132 Views
September 27, 22
スライド概要
・各自の「常識」「当たり前」「ふつう」は教育やメディア、周囲の環境により形成されたもの
・そのようなバイアスを除外して、改めて”情報"をひとつずつ見てみる・考えてみることが大事
・「資本と力」「人間の性質」を認識し、情報を捉える視座をもつ → 情報をグレーに捉える
・この視座が進展するデジタル情報化社会において重要 →健康・社会的つながり・資産にも関わる
F0̲ 人間の性質と情報を捉える視座の重要性 2022.09.27 F0 11shiten.studio.site ・本一連の資料は作成者の許可なく転写・転載、第三者へ共有・開示することを禁止とする ・作成者; 十一視点 1
人間の性質 人間の性質 T1 ・本一連の資料は作成者の許可なく転写・転載、第三者へ共有・開示することを禁止とする ・作成者; 十一視点 2
4つの目 • 「鳥の目」; 高いところから全体を俯瞰する • 「虫の目」; 現場の視点で、鳥瞰とは異なる目線で捉える • 「魚の目」; 目で見るだけでなく、川の流れを感じ取る • コウモリ 「蝙蝠の目」; 別角度から逆さまに常識に捉われずに考える ・各自の「常識」「当たり前」「ふつう」は教育やメディア、周囲の環境により形成されたもの ・そのようなバイアスを除外して、改めて”情報"をひとつずつ見てみる・考えてみることが大事 F0 ・本一連の資料は作成者の許可なく転写・転載、第三者へ共有・開示することを禁止とする ・作成者; 十一視点 3
人間が受ける情報 • 人間は情報収集の 80% が視覚からのもの https://www.nips.ac.jp/release/2012/02/post̲202.html • 膨大な視覚情報を“くっきり”選別するためのフィルタを 介して認知している http://www.wa-con.co.jp/ • このフィルタと認知の部分に、 人類の長い生存競争や進化によって培われてきた システム1 (Fast) システム2 (Slow) が存在する 視覚情報 フィルタ 認知 システム1 (Fast) システム2 (Slow) ̲ F0 ・本一連の資料は作成者の許可なく転写・転載、第三者へ共有・開示することを禁止とする ・作成者; 十一視点 4
脳の性質「システム1 と システム2」(Fast & Slow) https://uxdaystokyo.com/articles/glossary/cognitive-bias/ • 直感的な思考を行う「システム1」(Fast=速い) 迅速に判断を行える一方、 時として非合理的な判断をしてしまう性質がある • 合理的な思考を行う「システム2」(Slow=遅い) 合理的な判断ができる一方、判断に時間がかかる ノーベル賞学者ダニエル・カーネマン https://data.wingarc.com/fast-and-slow-19160 • 日々膨大な情報を処理しながら生活している私たち人間は 直観的な「システム1」を無意識に使っている • 特に意識をしないと、経験や本人の思い込みが影響して 認知バイアスが起こる 視覚情報 フィルタ 認知 システム1 (Fast) システム2 (Slow) https://togetter.com/li/1253386 バイアス ・速い思考の直感的な判断を無条件で信用せず、違和感があれば 遅い思考で捉え直すことが大事 ・複雑化した情報氾濫社会において、速い思考だけでは”情報”に騙される → 人間の性質 F0 ・本一連の資料は作成者の許可なく転写・転載、第三者へ共有・開示することを禁止とする ・作成者; 十一視点 5
誰しもが「認知バイアス」をもっている 認知バイアスは100種類以上 • 「認知バイアス」 特定の事象に対して、自分に都合がいいように考えが 偏ってしまうこと • 個人の先入観に基づいて、自らの仮説や考えを支持する 情報ばかりを選択し、 否定する情報を無意識的に避けてしまう性質 • 認知バイアスの代表例; - アンカリング - ハロー効果 - 確証バイアス - バンドワゴン効果 https://uxdaystokyo.com/articles/glossary/cognitive-bias/ ̲ F0 ・本一連の資料は作成者の許可なく転写・転載、第三者へ共有・開示することを禁止とする ・作成者; 十一視点 6
アンカリング https://uxdaystokyo.com/articles/glossary/anchoringe ect/ • 右の値札 と 左の値札 は どちらがお得に感じるか? アンカリング 一番最初に接した、もしくは最も印象的な情報や数値が、 意思決定や判断に影響を及ぼしてしまう傾向のこと • 最初に与えられる、もしくは印象に残る情報や数値のこと を認知心理学や行動経済学では「アンカー」と呼ぶ。 このアンカーは 一度決まると簡単には動くことのない 強固な“重し”となる 値引き前の価格が基準となり アンカリング効果が働いた結果 ・メディア越しに届けられる「印象に残る情報」を疑わなければいけない ・本一連の資料は作成者の許可なく転写・転載、第三者へ共有・開示することを禁止とする F0 ff ・作成者; 十一視点 7
ハロー効果 https://uxdaystokyo.com/articles/glossary/halo-e ect/ ハロー効果 • 「ハロー効果」 肩書き 特定の特徴に対する評価が、因果関係を持たない別の特徴 に対する評価へ影響を及ぼしてしまう現象のこと 経歴 「◯◯大学客員教授 xxx様」 • 「ポジティブに作用するハロー効果」 学歴が高いから仕事ができる人、という判断が往々にして あるが、実際には明確な因果関係があるわけではない 容姿の整ったアナウンサー • 「ネガティブに作用するハロー効果」 聴き心地のよい原稿読み CMに起用したタレントが不祥事を起こした際、そのタレ ントが関わっていた商品にも不信感を感じてしまう (タレントの不祥事と商品クオリティに因果関係はないが) ・メディアで見聞きする「肩書き」「容姿の美醜」から無意識のうちに影響を受けている ・本一連の資料は作成者の許可なく転写・転載、第三者へ共有・開示することを禁止とする F0 ff ・作成者; 十一視点 8
確証バイアス https://uxdaystokyo.com/articles/glossary/confirmation-bias/ • 確証バイアス 個人の先入観に基づいて、自らの仮説や考えを支持する 情報ばかりを選択し、否定する情報を無意識的に避けてし まう性質 高級車、 高級腕時計 • 一度先入観を持つと、新しい情報が入ってきても、 無意識に先入観に合わせた情報を拾いやすくなる https://tokyo-calendar.jp/article/7738 • 例えば、 容姿の第一印象にあわせて、 その印象が成立するような 他のポイントを探してしまう (例; 高級車に乗っている人 → 仕事もできて資産家 ) 靴も メガネも 高そう!! 「バンパーが凹んでいる」 という外観は目につかなくなり、 お金がなくて修理ができないんだ、 という仮説を立てようとしない ・「肩書き」「美醜」による先入観によって、発せられている”情報”に対して 無意識のうちに 各人が抱く”印象” が加わってしまう F0 ・本一連の資料は作成者の許可なく転写・転載、第三者へ共有・開示することを禁止とする ・作成者; 十一視点 9
バンドワゴン効果 • バンドワゴン効果 個人の判断よりも集団の決定の方が正しいと思い込み、 集団の決定を採用してしまう • 「行列のできる店は美味しい」と思い込むこと等 • ある選択肢を多くの人が支持することで、 https://cms-professional.net/web-media/bandwagon 「これだけ選ばれているんだからいいものに違いない」 「今この流れに乗っておかないと損するかも」 という心理が働き、より多くの人に選ばれるようになる • 商品レビューもこの性質を利用 (★★★★☆) ・意図的に「大勢」「群衆」をつくり露出させることで、流行や思想の扇動が生み出されている F0 ・本一連の資料は作成者の許可なく転写・転載、第三者へ共有・開示することを禁止とする ・作成者; 十一視点 10
群衆心理 https://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/113̲gunsyushinri/index.html • 18世紀後半〜19世紀、すでに群衆心理が利用されていた • 人は群衆の中にいるとき、暗示を受けやすく、 物事を軽々しく信じる性質を与えられる • 論理ではなく”イメージ”によってのみ物事を考える群衆 • 標語やスローガンによって暗示を受け、 群衆は衝動の奴隷となる • 群衆心理はテレビ・新聞等のメディアによって、 たやすく扇動される • 極度に単純化されたイメージに暗示を受けた群衆は もはや事実の検証や論理では止めることができなくなる ・現在も メディアを介して群衆心理を造成されている ・あらゆるメディアで「断言」「反復」「感染」されている事柄を疑わないといけない F0 ・本一連の資料は作成者の許可なく転写・転載、第三者へ共有・開示することを禁止とする ・作成者; 十一視点 11
資本の力 資本の力 T1 ・本一連の資料は作成者の許可なく転写・転載、第三者へ共有・開示することを禁止とする ・作成者; 十一視点 12
メディア、出演者の収益構造 スポンサー企業; 製菓, 製薬, 洗剤, 自動車保険, 住宅, 通信 etc. • テレビとは、”スポンサー企業” が自社の ブランドや商品、サービスを宣伝する装置である • 「情報を発信する組織、個人」は真実の時事を伝えたり 大衆の考えや思想、行動をある方向へ誘導したり、 注目を集めるために情報発信している • メディアが ある事象を一斉に、盛大に発信し始めた際は よく考えて映像や情報を受取らないといけない • CM(コマーシャル)だけではなく、番組・報道内にも 影響・力は及んでいる https://piola.jp/not-taught/talent-youtuber/ ・メディアの収益構造をみれば「スポンサー企業を第一」に考えていることは明確 ・スポンサー企業に不利なことをすれば メディアは稼げなくなり潰れる →資本主義の原理 F0 ・本一連の資料は作成者の許可なく転写・転載、第三者へ共有・開示することを禁止とする ・作成者; 十一視点 13
現代のシステム; 「資本主義」「貨幣経済」 • 資本家 = 投資家や経営者、資本を持つ者 - 労働者に賃金を与えることで労働力を得る - 出資先に資金提供することでリターンを得る • 資本構造において、 労働者が生み出した価値(物や権利)は 資本家のものとなる • 労働者はそこで得た賃金・給与(貨幣)を使い、日常の買い物 やサービスと交換し生活できている[貨幣経済] https://capitalism-slaves.com/existing-economy/economic-history/2715/ ・多くの場合、価値交換手段である貨幣が無いと生活ができなくなる為、資本家が強い構図 ・多くの産業、メディア業界においても、この資本の力関係は存在する F0 ・本一連の資料は作成者の許可なく転写・転載、第三者へ共有・開示することを禁止とする ・作成者; 十一視点 14
貨幣の歴史 ・自分が持っているものと、欲しい物を交換する物々交換 ・金・銀は各国の国王や支配者が発行し、 次第に国民はそれらを用いて商取引をするように 問題発生 ・所持している「金・銀」等の総量までしか紙幣を 発行することができなかった ・金や銀の採掘には限りがあり、経済が発展すると共に 紙幣の量が足りなくなっていった 金庫番(金融業者, 政府)は、国民が一斉に金と交換に 来ないだろうとも考えた The Great Depression 1929年の世界大恐慌もきっかけとなり 経済立直しの為に通貨制度移行を促進 ・保存が効いて、みんなが欲しがるものにいったん交換しておこう 金本位制 1816年頃〜 ・丈夫な金庫を持った金庫番(金融業者, 政府)に 自分の「金」を預けるようになり 預けた代わりに、「金銀の預かり証」を受取る 管理通貨制度 1931年頃〜 ・お札の発行量不足問題を解決するために、 金銀の総量に関係なく紙幣を発行できる仕組みに変更 ・通貨の発行量を調節することによって、 物価の安定や経済の成長を行う ユダヤ系 民族 ・より保存が効いて、希少価値の高い、金や銀等、硬貨 に置き換わる 通貨 発行権 ・「預かり証」で物が交換されるようになった 「無」から作り出されたお金の信用は、価値のあるものといつでも 交換できるという「信用」がベースになっている。 これが現在の金融の仕組みである「信用創造」と呼ばれるもの https://fresopiya.com/2019/08/26/moneyhistory/ F0 ・本一連の資料は作成者の許可なく転写・転載、第三者へ共有・開示することを禁止とする ・作成者; 十一視点 15
通貨発行権をもつことの意味 … 中央銀行 > 金融業 > グローバル企業 > 政府 > 市民 国債, 公債 買取 … (中央銀行からの借金) 資金 中央銀行 大企業 政府 市民 企業活動の支援/制度設計 国・政府 税金 売上げ 中央 国立 印刷局 紙幣の原価は 印刷 依頼 銀行 インフラ 公共事業 利子 公債等, 債券 買取 資金 世界の 巨大 銀行 貸付 大企業 サービス 国や政府の歳入は 社会 紙幣 買取 通貨発行権 数十円程 利用者 中央銀行は 公的組織ではなく 私有の銀行(民間) 民間ということは その所有者達が存在する 利子 中小企業 通貨発行権をもつ各中央銀行が (例)1万円札(やドル札) を大量に印刷要請 紙幣の印刷原価は数十円程 (紙+インク) 中央銀行はその紙幣を安く買取り、 世の中に「1万円」の価値ある紙切れとして市場へ回す 金融機関や大企業が 経済活動しやすい制度作りをする 国や政府、行政にも サービス 地方 銀行 企業や市民からの税収入& 公債(いわゆる金融機関からの借金) 売上げ 貸付 利子 F0 税金 この資本主義社会の 力関係、影響は及んでいる 事業者 貸付 預金 わずかな 利子 個人 資本主義社会において、 ・通貨発行の流れ ・大企業の株主構成 などを調べれば、 関係性がわかりやすい ・本一連の資料は作成者の許可なく転写・転載、第三者へ共有・開示することを禁止とする ・作成者; 十一視点 16
中央銀行は民間の私有銀行 https://www.jsri.or.jp/ publish/research/pdf/ 82/82̲03.pdf 1694年創立のイングランド銀行は 戦争による政府財政の 逼迫を緩和する目的で設立された いわゆる 「政府の銀行」としての 役割を期待された民間の銀行…. http://www.miki-lions.jp/?p=1097 https://kansai-u.repo.nii.ac.jp/? action=pages̲view̲main&active̲action=repository̲view̲main ̲item̲detail&item̲id=6749&item̲no=1&page̲id=13&block̲id =21 F0 ・本一連の資料は作成者の許可なく転写・転載、第三者へ共有・開示することを禁止とする ・作成者; 十一視点 17
グローバル企業の株主構成 世界最大の 軍事企業 https://finance.yahoo.com/quote/LMT/holders?p=LMT 世界第2位の資産運用会社 (非公開会社) 世界最大の資産運用会社 製薬、 ワクチン企業 https://finance.yahoo.com/quote/BLK/holders?p=BLK https://finance.yahoo.com/quote/PFE/holders?p=PFE 検索エンジン Youtube等 https://finance.yahoo.com/quote/GOOG/holders?p=GOOG Windows, O ceソフト https://finance.yahoo.com/quote/MSFT/holders?p=MSFT https://finance.yahoo.com/quote/STT/holders?p=STT 全世界の富の集中 ほぼ全ての グローバル企業も同じ 世界中のグローバル企業群 ffi F0 ・本一連の資料は作成者の許可なく転写・転載、第三者へ共有・開示することを禁止とする ・作成者; 十一視点 18
「人間の性質」を認識し、「資本と力」を意識すること 人間の性質 資本の力 T1 ・本一連の資料は作成者の許可なく転写・転載、第三者へ共有・開示することを禁止とする ・作成者; 十一視点 19
「人間の性質」を認識し、「資本と力」を意識すること 資本家 国内情報 一次情報 一次情報 真実に近いらしい情報源 遠い世界や 知らなかった世界を 見れる・見せられる 社会となった 一次情報 海外情報 資本 資金つながり 情報遮断 誤認識 情報操作 スポンサー メディア企業 知識偏重 バイアス 政治的背景 印象操作 従業員 行動誘導 編集者 原稿 テレビ 新聞 ネット ニュース スポンサー企業等 どれが一次情報なのか? 情報操作されていないか? 個人で判別するのは極めて困難 ブログ 動画 SNS 本 噂話 アナウンサー カメラマン 講習会 メディア 出演者 専門家 インタビュイー 人間・脳の性質 番組 視覚情報 フィルタ 認知 システム1 (Fast) システム2 (Slow) 動画 生放送 記事 作り上げられるコンテンツ バイアス ・「資本と力」「人間の性質」を認識し、情報を捉える視座をもつ → 情報をグレーに捉える ・この視座が進展するデジタル情報化社会において重要 →健康・社会的つながり・資産にも関わる F0 ・本一連の資料は作成者の許可なく転写・転載、第三者へ共有・開示することを禁止とする ・作成者; 十一視点 20