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January 20, 25
スライド概要
場所:B-6 No.22 Web上で開催された、京大100人論文で発表したものです。古典文学作品の現代語訳を行う際に、原文から離れすぎずわかりやすい訳とは何かについて考察しました。
Location: B-6 No.22. This presentation was delivered at the "Kyoto University 100 Papers" event held online. It discusses the approach to modern translations of classic literary works, focusing on what constitutes a clear translation that does not stray too far from the original text.
2021年 京大100人論文(発表資料) 22番 訳が「ととのう」ことを出発点としたユニバーサルな 古典文学をめざして 淺川 槙子
1:タイトル 訳が「ととのう」ことを出発点としたユニバーサルな古典文学をめざして 2:研究者としての私の核心的な学術的問い (生涯かけて追いかけたいテーマ) PCを使用する時間が増え、Webを通じて漫画・ゲーム等のサブカルチャーに触れる方も増えてい ると考えられます。 日本の古典文学や文化を題材にした作品も数多くあることから、自粛とは反対に世界は広がっ ていっています。 しかし、それを楽しむ側からは、「作品の元ネタを探して本文を見たけれど難しい」 「翻訳サイトを使ったけれどよくわからない」という声も聞こえます。 縁があって作品と出会ったものの、先に進めないのはもったいないことです。 「興味のある人が、気軽にアプローチできるユニバーサルな古典文学の世界をめざすために 必要な、本文への忠実さ・わかりやすさ・日本語として自然な形が揃った現代語訳とは何か」 がテーマです。
3:その問いについてこれまで自分は何をしてきたか 10年来のサイトに、くずし字の翻字、現代語訳、外国語訳等の情報を掲載しています。 外国語訳に関しては翻訳サイトを用い、日本語へ戻す作業を加え、現代語訳を調整しながら作成 しています。 史跡等の関連情報も加えており、海外からのアクセスもあります。 4:これからどんなことがしたいかOR今抱える苦労や難点は何か 本文への忠実さと読み手のストレス設計を考えた現代語訳を作成していくことです。 昨今、流行するサウナでは最適化することを「ととのう」と言いますが、訳が「ととのう」こと から、古典文学や文化のファンを増やして、多方面への活用と貢献に繋げたいです。