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September 29, 26
スライド概要
.NETラボ 2026年9月に登壇したスライドです。
VS Code + Git + M365 Copilotで構築する「頼れるお仕事アシスタント」〜君は一人じゃない!現場で役立つAI協調開発術〜
Microsoft MVP for Windows and Devicesです。WindowsやWindows PCの情報を発信しています。 マイクロソフト製品や技術をお伝えするポッドキャスト番組を配信しています。 https://www.youtube.com/@Windows-podcast/ https://windows-podcast.com/podcast/
VS Code + Git + M365 Copilotで 構築する 「頼れるお仕事アシスタント」 君は一人じゃない!現場で役立つAI協調開発術 Microsoft MVP for Windows and Devices 木澤 朋和 | WoodStream Networks TECH TALK
2 自己紹介 • 木澤朋和(きざわともかず) • (株)日立情報通信エンジニアリング 主任技師(*1) • Microsoft MVP for Windows and Devices (17回目) • テクノロジ分野 Surface(世界で15人、日本で3人)とWindows • ポットキャスト番組 「WoodStreamのデジタル生活」 • マイクロソフトの製品や技術をお話しする番組 • 音声とYouTube • 毎週配信 配信 17年 / 846回 木澤 Windows (*1)本セッションは個人の見解です Azure Administrator Associate (AZ-104) AI Business Professional (AB-730) Azure AI Fundamentals (AI-900)
02 SESSION OVERVIEW M365 Copilotを、ひとり仕事の「相棒」にする 今回お話しすること こんな方へ ・AIを「検索窓」から相棒へ ・企業でM365 Copilotを使っている M365 Copilotとの対話で、仕事を前に進め る ・Markdownで「外部脳」をつくる VS CodeとGitで、記憶と進捗を残す ・GitHub Copilotは使っていない ・いろいろと仕事を抱え込んでいる ・毎日の実務に落とす 差分日報・会議支援・想定問答に活用する ・一人作業が多く、話し相手が少ない ・Azureも使えない
SECTION 01 / MINDSET AIを「検索窓」から相棒へ Copilotの価値を捉え直し、孤独な業務を対話に変える 次の章へ 01 / 06
03 QUESTION Copilotを“検索窓”で終わらせていませんか? 検索 翻訳 その先へ。 一人部署・開発現場で起きること 孤独な作業が積み上がる 相談相手がいないまま、思考がフリーズする “フリーズ時間”を、対話の時間に変える。
04 MINDSET SHIFT AIは辞書ではなく、チームの一員になる 辞書 聞かれたことだけ返す 相棒 対話しながら、仕事を一緒に進める 「君は一人じゃない」 対話から、あなた専属のアシスタントが生まれる。
05 ROI 月4,497円($30)で、24時間365日の専属アシスタン ト 月 4,497 円($30) 24 365 愚痴も言わず、泥臭い作業を支え続ける最高の存在。 “部下を1人雇っている”感覚で使い切る。 時間 日
SECTION 02 / EXTERNAL MEMORY 外部脳をつくる Markdown・VS Code・Gitで、AIが参照できる記憶を残す 次の章へ 02 / 06
06 WHY IT STARTED 山積みの業務と孤独から生まれた「作業メモ連携」 現場の現実 目指した姿 ・整理しきれない大量の仕事 ・Copilotを「お仕事アシスタント」 へ 日々のタスクや連絡が洪水のように押し寄せ る ・適切な相談相手がいない 一人部署やマネジメント特有の「思考がフリ ーズする」孤独な時間 単なる検索ツールではなく、一緒に仕事を 進める相棒にする ・「作業メモ」で業務を記録 日々の業務を作業メモに記録し、進捗やタ スクの抜け漏れをCopilotと一緒にフォローさ せる体制を作る
07 THE MEMORY GAP 問題は性能ではなく「記憶が残らない」こと CPU 超高速な処理装置 チャットごとに リセット 記憶 ハードディスクではない Copilotはステートレス。だから外部に「記憶」を持たせる。
08 PLAIN TEXT WINS リッチなOneNoteほど、AIにはノイズになり得る 人間には見やすい AIが確実に理解 画像 | 装飾 | 複雑な配置 # 見出し - 箇条書き - [ ] チェック 読み取りエラーの温床 共通言語はプレーンテキスト = Markdown 見た目より、構造が伝わることを優先する。
09 WHY VS CODE VS Codeならメモが速く、見やすく、まとめて扱える 01 02 03 爆速起動 Markdownプレビュー フォルダ単位の一括管理 WORKSPACE PREVIEW ▾ 仕事メモ ├ 今日の記録.md ├ 案件A.md └ 上司メモ.md 今日の記録 ✓ 会議 ✓ 設計レビュー □ 明日の準備 メモが「ファイル」から「外部脳」へ変わる。
10 MEMORY WORKFLOW 作業メモを軸に、Copilotとの対話とGitの進捗管理をつなぐ VISUAL STUDIO CODE 作業メモ.md (記憶場所) M365 Copilot ユーザー チャット 参照 ローカルリポジトリ Gitコミット DIFF → 進捗状況を把握 → Copilotと会話 HOW IT WORKS 01 保存 作業メモを OneDrive / SharePointへ保存 02 参照 作業メモのリンクを Copilotに読ませる 03 対話 メモに基づいて ユーザーとCopilotが会話 記録・対話・差分を一つの循環にして、仕事の文脈を保つ。 04 コミット 作業の節目で ローカルリポジトリへ保存 05 差分 前回コミットとの差分で 進捗を把握し、再び対話
SECTION 03 / DAILY WORKFLOW 毎日の運用に落とす 記録・差分・振り返りを、無理なく続く仕組みにする 次の章へ 03 / 06
10 GIT FOR EVERYONE Gitは“ゲームのセーブポイント”として使えばいい コマンド不要 VS Codeの「ソース管理」から マウスでポチポチ押すだけ。 または、バッチ実行 保存 01 保存 02 いつでも戻せる Diffをとって、そのままプロンプトに 投げると差分から進捗が見える 安心感が、試行錯誤を速くする。 いま
11 OPERATING RULES 外部脳は、見出し・チェック・暗黙知だけで育つ # 見出し 暗黙知 - [ ] チェックボックス 社内ドキュメントには載らない 現場の判断・勘所・経緯 最小限のルールで、続けられる形にする 。 自分の手元にストックし、 Copilotが参照できる材料にする。
12 LAZY CAPTURE 入力はズボラでいい。整形はAIに任せる 対面の打ち合わせ メール/チャット 無変換ローマ字 メモ術 素材丸投げ メモ化術 止まらず打つ。 あとでAIに日本語化させる。 そのまま放り込む。 AIに要点と構造を作らせる。 入力の摩擦をゼロにして、記録を習慣化する。
13 CORE WORKFLOW Git diffを渡すだけで、日報と明日の段取りができる 日報 今日の Git diff M365 Copilot 明日の段取り バッチファイル 1発 差分テキストを自動抽出 → 数秒で整理
14 REFLECTION 差分を振り返ると、1日の達成感まで可視化できる 今日の 作業差分 「今日何やったっけ…」 振り返り グラレコ風 イラスト 業務をまとめる 心をほぐす 「今日の朝からの作業を ダイジェストにまとめて」 「グラレコにして。 アスペクト比は16:9」 虚無感を、成果の実感に変える。
15 CUSTOMIZE & MEMORY カスタム指示とメモリーでAIを「自分色」に染める AIとの協調をさらに加速させる「記憶の役割分担」 01 不変のルールは「カスタム指示・メモリー」へ 例:「出力はMarkdownで」「木澤さんと呼んで」といった相棒の性格を固定化 02 日々の変動データは「外部脳(Git)」へ 例:めまぐるしく変わる日々のタスク進捗や差分データ 毎回プロンプトで前提を語る摩擦をなくし、すぐに本題へ入れる。 実際の設定画面を出します
SECTION 04 / COLLABORATION 現場でAIと協働する 上司シミュレータから会議支援まで、対話を実務に広げる 次の章へ 04 / 06
16 BOSS SIMULATOR 上司シミュレータは、過去の言葉から判断基準を学ぶ メール Teams 口癖・判断基準を 抽出 上司 シミュレータ 会議の 文字起こし 報告前のプレッシャーと胃の痛みを、事前練習でゼロへ。
17 REHEARSAL “AIxx部長”に先に厳しく突っ込んでもらう あなた AIxx部長 この報告で 大丈夫でしょうか? 「根拠は? 反対意見は? 次の一手は?」 PROMPT 否定的な視点で、厳しくツッコミを入れて AIがメンタルの防波堤になり、 本番前の想定問答が完成する。
18 LIVE MEETING SUPPORT Teams会議では、Copilotが途中参加と論点整理を支え る 「ここまでの要点を教えて」 こっそり追いつく 開始 議論 途中参加 整理 「まだ議論されていない課題はある?」 散らかった論点を戻す
19 META PROMPT 議事録は、要約ではなく「決定/保留」を分ける 決定事項 会議の 文字起こし 「議事録を作る プロンプト」を Copilotに作らせる 保留事項 どういう議事録を作ってほしいか”思い”を書く 要約で終わらず、次の行動が見える議事録へ。
19A PROMPT 01 / META PROMPT まずCopilotに「議事録プロンプト」を作らせる COPILOTへの依頼 Teamsのレコーディングとトランスクリプトから議事録を作成するための 指示プロンプトを作ってください。 議事録に残したいポイント ・会議名 ・決定事項を優先して書く ・開催日時 ・未確定事項も書く ・参加者名(敬称略と明記) ・アクションアイテムは表にする ・議事は話題ごとにセクション分け No. / タイトル / 内容 / 担当者 / 期限 ・発言者を明確にする ・次回開催日があれば明記 ・議事録記載者を明記 要約ではなく、会議結果と次の行動が見える指示文を作らせる。
19B PROMPT 02 / READY TO USE 作成したプロンプトで「決定/保留/次の行動」を残す あなたは企業会議の議事録作成担当者です。Teams会議のトランスクリプトを分析し、正確で実務的な議事録を作成してください。 # 作成ルール # 出力形式 ① # 出力形式 ② ・単純な要約ではなく、会議結果が分かる議事録 にする ・決定事項を最優先で整理する ・発言者名を明記する ・参加者一覧は敬称なしで記載する ・話題ごとに章立てする ## 会議情報 ## アクションアイテム ・不明な情報は推測せず「不明」と記載する ・重複する発言は要約する 会議名/開催日時/参加者(敬称略)/議事録作成者 ## 決定事項 箇条書きで、優先順位の高い順に整理 ## 未確定事項・継続検討事項 内容/検討理由/今後の対応方針 ## 議事詳細 No. タイトル 内容 担当者 1 2 ※担当者または期限が不明な場合は「未定」 ・会話の流れが分かるよう整理する 話題1:<テーマ名> ## 次回会議 ・未決事項・継続検討事項も明記する 内容 → 主な発言(発言者・内容)→ 結論 開催日時/開催目的(未定なら「未定」) ・次回会議日程が出た場合は必ず記載する 話題2以降も同じ形式で記載 ## 要約 会議全体を3〜5行で簡潔に要約 # 入力データ (ここにTeamsトランスクリプトを貼り付ける) 期限
SECTION 05 / OUTCOME 余白を次の挑戦へつなぐ ノイズをAIに預け、自分にしかできない判断と成長に集中する 次の章へ 05 / 06
20 AFTER AI JOINS AIにノイズを預けると、思考の余白が戻る BEFORE 確認 判断 返信 調整 記録 要約 迷い 決定 再確認 ディシジョン・ファティーグ AFTER 思考の余白 脳のノイズを減らし、 本当に考えるべきことへ。
21 VALUE SHIFT AIで生まれた余白を、より付加価値の高い仕事へ VALUE AIに任せる マネジメント業務の ノイズをAIに任せる 余白 より付加価値の高い 仕事に集中する AIは仕事を奪うのではなく、次の挑戦を選ぶ余力をつくる。
SECTION 06 / TAKEAWAYS 持ち帰る3つの実践 相棒・外部脳・摩擦低減を、明日からの仕事に組み込む 次の章へ 06 / 06
22 TAKEAWAYS 相棒・外部脳・摩擦低減の3点を持ち帰る 01 AIは辞書ではなく相棒 月4,497円の専属部下 02 Markdown × Gitで外部脳を育てる 記憶を残し、いつでも戻せる 03 上司シミュレータ&差分日報 現場の摩擦を、先回りして減らす
23 MORE RESOURCES 続きは書籍・Podcast・YouTubeで BOOK 『Copilotでお仕事アシスタントを作ろう 〜君は一人じゃない〜』 技術書典 出品書籍 PODCAST WoodStreamのデジタル生活 YOUTUBE 木澤のWindowsマスターズ
君は一人じゃない 本日はありがとうございました Microsoft MVP for Windows and Devices 木澤 朋和