期間限定プロジェクトの実施から考える、VPスタジオに必要なこと【Virtual Production Deep Dive 2023】

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June 22, 23

スライド概要

講演アーカイブ:
https://youtu.be/KKSGW5eLZnI

講演内容:
ソニーPCLと角川大映スタジオは、2023年1月より期間限定でバーチャルプロダクションスタジオを共同運営中です。このプロジェクトの取り組みから実感したVPスタジオに必要なことを、両社の推進担当者によるトークセッション形式でお話します。

講演者:
伊藤 隆嗣 様(ソニーPCL)
小林 壯右 様(角川大映スタジオ)

スライド:
https://www.docswell.com/s/EpicGamesJapan/5W1X9X-UEVP2023_epic

Virtual Production Deep Dive 2023 公式サイト:
https://www.unrealengine.com/ja/events/virtual-production-deep-dive-2023

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Unreal Engineを開発・提供しているエピック ゲームズ ジャパンによる公式アカウントです。 勉強会や配信などで行った講演資料を公開しています。 公式サイトはこちら https://www.unrealengine.com/ja/

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関連スライド

各ページのテキスト
1.

期間限定プロジェクトの実施から考える、 VPスタジオに必要なこと ソニーPCL株式会社 株式会社角川大映スタジオ

2.

伊藤 隆嗣 ソニーPCL株式会社 クリエイティブ部門 ビジュアルソリューションビジネス部 統括部長 2002年ソニーPCL入社 AVシステムの企画・設計・施工に従事し、大型ビジョンや空間おける映像音響のテク ニカルディレクションを担当。デジタルコンテンツ制作における営業・プロデューサーなどを 経て、現在はバーチャルプロダクションを中核としたビジュアルソリューション事業を推進し ている

3.

小林 壯右 株式会社 角川大映スタジオ スタジオセンター担当 執行役員 テレビ制作会社を経て、角川大映スタジオ前身である大映に入社。 劇場映画/配信ドラマ/CMの撮影スタジオ、美術セット、ポストプロダクションのコーディ ネート業務を行っている。

4.

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.00011 2884.html https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000112884. html

5.

「清澄白河BASE」 常に先端テクノロジーを使用した 映像制作手法を開発し続ける 角川大映スタジオ 開発した映像制作手法を より実践的に活用していく。 既存の撮影ノウハウと融合を目指す。 相互に連携し最新の撮影環境を提供し続ける ℗KADOKAWA DAIEI STUDIO CO., LTD. /Sony PCL Inc.

6.

ソニーPCL株式会社 会社概要 ・設立: 1951年3月16日(1970年にソニーグループ会社とな る。) ・主なビジネス - 映像・音響コンテンツ、インタラクティブコンテンツのプロデュース - CM、PRビデオ向けのポストプロダクションサービス - B2B/B2B2C イベント・プロモーションの企画制作 - 空間デザインや展示ブース・プロモーションスペースの構築 - 国内でのVAR / HAWK-EYE 技術の運営サポート - 映像コンテンツのQCとコンテンツデリバリー (DVD, Ultra HD Blu-ray, Blu-ray Discエンコードとオーサリング , OTT ファイルエン コード) ©Sony PCL Inc.

7.

® ©Sony PCL Inc.

8.

VIRTUAL PRODUCTION ©Sony PCL Inc. VOLUMETRIC CAPTURE

9.

©Sony PCL Inc.

10.

「清澄白河BASE」バーチャルプロダクションスタジオ機能を アップグレードします。 ・パネルサイズが 既存の約2倍に ・可搬型LEDを追加、 天井LEDの昇降もクイック対応 ・トラッキングシステムを追加 AR表現の自由度をあげる ・『Virtual Production Tool Set』 『清澄白河BASE 制作シミュレータ』 トライアル運用開始 2023/7/26より稼働開始予定 ©Sony PCL Inc.

11.

提供サービス 撮影サービス 企画制作、スタジオ提供 背景制作 アセット制作・教育 ©Sony PCL Inc. スタジオ設計 構築、運用サポート 背景アセット運用 バリューチェーン構築

12.

角川大映スタジオ 会社概要 CM制作会社 映画制作会社 配信事業者 ・設立: 1933年…日本映画多摩川撮影所として開所 1942年...大日本映画制作株式会社設立(のちの大映) 2002年...角川グループ入り 2013年...角川書店より分社独立し角川大映スタジオ発足 レンタル事業 ・撮影スタジオ ・照明機材 ・ポストプロダクション VP事業 角 主なビジネス KADOKAWA GROUP ・CM、映画、ドラマの撮影等に関するレンタル業務 ・CM、映画、ドラマに関する美術製作業務 美術製作事業 ・大道具 ・塗装 美術 デザイナー ©KADOKAWA DAIEI STUDIO CO., LTD.

13.

角川大映スタジオ ~映像の可能性を拓く製作基地~ ©KADOKAWA DAIEI STUDIO CO., LTD.

14.

STUDIO POST PRODUCTION ©KADOKAWA DAIEI STUDIO CO., LTD. ART LIGHT EVENT

15.

施設一例 ©KADOKAWA DAIEI STUDIO CO., LTD.

16.

実績 【撮影】CF/MV年間約400本 【仕上げ】年間60-100title ©KADOKAWA DAIEI STUDIO CO., LTD. 【撮影】映画/ドラマ年間15-20本 【イベント】調布市/ところざわ

17.

VPスタジオの期間限定プロジェクトを実施して得た気づき - 事前準備編 -

18.

バーチャルプロダクションが拡大している背景 ・新型コロナウィルスの感染拡大による制作手法の変化 ・OTTなど番組共有の変化 (定額で高品質な映像コンテンツを視聴できるようになり、ニーズが増大した) ・ゲームエンジン(リアルエンジン)技術が大幅に向上し、 高クオリティの表現をリアルタイムで描画できるようになった ・移動、輸送、場所のコストが節約 (天候に左右されない、一か所に集約できる、役者人件費抑えられる) ・ポスト処理の軽減/リテイクのし易さ ICVFXが映像制作フローに大きな変化を起こしている。 この変化はどんどん拡大している。 ©Sony PCL Inc.

19.

VPによる映像制作フローの変化、バーチャル美術部門 映画の従来制作とバーチャルプロダクション制作の比較 制作体制、フローの変化 ■プロダクションデザイン段階から、VFX・アートチームが参加している ■プリビズの重要性がより高まっている ■3DモデルEnvironment Artist(背景アーティスト)の登場 EpicGame提供2019 『バーチャルプロダクション フィールドガ イド第1巻』 ©Sony PCL Inc. ■企画の早い段階から連動し、美術(大道具/小道具)と3Dマットペイント(VFX/CG)を並行して検討する

20.

STUDIO SPEC スタジオ 面積550㎡(167坪)、高さ8.0m 電気容量 240kw(100V/200V併用) LED LEDウォール:ソニーのCrystal LED(Bシリーズ) サイズ: W12,160mm×H5,472mm (解像度:H7,680×V3,456 pixel)) LED画素ピッチ:1.58 カメラトラッキングシステム Mo-Sys “Star Tracker” 送出システム IC-VFX|Unreal Engine 映像|ソニーPCLの オリジナルメディアプレイヤーZOET®4 / ZOET® Scaler(外部入力用) ℗KADOKAWA DAIEI STUDIO CO., LTD. /Sony PCL Inc.

21.

VPスタジオの期間限定プロジェクトを実施して得た気づき - 稼働編 -

22.

まとめ - 期間限定プロジェクトの実施から考える、VPスタジオに必要なこと-

23.

• ICVFX/ScPによる制作の幅は、今後も伸び続ける • ポスト処理を想定したICVFX/ScP制作フローを組むことで、さらなる品質向上が望める • 人材不足/VP特化型チームが必要 • 制作スケジュールのコントロール • コスト • 技術安定性