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October 01, 22
スライド概要
XP祭り2022で登壇したときの資料です。
https://xpjug.com/xp2022/
チーム作りの専門家。チーム作りを通じて誰もが楽しく働ける社会を目指します!専門領域はチームビルディング / ファシリテーション / アジャイル / スクラムマスター / 意思決定 / タスク管理
カオスな状況で ぼくを救ってくれた 1つのツールと2つの 思考法 渡部啓太 @XP祭り2022
仕事をする上での「必殺技」は? ない人は「無い!」と投稿してみてください 2
ぼくはかつて必殺技がありませんでした というのも、リアクション型で 仕事をしていたからです 3
渡部 啓太 Twitter : @sobarecord チーム設計師 NRI bit Labs 所属 アジャイルコーチ / スクラムマスター コミュニティ活動 / 本の執筆 / ブログ ←寄稿しました! 4
スクラムマスターとしてはリアクション型で 良いのかもしれないですし、 実際うまくいっていた 困りごと のび太 ドラえもん ソリューション 5
スクラムマスターとしてはリアクション型で 良いのかもしれないですし、 実際うまくいっていた けど、壁に当たる 6
壁に当たったときの状況 <事前情報> ※少しデフォルメしています。全員が自分の責務をまっとうしようとしていました ・アジャイルとスクラムの基本知識がある PO ・サービスデザインに時間をかけている ・そこからプロダクトバックログを作っている Dev1 Dev2 Dev3 ・技術力がある ・アジャイルマインドが浸透している Dev4 Dev5 Dev6 ・自律的に動ける 7
壁に当たったときの状況 <実際の状況> ※少しデフォルメしています。全員が自分の責務をまっとうしようとしていました PO PO メイン サブ1 PO PO サブ2 サブ3 Dev1 Dev2 Dev3 ・アジャイルとスクラムの基本知識がある ⇒用語を知っているくらい ・サービスデザインに時間をかけている ⇒デザインしたものとは違うプロダクト作りすることに ・そこからプロダクトバックログを作っている ⇒同上 ・メインPOが不在になるのでサブPOががんばる ・技術力がある ・アジャイルマインドが浸透している ⇒しているが、スクラムマスター依存度が高い Dev4 Dev5 Dev6 ・自律的に動ける ⇒同上 8
小手先の対応 では改善していかず… 9
小手先の対応 では改善していかず… こんな時に必殺技が必要! (自分のポケットから取り出せて良かった…) 10
『線表』─ 自律的に動くことをうながす 線表の例 ・今のチームの状態が一目瞭然 状況整理と進捗確認に効く ・何をすべきかが明確になる ・特に、POのタスクは埋もれ がちなので重宝されました 11
『線表』─ 自律的に動くことをうながす シンプルかつ効果的 ゆえに「必殺技」 12
落ち込むとき、辛いときの心の支えは? ない人は「無い!」と投稿してみてください 13
『1日ひとつだけ、強くなる』 ・うまくいかないことが続くと、空虚感 がでてくる ・毎日の「成長」や「気づき」をノート にメモすることでモチベーションを保つ 14
『1日ひとつだけ、強くなる』 自分への成長の問いかけが、内発的動機づけとなる 小さな気づきを見逃さずに意識できるよう 小さな成果は、誰も評価してくれない。だ にする。それは成長に対する感受性を上げ から、自分のやっていることは誰よりも自 るということでもあるけれど、これにはコ 分が評価しなくてはならない。 これは他者 ツがある。 大切なのはハードルを下げるこ の評価を聞かなくていい、ということでは と。僕がやっているメモを例にとると「1 ない。あくまで軸は自分の内に置くという 日1個」という成果を自分の中でルールを ことにポイントがある。 決める。1日1個であれば続けやすい。 (書籍『1日ひとつだけ、強くなる。』より) <中略> 15
カオスな状況はリーダーシップを求める ・カオスな状況でスクラムマスターに求めら れたのはサーバントでは無い方のリーダー シップでした ・スクラムを一番知っているはず。少なくと も、正面から向き合っているはず。なの で、混乱しているチームを引っ張れるはず 16
こんなときに自信を持って進むには どう考えればよい? ない人は「無い!」と投稿してみてください 17
『システム思考』で自信をもつ システム思考は「風が吹けば桶屋が儲かる」 18
『システム思考』で自信をもつ ・個別最適ではなく、全体最適を 見るべし ・目先の解決策を追わない ・今、まさに取り組むべきボトル ネックにアプローチしていると いう確信が自信につながる 19
壁に当たったときの状況 <実際の状況> ※少しデフォルメしています。全員が自分の責務をまっとうしようとしていました 実は、Devに対しては PO PO メイン サブ1 PO PO サブ2 サブ3 Dev1 Dev2 Dev3 何もしていない ・アジャイルとスクラムの基本知識がある ⇒用語を知っているくらい ・サービスデザインに時間をかけている しかし、最後のふりかえりにDevの ⇒デザインしたものとは違うプロダクト作りすることに 方から「渡部さんのおかげ ・そこからプロダクトバックログを作っている でリリースできました」と ⇒同上 言ってもらえた ・メインPOが不在になるのでサブPOががんばる ・技術力がある ・アジャイルマインドが浸透している ⇒しているが、スクラムマスター依存度が高い Dev4 Dev5 Dev6 ・自律的に動ける ⇒同上 20
まとめ: この3つがあれば大丈夫! 1 いつでも有用な必殺技 2 心を整える思考法 3 自信が持てる思考法 みなさんも見つけてみてください! 21