier ノード: レイヤーごとに表示、非表示、間接光、影などの設定が可能

13.

Movie Render Graph (Experimental) Movie Render Queueの新しいレンダリング設定 ノードベースで設定を作成し、複雑なマルチショットワークフローにも対応できるように https://dev.epicgames.com/community/learning/tutorials/PnRZ/a-quick-start-to-using-the-movierender-graph-in-unreal-engine-5-4

14.

UnrealBuildAccelerator(Beta) ソースコードとシェーダーコンパルの分散ビルド セットアップ方法 https://forums.unrealengine.com/t/unrealbuildaccelerator-uba/1826434

15.

Animation

16.

Modular Control Rig (Experimental) モジュールをD&Dでリグの構築が可能なツール 独自のモジュールも作成可能 https://dev.epicgames.com/community/learning/tutorials/Dd31/unreal-engine-modularcontrol-rig-rigging-with-modules

17.

Deformer Graph Libraries (Beta) デフォーマーは関数にし、再利用がしやすい設計に • リニアブレンドスキニング • DQスキニング • ベンド • ツイスト • スカッシュ&ストレッチ • フレア • ツイスト • ラティス

18.

Virtual Production

19.

Depth of Field Compensation (Experimental) 被写界深度を実写からUEのシーンの中までシームレスに適用 https://dev.epicgames.com/community/learning/knowledge-base/earV/unrealengine-icvfx-depth-of-field-compensation?locale=ja-jp

20.

SMPTE ST 2110 - Multi-Process Inner Frustum • 安定性が向上し、Production-Readyに • インナーフラスタムを複数のレンダーノードに分割が可能に Ex) インナーフラスタムに4つのGPU(= 2レンダーノード)の割り当て ↓ 解像度を向上させることができ、より複雑なシーンの撮影も可能に

21.

Virtual Camera - Production-Readyに Android & Mac Support をサポート • Pixel Streamingの使用時に75%の遅延の改善 • iOS/AndroidのVCamアプリも改善し Live Link Vcam から Unreal Vcamに名称変更予定

22.

Virtual Scouting Toolset (Experimental) バーチャルカウティングにと特化したVR用UI/UX • マルチユーザーでのレベルの編集・閲覧 • メジャー • 注釈(付箋) • スクリーンショット、カメラの配置 • ライトの作成 • 環境ライトの調整 • 追加機能を開発できるXR Creative Frameworkも実装

23.

Motion Graphics

24.

Motion Design Mode (Experimental) 2D/3D モーショングラフィックス制作に特化したツール • Motion Design Viewport/Outliner • モーション制作に特化した専用ビューポート • アラインなども可能 • プロシージャルな2D/3Dシェイプ • 日本語フォントを含む2D/3Dテキスト • • • メッシュを大量に複製、配置 Effector • ノイズや重力を利用したアニメーションエフェクト Modifier • • • 再生するモーションやアウトップ先の指定などの放送管理機能 Material Designer • • 複数プロパティの一括変更やバリエーションなどのロジック作成 Rundown • • ベベル、押し出し、自動サイズ調整などの編集機能 Remote Control • 自動サイズ調整やアニメーションも可能 Cloner • • より簡単に画像の合成などができる機能 SVG インポート(Motion Desing専用ではない) ドキュメント https://dev.epicgames.com/community/learning/courses/XRV/unreal-engine-yourfirst-graphic-with-motion-design/Vp00/unreal-engine-motion-design-getting-started

25.

Motion Design Mode – Cloner, Effector プロシージャルなオブジェクトの複製やアニメーションの追加 https://youtu.be/lP9mDOV4GME?si=2Hxxp_XMZTzVePYY

26.

Motion Design Mode – 2D/3Dシェイプ プロシージャルに2D/3Dシェイプを作成 https://youtu.be/FUvsOfjs50Y?si=s8nyz86P-ztkTEKj

27.

Motion Design Mode - Material Designer 使った2Dベースの合成、アニメーション作成 https://youtu.be/D1RpjUNlIuk?si=DUfZtWuCbxod65wQ

28.

Motion Design Mode – 2D/3D Text 日本語フォント(OSにインストールしたフォント)の利用 https://youtu.be/FUvsOfjs50Y?si=Th2gzjcIanHzPiRh

29.

Motion Design Mode - Remote Control テンプレートとして活用できるように仕組みを作成 https://youtu.be/X_3zF9glKik?si=zP46TL0L26jwspd9

30.

Motion Design Mode - Rundown キャプチャーカード等への出力設定やテンプレートの利用、再生管理など eSportsやスポーツ番組、ニュースなどの放送での利用に https://youtu.be/ZJFjdOOlF5Y?si=o9LV1kHLJW0a9H2D

31.

A Dive into the Real-Time Motion Design Tools in UE 5.4 | Unreal Fest 2024 Motion Designでできることや事例の参考になります https://youtu.be/jSU5dWR1fX4?si=z1GFsw9I6zEhmI6t

32.

Platform

33.

Apple Vision Pro の対応(Experimental) Quick Start Guide https://dev.epicgames.com/community/learning/tutorials/1JWr/unreal-engine-apple-vision-pro-quick-start-guide?locale=ja-jp

34.

XR 関連の改善と新機能 • Nanite, Lumen, TSRのサポート(実験的)(5.1~) • NaniteとLumenの改善(5.3~) • Instanced Stereo Renderingを有効にすることで両目を一度に処理できるように • Gaze-Tracked Foveated Variable Rate Shading(Experimental) (5.3~) (視線追跡中心窩可変レート シェーディング) • 視線追跡を追跡し、視点の中心の解像度を高く 視野の外側の解像度をさげることで処理を軽くする

35.

Android プラットフォームでの改善 • モバイル版Lumen(Experimental)の実装 • Android Single Instance • HMI全体の複数のアプリケーションを1つのUEインスタンスで → アプリの起動時間がほぼゼロに → メモリを節約

36.

Unreal Engine 5.4、あの新機能を追え! より具体的に新機能をご紹介しています https://www.docswell.com/s/EpicGamesJapan/KQR34N-ue-meetup-osaka-02

37.

Unreal Engine の新しい料金 収益$1M以上の 会社、事業体 収益$1M未満の 会社、事業体 Unreal Engine サブスクリプション $1,850/シート/年 Epic Direct Support(オプション) $1,500/シート/年 ※10シート~(UEサブスク、サポートともに) • • 学生 教育機関 個人 ホビーユース 無料 Unreal Engine サブスクリプションではUE、Twinmotion、Reality Capture が利用可能 収益$1M: 会社、事業体の全体の1年間の総収入 参考:https://www.unrealengine.com/ja/license

38.

Unreal Engine の新しい料金 収益$1M以上の会社、事業体の場合 UEでの開発 UE5.4~も使う UE5.3より前の verのみを使う 無料 コンテンツ制作 受託など $1,850/シート/年 ゲームやソフトを開発し 不特定多数に販売 売上が$1M超えたら 5%のロイヤリティ UE用プラグイン開発 無料 ゲームやソフトを開発し 不特定多数に販売 売上が$1M超えたら 5%のロイヤリティ 参考:https://www.unrealengine.com/ja/license