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January 20, 25
スライド概要
場所:27番 東京都千代田区で開催された丸の内100人論文で発表したものである。古典文学作品を現代語訳する際に、原文から離れすぎずわかりやすい訳とは何かについて考察している。
Location: No. 27, presented at the Marunouchi 100 Papers event held in Chiyoda Ward, Tokyo. The presentation discusses what constitutes a clear translation of classic literary works into modern language, without straying too far from the original text.
丸の内100人論文 2022年(発表資料) 27番 訳が「ととのう」ことからはじまるユニバーサルな 古典文学をめざして 淺川 槙子
1:タイトルをご記入ください 訳が「ととのう」ことからはじまるユニバーサルな古典文学をめざして 2:研究者としての私の核心的な学術的問い (生涯かけて追いかけたいテーマ) Webのある生活が当たり前となり、以前よりも映画・ドラマやサブカルチャーに触れる方が増えて いると考えられます。自粛とは反対に世界は広がっていっています。 作品の中には日本の古典文学、文化等を題材にしたものも数多くあります。 しかし、「作品の元ネタを探して本文を見たけれど難しい」「翻訳サイトを使ったけれど意味が よくわからない」という声も聞こえます。 縁があって作品と出会ったものの、先に進めないのはもったいないことです。 「興味のある人が、気軽にアプローチできるユニバーサルな古典文学の世界をめざすために必要 な、本文から離れすぎず、わかりやすく、日本語として自然な形が揃った現代語訳とは何か」が テーマです。
3:その問いについてこれまで自分は何をしてきたか 10年来、サイトでくずし字の翻字、現代語訳、外国語訳等の情報を掲載しています。外国語訳に関 しては翻訳サイトを用い、日本語へ戻す作業を加え、現代語訳を調整しながら作成しています。 史跡等の関連情報も加えており、海外からのアクセスもあります。 4:これからどんなことがしたいかOR今抱える苦労や難点は何か 本文になるべく忠実で、読み手のストレス設計を考えた現代語訳を作成することです。 昨今、流行するサウナでは最適化することを「ととのう」と言いますが、訳が「ととのう」こと から古典文学や文化のファンを増やして、多方面への活用と貢献に繋げたいです。