新人未経験文系非IT卒学生向け 超初心者向け テストエビデンスのまとめ方

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April 18, 26

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EX:テスト証跡格納用のサンプル(Excel)
https://docs.google.com/spreadsheets/d/18ymZ8C6hVK3Pl-KJ2EF-XZsGKfG_nI4FYAS5X-Y_HJY/edit?usp=sharing

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はじめまして、yukikoと申します。 DX推進のお力になれれば嬉しいです! 気軽にLinkedinなどでお声がけくださいね! ★スキル LPICレベル2取得者 AI、Python、Splunk、BIが得意領域です。

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テストエビデンスのまとめ方 新人インフラエンジニアの必須スキル 日本企業の下流工程で「一番最初に覚えること」 面白きなき世を面白く 1 / 12

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今日の流れ ① ② ③ ④ この用語 テストエビデンスって何? 簡単に書くよ うさうさラーメン店の「検品記録」で考える 詳しく書くよ エビデンスの構成 / コマンド画面の撮り方 / よく使うコマンド集 まとめ 「これだけ覚えて」チェックリスト 2 / 12

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① この用語 ─ テストエビデンスって何? テストエビデンス(Test Evidence) = テスト証跡 ・ 実行証拠 ・ エビデンス 「やりました」ではなく「やった証拠」を残す文化 日本のSIer・インフラ現場では、作業の証拠(スクリーンショット・コマンド出力など)を Excelにまとめて提出する文化が根付いています。これが「エビデンス」です。(※企業によって様々) なぜ必要? 後から「本当にやったの?」と聞かれたときの証拠になる 障害発生時に「あのとき何をしたか」を遡れる チームメンバーやお客様との信頼関係を築く基盤 3 / 12

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② 簡単に書くよ ※正確な表現ではございません うさうさラーメン店の「検品記録」で考えよう 新しい冷蔵庫を設置したとき… ①設置前の状態を写真に撮る ②電源を入れて温度計の写真を撮る ③食材を入れて翌日また温度の写真を撮る これをノートに貼って「検品OK」と店長に見せる これをLinuxインフラに置き換えると… 冷蔵庫の設置 → サーバーの構築 写真を撮る → コマンド出力をコピペ ノートに貼る → Excelにまとめる 店長に見せる → 上長・お客様にレビュー提出 4 / 12

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③ 詳しく書くよ ─ エビデンスの構成要素 エビデンス = 「いつ・誰が・何をして・どうなったか」の記録 ① ② ③ ④ ⑤ 作業日時 実行コマンド 実行結果 期待値との比較 確認スクショ yyyy/mm/dd hh:mm いつ実行したか 何を打ったか (手順書の手順番号と 対応) ターミナル出力の コピペまたはスクショ 想定通りか? OK / NG の判定 画面キャプチャ (設定画面・状態確認 ) 5 / 12

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③ コマンド画面の残し方(2つの方法) 方法①:テキストコピペ(※ログのファイル出力) 方法②:スクリーンショット(※日時を入れる) $ hostname web-server-01 $ date 2026年 4月17日 金曜日 15:30:00 JST $ cat /etc/os-release | head -2 NAME="Ubuntu" VERSION="24.04 LTS" $ systemctl status sshd | head -3 スクリーンショット をここに貼る (画面全体 or 必要な部分を切り取り) ● sshd.service - OpenBSD Secure Shell server Active: active (running) since ... メリット:検索可能・軽い・改ざん検知しやすい メリット:視覚的にわかりやすい・GUI設定も残せる Excelに直接貼り付ける Win: Win+Shift+S Mac: Cmd+Shift+4 6 / 12

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③ エビデンスExcelの書き方フォーマット # 手順 実行コマンド 期待結果 実行結果(証跡) 判定 1 ホスト名の確認 hostname web-server-01 と表示される web-server-01 (コピペ or スクショ貼付) OK 2 SSH稼働確認 systemctl status sshd active (running) と表示される ● active (running) (コピペ or スクショ貼付) OK 3 ポート確認 ss -tlnp | grep 22 LISTEN 0.0.0.0:22 と表示される LISTEN *:22 (コピペ or スクショ貼付) NG ポイント 期待結果を先に書く → テスト仕様書の「正」を決めておく 実行結果は事実だけ書く → コマンド出力そのままコピペ。編集しない! OKかNGかを必ず判定する → NGなら備考欄に原因と対処を書く 日時と実行者を必ず記録する → ヘッダーに作業日・担当者名を入れる 7 / 12

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③ エビデンスでよく使うコマンド集(前半) カテゴリ コマンド 用途 出力イメージ 基本情報 hostname ホスト名確認 web-server-01 基本情報 date 現在日時 2026年 4月17日 15:30:00 JST 基本情報 uname -r カーネルVer 6.8.0-45-generic 基本情報 cat /etc/os-release | head -2 OS情報 NAME="Ubuntu" VERSION="24.04 LTS" ネットワーク ip addr show | grep inet IPアドレス inet 192.168.1.10/24 ... ネットワーク ss -tlnp LISTENポート LISTEN 0.0.0.0:22 / :80 / :443 ネットワーク ping -c 3 8.8.8.8 疎通確認 3 packets transmitted, 3 received 全コマンドの出力を date 付きで記録すると時系列エビデンスになる 8 / 12

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③ エビデンスでよく使うコマンド集(後半) カテゴリ コマンド 用途 出力イメージ サービス systemctl status sshd サービス状態 ● active (running) サービス systemctl is-enabled sshd 自動起動確認 enabled ディスク df -h ディスク使用量 / 45% /home 23% ... ディスク lsblk ブロックデバイス sda 100G disk / sda1 ... プロセス ps aux | grep nginx プロセス確認 www-data ... nginx: worker ログ tail -20 /var/log/syslog 直近ログ (最新20行のログ) ログ journalctl -u sshd --since today サービスログ (今日のsshd関連ログ) 全コマンドの出力を date 付きで記録すると時系列エビデンスになる 9 / 12

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③ NGが出たとき ─ あわてない3ステップ NGの事実を正確に記録する STEP 1 出力をそのままコピペ。 「こうなるはずだった」と「実際こうなった」を並べる。 ※絶対に出力を書き換えない! 原因の仮説を書く STEP 2 「ポート22がLISTENしていない」 → 仮説:sshdが起動していない? → 確認:systemctl status sshd 是正後に再テストしてエビデンスを追加 STEP 3 修正コマンドを実行 → 再度テストして出力を記録 → OKになったことを確認 10 / 12

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④ まとめ ─ 「これだけ覚えて」チェックリスト エビデンス = 「やった証拠」 口頭報告だけでは証拠にならない コマンド出力はそのままコピペ 編集・加工は絶対にしない(改ざんになる) 「期待結果」を先に書く テスト仕様書の「正」と比較して OK/NG を判定 日時・実行者を必ず記録 「いつ・誰が」がないエビデンスは無効 NGは隠さず正確に記録 事実→仮説→是正→再テスト の流れで対応 ※NGでも隠さないで! NGの場合は事実と自分の仮説を分けて報告 hostname → date → 本作業 → 確認 この順番で記録すると「どのサーバーでいつ」が明確 11 / 12

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お疲れさまでした! エビデンスの黄金パターン $ hostname $ date $ (テスト対象のコマンド) $ (確認コマンド) → Excelに貼って OK/NG を判定 面白きなき世を面白く 12 / 12