1.3K Views
May 18, 25
スライド概要
Global Azure 2025で話した内容に若干修正を入れました
https://jazug.connpass.com/event/348980/
クラウドメインの一兵卒 インフラ全般が好きな人
Azure Local の すゝめ
おしながき • 自己紹介 • そうだ、AzureLocaる、と幸せになる3つのこと • 苦しんで覚えたAzureLocaる • おうちの構成 • 便利な機能たち • 課題とこれから
自己紹介 りゅうすけ@生きニキ どこかの国でSREをしています X:ryuuu_ch 特徴 • K8s勉強中 • ゲーム好き
そうだ、 AzureLocaろう
Azure Locaる、と 幸せになる3つのこと
①クラウドしか触ったことのない クラウドネイティブから脱却 • オンプレ何それおいしいの? • ネットワーク何それおいしいの? • Hyper-V何それおいしいの? • AD何それおいしいの? 悪い意味でのクラウドネイティブな俺にはわからん!!
①クラウドしか触ったことのない クラウドネイティブから脱却 • オンプレ何それおいしいの? • ネットワーク何それおいしいの? • Hyper-V何それおいしいの? • AD何それおいしいの? 悪い意味でのクラウドネイティブな俺にはわからん!!
過去の検証 • 過去に次のような構成をとりました • 詳細は Azure Stack HCI上でゲームを!?できらぁ!! を見てください • Azure Local(旧Azure Stack HCI)についても説明し てます
なんと、、、
②サーバーは壊れるということ を知る • サーバーは壊れます • 壊れたら直さないといけないです • 再起動したら直ることもあります、怖い
金銭コスト削減
AKS高くないです? • AKSで遊びたいのにこの仕打ち • 半日ぐらいで¥1500だったのでこれはまずい
AKS on Azure Localなら
AKS on Azure Localなら
③AKS on Azure Localなら コストを気にせず検証できる サービス 必要数 金額 今回の構成 お試し期間 Azure Local 物理コアごと \1,415/月 6物理コア あり AKS 仮想コアごと ¥3,476/月 4仮想コア X2Node なし ※すべての為替レートは2025/5/10時点 Azure Stack HCI 上の Azure Kubernetes Service の価格 Azure Local の価格
③AKS on Azure Localなら コストを気にせず検証できる サービス 必要数 金額 今回の構成 お試し期間 Azure Local 物理コアごと \1,415/月 6物理コア あり AKS 仮想コアごと ¥3,476/月 4仮想コア X2Node なし 今年の1月から AKS on Azure Local は Azure Local に含まれる ※すべての為替レートは2025/5/10時点 Azure Stack HCI 上の Azure Kubernetes Service の価格 Azure Local の価格
AVD on Azure Localなら サービス 必要数 金額 今回の構成 お試し期間 Azure Local 物理コアごと \1,415/月 6物理コア あり Azure Virtual Desktop 仮想コアごと ¥1,043/月 4仮想コア x1ユーザー なし 1人 あり (Microsoft E3/E5) Windows 11/10 アクセスユーザーごと \1,049/月 ※windows10 Enterprise E3 1年契約 すべての為替レートは2025/5/10時点 Azure Virtual Desktop の価格 Microsoft Entra のプランと価格
苦しんで覚えた AzureLocaる
ホスト
形から入るタイプ • ベアボーンキット ¥103,180 • メモリ96GB ¥52,800 • OSディスク1TB ¥9,697 • データディスク2TB ¥17,556 • GPU 8GB ¥77,000 合計 \260,233 MS-01 はいいぞ!
動かんやんけ!①
動かんやんけ!① Time format が Englishでないとダメ みたい (今は直っているらしい) Validation Timeout Deploying Azure Local Cluster
動かんやんけ!②
動かんやんけ!② DNSサーバーはIPv4アドレスだけでは名前解決できていなかった 厳密にはIPv6アドレスでもDNSサーバーはクライアントに登録してい たがカスタムスクリプトで上書きされていたみたい(スクリプトを精査し たわけではないが) Set-DnsClientServerAddress -InterfaceAlias “<vNIC>" -ServerAddresses @("<AD DNS service ipv4>", "<AD DNS service ipv6>") どうやら IPv6 での名前解決が優先される模様
つながらんやんけ いつも通りRJ46のケーブルを差すがつながらない
つながらんやんけ デバイスドライバーがインストールされていなかった (忘備録)デスクトップPCに Windows Server 2022 をインストールしたら、ネットワークドライバの インストールに苦戦した
苦しんで覚えると 切り分け能力が身につく • ADの設定ミス? • Hyper-Vの設定ミス? • ネットワークの設定ミス? • それとも推奨PCじゃないから? Azureほどお行儀良く動いてくれないので 仮説→検証のサイクルを自ずと回すようになる そして自分がいかにクラウドでわかった気になって いたのか自省できる
構成
おうちの構成
外部から接続できる? できる!!うれしい!!!!! リバースプロキシエージェントによって接続 Microsoft Entra 認証オプション Azure Arc 対応 Kubernetes クラスターへのクラスター接続アクセス
外部接続できるデモ
便利な機能たち
ワークロードID マネージドIDを間接的に使える! 管理する秘匿情報が減ってお得!! ・バックアップをストレージアカウントに 保存 ・キーコンテナーから秘匿情報を取得 ・コンテナレジストリと統合 Azure Arc クラスターで有効になっている AKS にワークロード ID をデプロイして構成する (プレビュー) Azure Kubernetes Service (AKS) で Microsoft Entra ワークロード ID を使う
Azure Policy Gatekeeperがベースなので、怪しいマニフェ ストは弾いちゃおうという挙動(のはず) Podセキュリティ標準の制約入れようね〜みた いな Azure Policy を使用して Azure Kubernetes Service (AKS) クラスターをセキュリティで 保護する ポリシーの評価
IaC化ができるよ Terraform / Bicepなど対応する ハイブリッドクラウドでありながらパブリッククラ ウドのようにふるまえるのが面白ポイント Terraform を使用して Kubernetes クラスターを作成する (プレビュー)
CICDだってできるよ ぴっと ArgoCD をデプロイすれば GitOps だってできちゃう プライベートContainer Registryとの 統合も! チュートリアル: ArgoCD で GitOps を使用してアプリケーションをデプロイする Azure Container Registry と AKS Arc を使用してプライベート コンテナー レジストリから オンプレミスの Kubernetes にデプロイする
課題とこれから
課題 AzureLocaるのはつらいよ • Active Directory が必須 • 高いハードウェア要件 • ネットワーク知識 • トラシューがめんどい
進化しました!!! • Active Directoryが不要(現在は限定プレビュー) • ちなみに2回ぐらい連絡してますが返事は来ません • デバイス要件の緩和 Small Form Factorの登場 • Azure Local のインストールはUSBを差すだけ • NSGに対応 • オフラインでも使えるようになる • Local AI search や Machine LearningなどAIサービスが動かせるように Introducing Azure Local: cloud infrastructure for distributed locations enabled by Azure Arc
Azure Local の未来は? • AI search や Machine Learningの登場 • 低レイテンシが求められるようなAIワークロード • GPUワークロードのようなコスト最適 • ハイブリッドクラウド推し • ハイブリッドクラウドとしてAzureを拡張しつつ、監視・セキュリティの集中管理 M01_パブリックとプライベートをつなぐハイブリッド インフラ Azure Stack HCI の最新情報 [Microsoft Japan Digital Days] 20230617_WSCUGJ_HybridCloud.pdf
スケジュール Preview Fall 2024 Operate and scale with the power of the cloud Azure Arc gateway for simpler connectivity Ready for all your apps: VMs and containers alike Migrate from VMware Flexibility to meet your requirements and budget Low-spec, low-cost hardware options Extend cloud security to your distributed locations Remediate Defender recommendations Zero-touch OS provisioning from cloud Day N cluster/storage/network management Hydrate pre-existing VMs into Azure Arc VMs features: day N operations, OS disk, gallery, connect Local identities (no on-prem Active Directory) Rack-aware clustering to replicate between rooms Software-defined networking Trusted launch (including attestation) Spring 2025 Fall 2025 Spring 2026 GA
Demo AKS
Demo AVD
Demo
Go NEXT
俺はまだ強くなれる Ubiquitiいいなぁと見ながら 次会う時はネットワークも分離したい!! つまり何が言いたいかというと AzureLocaる、とオンプレへのとっかかりになる よ!! たくさん学べる世界があるよ!
Just For Fun!!