20230617_「このアクションは、それが依存しているアクションの上にドラッグできません。」を回避してアクションを移動する

1.6K Views

June 17, 23

スライド概要

https://kimamani.connpass.com/event/286924/

profile-image

Microsoft 365、Power Platrform、PowerShellについて調べたことや検証したこと

シェア

またはPlayer版

埋め込む »CMSなどでJSが使えない場合

関連スライド

各ページのテキスト
1.

「このアクションは、 それが依存しているアクションの上に ドラッグできません。」 を回避して アクションを移動する 気ままに勉強会 #59 今回のお題:テーマLT:私、ココにつまづきました・ハマりました 2023/6/17 1

2.

自己紹介 • 名前: わたるふ • Twitter: @wataruf01 • ブログ: ルドルフもわたるふもいろいろあってな ・マシュマロ: wataruf01 • GitHub: wataruf01 • SharePoint Server 2007 からMicrosoft 製品に関わる • PowerShell が好き • Microsoft Teams が好き • 今はPower Automate に熱中 • 個人的に調べたことや検証したことなどをブログで公開しています 2

3.

注意事項 • 解説する内容は私の個人的な見解が含まれています • 内容に誤りがある場合はご指摘をいただけると助かります 3

4.

今回のお話 「このアクションは、 それが依存しているアクションの フローの作成で おそらく誰もが一度は 上にドラッグできません。」 経験しているこのエラーでしょう を回避して アクションを移動する 次のスライドへ 4

5.

今回の解説内容はブログで公開済みです 2022/9/18 投稿 【TIPS】【Power Automate】「このアクションは、それが依存しているアクションの上にドラッグ できません。」を回避してアクションを移動する https://wataruf.hatenablog.com/entry/2022/09/18/120000 5

6.

今回の主旨 • 操作の制約によるエラーはストレスになる。 できるかぎり回避するのが良い • 小さなコツでも出現頻度が高いものを知っていると 大きな時間短縮になり得る けれど • 成果物の最終形に関連しない知識はあえて連携されにくい (= 暗黙知になりやすい) 小さなコツでも大事。 機会があるときにしっかり覚えて活かそう。 (∩´∀`)∩ 6

7.

やりたいこと 7

8.

エラーの再現手順 1/7 手動実行のフローをつくります。条件分岐のアクションを配置します。 8

9.

エラーの再現手順 2/7 「はい」の分岐に「作成」アクションを配置します。アクションの入力に任意の内容をいれます。 9

10.

エラーの再現手順 3/7 「作成」アクションをもうひとつ配置します。 この作成アクションの「入力」に、先に配置した作成アクションの出力をいれます。 10

11.

エラーの再現手順 4/7 まず、ひとつめの「作成」アクションを「いいえ」分岐のほうに移動しようとしてみます。 11

12.

エラーの再現手順 5/7 エラーが発生してアクションの移動が行われません。 12

13.

エラーの再現手順 6/7 次に、ふたつめの「作成」アクションを「いいえ」分岐のほうに移動しようとしてみます。 13

14.

エラーの再現手順 7/7 この場合も、エラーが発生してアクションの移動が行われません。 14

15.

なぜエラーが発生したのか? フローの保存時やアクションの移動時に「参照先が存在するどうかのチェック」が行われます。 条件分岐の「はいの場合」と「いいえの場合」は同時に起こり得ないため、一方の分岐に配置したアクションか らもう一方の分岐に配置したアクションを参照することはできません。 今回実施しようと移動は上記に該当するため、フローが移動の操作にストップをかけた状況です。 15

16.

このエラーの困るところ それはアクションを移動する途中過程であっても参照がきれるよ うな配置ができないことです。 目的は両方のアクションを 移動させることなのに、 移動の過程で参照が切れる状態が になってもエラーになってしまいま す 16

17.

解決方法 「スコープ」アクションを使ってふたつの作成アクションを同時に移動すれば エラーにならずに移動できます。 17

18.

実演動画 18

19.

ちなみに 今回のようなアクションの配置であればこんな移動もできます 19

20.

ポイント 分岐の一番上に直接アクションをドラッグアンドドロップで移動することはできません。 そのため、一時的なアクションを配置したうえでその下にアクションを移動します。 分岐の領域だけでなく スコープの場合も 同じことが起きます 同じ方法で回避できます。 20

21.

実演動画 21

22.

今回の主旨(再掲) • 操作の制約によるエラーはストレスになる。 できるかぎり回避するのが良い • 小さなコツでも出現頻度が高いものを知っていると 大きな時間短縮になり得る けれど • 成果物の最終形に関連しない知識はあえて連携されにくい (= 暗黙知になりやすい) 小さなコツでも大事。 機会があるときにしっかり覚えて活かそう。 (∩´∀`)∩ 22

23.

Power AutomateのフローやTIPSをブログで公開しています • 興味を持っていただけたかたは下記のURLからいらしてください https://wataruf.hatenablog.com 23

24.

今回の解説内容はブログで公開済みです(再掲) 2022/9/18 投稿 【TIPS】【Power Automate】「このアクションは、それが依存しているアクションの上にドラッグ できません。」を回避してアクションを移動する https://wataruf.hatenablog.com/entry/2022/09/18/120000 先ほどの実演動画も ブログで公開しています 24