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March 20, 26
スライド概要
「QAと開発の協業」が進んでも、思ったよりバグが減らない・手戻りが減らないのはなぜか?その背景には「品質はQAが守るもの」という構造が残っている。本講演では、そういった構造の境界を溶かし、チーム全体として品質を考え続ける「境界メルトモード」を目指した試行錯誤を紹介する。
JaSST'26 Tokyo 境界メルトモードへの道 境界メルトモードへの道 -体験を通じてチームにQAを宿す- 株式会社アジャイルウェア / 山田 恭平
自己紹介。 所属:株式会社アジャイルウェア QAエンジニア/スクラムマスター 山田恭平 @poty_wk テスト10数年(組み込み系 > web系) JaSST Kansai 実行委員 趣味:スポーツなんでも観戦・バイク
プロジェクトを成功へ導く機能を揃えた、 プロジェクト管理ツールです。 日々の進捗はガントチャートやダッシュボードで確認。 複数プロジェクトの場合でも、プロジェクトレポートでまとめて 状況を把握できます。 その他にもLychee AIによるサポートや、工数の見える化、 EVM、CCPM、アジャイル開発に使えるカンバン&バックログな ど豊富な機能でプロジェクトの成功をバックアップします。 Lychee AI ガント チャート カンバン リソース マネジメント CCMP コスト マネジメント EVM タイム マネジメント プロジェクト レポート
もっとアジャイル開発に寄り添った もっとアジャイル開発に寄り添った リリース! リリース!
1. 自動スプリント計画により優先順位の並び替えに集中できる チームの実力(平均ベロシティ)を元に、 バックログアイテムの並び替えと連動して各スプリントの割り当てを自動で再計算します。 バックログアイテムの優先順位を変えるたびに、 「プロダクトのロードマップやリリースまでのスケジュールを見直す」という作業から解放されます。
2. 「一画面完結」で「操作がサクサク」の心地よい操作性 プランニングイベントやデイリーミーティングにおいて、 ツールの画面を切り替える時間は、チームの思考や会話を⽌めてしまう要因になります。 すべての操作が一画面で完結する「ストレスフリーな操作感」を追求しました。
3. スプリントゴールを常に可視化 日々たくさんのタスクに向き合っていると、「チケットを終わらせること」が⽬的になり、 本来届けたかった価値を見失ってしまうことがあります。 スプリントの目的である「ゴール」を画⾯上部に常時表⽰、 今取り組んでいる作業がどの価値につながっているのかを、全員がいつでも確認できます。
チーム構成。 スクラム 1週間スプリント 開発者 + QA + PO + デザイナー で 1 チーム
1 今日話すこと。 話さないこと。 プ ラ ク ティ ス で 成 果 は 出 た け ど、足りないものがありそう 特 定 の プ ラ ク ティ ス の 具 体 的 なやり方。 2 QA と 開 発 の 境 界 を 溶 か す と は どういうことか 3 マインドの変化を体験から探 してみる話 1 (それだけでは足りないものを探す)
アウトカム。 自分のチームの「うまくいっている瞬間」を 探すヒントを得る 来週から「自分のチームでもやってみたい」と思える
【過去編】 【過去編】 プラクティスで ここまで来た プラクティスで ここまで来た
過去の問題点。 実装完了〜テストまでに時間がかかる テスト完了までに次の実装がどんどん進んでしまう 実装完了からバグ修正までに間が空いてしまう 仕掛かり中のタスクがどんどん溜まっていく バグをFBする周辺で 時間がかかってそう!! 悪循環の沼に…
問題のまとめ。 テスト後半でバグが集中 →実装完了〜テスト完了のリードタイムが長期化 QAとエンジニアの作業が分断された構造 「品質はQAが守るもの」という暗黙の前提があった
やったこと。〜ダイジェスト〜 実例マッピング / テスト観点の事前共有 ペア作業・ペアテスト シフトレフトの実現 → 早い段階で認識を揃え、バグの作り込みを防ぐ リードタイム70%短縮を達成した
いい感じに なってきた。 でもなんかおかしい…
なんかおかしいと感じた理由。 テスト観点の事前共有のはずが、 ただの伝達になってその場かぎりになっている いつのまにか元の自分のタスクだけに集中 早く見つけられたな・・ 他の知識があれば・・・ 見えないロールの境界がありそう
境界があるなら・・・ 課題の原因は境界にありそう →境界がなくなれば、いろいろうまくいくのでは? →そうだ境界をメルトしよう!!
【現在編】 【現在編】 見えない境界の 正体を探す 見えない境界の 正体を探す
境界がメルトされた状態 →「境界メルトモード」 チームが1つの生き物のようになめらかに連携して動き、 いいものを早く作っている状態 その実現方法は1つではない
どんな時にメルトするのか 実は緊急トラブル時にメルトしていませんか? あの夜、私たちは「人間」に戻った。 ── 災害ユートピア、贈与、そしてアジャイルの再構築 https://speakerdeck.com/shift_evolve/20260108-hiromitsu-akiba
日常の「境界メルトモード」探してみた。 チーム全員で仕様書を書いていた時 バグ分析を一緒にやっていた時 UIについて議論している時 開発者とPOが話している時
メルトを 増やしたい!
境界メルトモード中の共通点 こんな時にメルトしがち ゴール/目的が明確 デザインなど「全員が理解できる媒体」がある 自分が詳しい領域がある その時こうなっていたかも 自分ごとになって、前のめりで自分から発信している 「自分にもできる」という感覚がある
「うまくいっている瞬間」(共通点)を膨らませる。 「境界メルトモードに入っていた瞬間」の共通点を いろんな場面で試してみる・再現してみる
「うまくいっている瞬間」(共通点)を見つけてみよう!! 「境界メルトモードに入っていた瞬間」はありますか?? 隣の人と話してみましょう ・どんな瞬間に境界がなくなっていたか ・なぜそうなっていたか
「境界メルトモード」の再現アプローチ。 自分たちのチームで「境界メルトモードに入っていた瞬間」を 棚卸しする なぜその時はメルトできたのか?を分析する 共通点を元に意図的に再現する仕組みを作る
メルトするには「体験」が重要。 「メルトしろ」と言われても変わらない うまくいった体験を増やしていく
そして大事なこと。 おま環
あとがき あとがき
登壇駆動開発 すぎた・・・
まとめ。 / Thank you 今日のポイント プラクティスの先にあるマインドの境界に気づこう 自分のチームの「メルトした瞬間」を見つけて膨らませよう プラクティスは借りるもの、マインドは自分たちで育てるもの 質問・フィードバック歓迎