GTFS-JPのこれまでとこれからへの期待

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October 05, 25

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2025年10月3日(金)実施の国土交通省「GTFS-JPアップデート検討会」における発表資料です。

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伊藤昌毅 東京大学 大学院情報理工学系研究科 附属ソーシャルICT研究センター 准教授。ITによる交通の高度化を研究しています。標準的なバス情報フォーマット広め隊/日本バス情報協会

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各ページのテキスト
1.

2025年10月3日 TIS(株) 豊洲オフィス 第1回GTFS-JPアップデート検討会 GTFS-JPのこれまでとこれからへの期待 東京大学 大学院情報理工学系研究科 日本バス情報協会 代表理事 MobilityData Board Member 伊藤昌毅

2.

公共交通データの標準化・オープンデータ化が進行中 GTFS Schedule: 国際的な標準フォーマット(標準的なバス情報フォーマット・GTFS-JPと互換) 路線 乗換案内・MaaS サイネージ・印刷物等 時刻 運賃 リアルタイム 交通分析・計画 2

4.

2019年2月:90 2019年7月:126 4 21年1月 20年10月 20年7月 20年4月 20年1月 19年10月 19年7月 19年4月 19年1月 18年10月 18年7月 18年4月 2018年11月:30 18年1月 2018年7月:23 17年10月 17年7月 事業者数 350 300 250 200 150 100 50 0

5.

24年11月 24年9月 24年7月 24年5月 24年3月 24年1月 23年11月 23年9月 23年7月 23年5月 23年3月 23年1月 22年11月 22年9月 22年7月 22年5月 22年3月 22年1月 21年11月 21年9月 21年7月 21年5月 21年3月 21年1月 20年11月 20年9月 20年7月 20年5月 20年3月 20年1月 19年11月 19年9月 19年7月 19年5月 19年3月 19年1月 18年11月 18年9月 18年7月 18年5月 18年3月 18年1月 17年11月 17年9月 17年7月 オープンデータ提供事業者数の推移 オープンデータ提供事業者数 800 700 600 500 400 300 200 100 0

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GTFS-JP前史

7.

2017年頃まで検索アプリへのバス掲載は限定的 • 1990年代末からバス情報の掲載が始まるが 長らく主要都市の大手事業者に限られる – データ流通網自体を自社で構築する必要 • 一部CPによる採算度外視?のバス掲載競争 が起こったが、今も多くのコストを掛けて おり、更新の遅れもしばしば発生 – 2018年ナビタイムが全国の路線バスのカバー率100% – 2021年ナビタイムによる全国のコミュニティバスカ バー率100%達成

8.

2018年 10月1日のダイヤ改正は反映されていたか? • 減便になった8-33 遠鉄バス伊佐美線 17:45発で確認(10月26日 伊藤調べ) 未対応 対応済み Navitime Yahoo! 駅探 ジョルダン Google 駅すぱあと Apple

9.

国土交通省「公共交通データ標準」 • 自動車交通局により策定 • 委員長: 中村文彦教授(横浜国大) • 2001年度「公共交通情報データ標 準 (XML1.0 版)」 • 2006年度「公共交通情報データ標 準 (XML1.1 版) 」 – バスロケーションシステムへの対応 – 伊予鉄において実証実験 • データ作成支援ツールを開発 – 2016年頃国交省内で捜索したが見つからず http://www.mlit.go.jp/jidosha/busloca/index.html

10.

国際的にも標準化の議論が存在 • 欧米でもデジュール標準と しての議論が進行 • 2019年3月2日開催「公共 交通オープンデータ最前線 in インターナショナルオー プンデータデイ2019」にお ける中村文彦教授(当時 横 浜国立大学 教授)発表資料 「公共交通(バス)データ についての思いと期待」よ り https://niyalist.hatenablog.com/entry/2019/03/02/183414

11.

自治体によるバス時刻表オープンデータ化が 始まるがアプリ掲載には至らず(2012年頃〜) • 公共交通データは政府・自治体のオープンデータ政策で高い期待 • データ内容、フォーマット、ライセンスが不揃いなため、一括処理 が困難 都市、地域 フォーマット ライセンス 福井県鯖江市 API形式 CC-BY 滋賀県草津市 Excel, CSV, shp形式 CC-BY 4.0 北海道室蘭市 Excel形式 CC-BY 2.1 東京都八王子市 pdf形式 CC-BY 2.1 石川県珠洲市 CSV形式 CC-BY 栃木県小山市 CSV形式 CC-BY-ND 2.1 栃木県宇都宮市 pdf形式 CC-BY-ND 2.1 愛知県尾張旭市 CSV形式(バス停のみ) CC-BY 2.1

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GTFSの始まり

13.

GTFS: Googleによるデファクト スタンダードが出発点 • 2005年オレゴン州ポートラン ドの公共交通事業者とGoogle によりGTFSという標準規格が 作られた – 2010年前後から米国で普及 – オープンデータとして公開 • 現在はGoogleの手を離れ、世 界中でデータが作られている http://qiita.com/niyalist/items/5eef5f9fef7fa1dc6644

14.

米国で広がり、今は世界のデファクトスタンダードへ 2010年前後から急速にGTFS提供が広がる Transit.landのマップでは欧米中心にデータ掲載 • なおヨーロッパにおいてはNeTExがデジュール標準

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オープンデータを前提にアプリ開発が活発化 • アプリ企業自体がデータ整備を行うことはほとんど行われてい ない

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極力シンプルなライセンス • 免責事項や商標利用不可(ロゴ使用は別途許可必要)以外は改 変や再配布を含めた自由な利用を認めるものが多い – 開発者にとっての利便性→データ活用の活性化に繋がる MTA(NY) SNCF BART MBTA TfL ※ なお改変とは見た目や形式などを変えることであり勝手に時刻を書き換えることではない

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各国のGTFS事情 • 北米 – 都市単位で交通局が存在し、市内の鉄道、バスなどを一括で運行 – 交通局がGTFSをオープンデータとして公開 • ヨーロッパ – EUが主導し公共交通の標準化が進む(相互乗り入れなど) – データについて加盟国がNational Access Pointを設けることを義務づけ – NeTEx(静的データ形式)・SIRI(動的データ形式)がヨーロッパ標準として普 及。GTFSも利用される • その他の地域もGTFSが政府や事業者、国際機関などによって 広がりつつある

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GTFS-JPの始まり

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2015年3月 静岡県でコミュニティバスの GTFSオープンデータ整備 • 県庁、市役所、地元IT企業等とGTFS、GTFSリア ルタイムによるオープンデータ化を実現 – Google Mapsへ提供可能に • アイデアソン、ハッカソンで地域でのデータ活用 を目指す

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最初期のGTFS公共交通オープンデータ (2017年4月時点) 石川県能美市「のみバス」 地元企業の協力で市が2017 年1月からGTFS形式でデータ 公開。Google Mapsから検索 も可能に。 福岡県新宮町「マリンクス」 九州産業大学とのプロジェ クトで、2016年末からGTFS形 式でデータ公開。Google Mapsから検索も可能に。 山梨県 山梨大学やバス協会などに より、主要2事業者(山梨交 通、富士急行)及び一部のコ ミュニティバスデータを2017 年2月よりGTFS形式で公開。 • 静岡県島田市・焼津市 地元企業と東大が開発した OpenTrans.itによって2016年から GTFS形式でデータ公開。Google Mapsから検索も可能に。 コンテンツプロバイダによる データ整備が行き届かない地方 を中心に、地域に即した担い手 によるデータ整備が拡大中 – 小規模バス事業者、コミュニ ティバスはそもそも「データ」 として整備されていない – 県庁、市、大学、Code for(IT エンジニアの自主組織)、バス 愛好家などが実施

21.

バス情報の効率的な収集・共有に向けた 検討会(2016年12月〜2017年3月) • 事務局: 総合政策局公共交通政策部交通計画課 • 外部委員 – 伊藤昌毅 東京大学生産技術研究所(座長) – ー川雄一 株式会社構造計画研究所 – 伊藤浩之 公共交通利用促進ネットワーク – 井上佳国 ジョルダン株式会社 – 遠藤治男 日本バス協会 – 櫻井浩司 株式会社駅探 – 篠原雄大 株式会社ナビタイムジャパン – 丹賀浩太郎 株式会社工房 – 別所正博 公共交通オープンデータ協議会 – 山本直樹 株式会社ヴァル研究所

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2017年3月31日 「標準的なバス情報フォーマット」公開

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初版の議論の様子(2017年3月頃) • CP各社のエンジニアなどが東大に集まり項目ひとつひとつを議論 • 「スモールスタート」「成功体験を積む」が議論の合言葉 • 策定時は国内CPが主な対象。Googleは強く意識せず – 例: 検討の途中までバス停の緯度経度は必須ではなかった – 祝日などの例外的運行について jp_trip_desc 等での注記を許容 検討中の緯度経度。国内向けには必須ではなく「強く推奨」としている

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コミュニティ+Google+先進県がデータ整備を牽引 • コミュニティ活動(標準的なバス情報フォーマット広め隊) – データ作成ツール開発、講習会の企画などを展開 – コミュバス利用を促進したい自治体などに浸透(Google Maps掲載が目標) • 県が主導するデータ整備事業 – 群馬、富山、佐賀、沖縄が県全体のバスデータ整備を事業化 – 外部委託方式か自主作成方式かで議論が活発に • Googleの体制強化 – Google乗換案内パートナーに登録する事業者が急増 – データ品質の番人。Googleの審査をクリア出来るデータをどう作るかが課題に

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フリーのデータ作成ツール開発・提供・利用支援 • 西沢ツール – 西沢明氏開発 – 約40+自治体・事業者が利用 • 見える化共通入力フォーマット – 伊藤浩之氏開発 • 当初は三重県のプロジェクトで利用 – 約33自治体・事業者が利用

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岡山: 民間バス事業者によるオープンデータが実現 時刻表 オープン化 バスロケ オープン化 バスまだ? /その筋屋 済 済 リオス (両備G) 済 バス事業者 バスロケ 宇野バス 下電バス 両備グループ (岡電・両備) 中鉄バス 八晃運輸(めぐりん) - 済 済 済(β版) ? ? • 時刻表だけでなくバスロケまで オープンデータに • 2018年7月14日: 全国から111名 を集めた「公共交通オープンデー タ最先端都市フォーラム」開催 https://d-cradle.or.jp/forum2018/

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GTFSリアルタイムでバスロケ情報を統合した情報発信 • バスロケやアラートを標準フォーマットで積極公開、利便性向上へ

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市民発のアプリも登場 • Aa 青バスなう! https://sonohino-kibunshidai.org/aobus_now/ UnoMap https://play.google.com/store/apps/details?id=work.momizi.unomap&hl=ja

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• x 30

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GTFS品質への要求も高度化(2019年頃〜) • ダイヤ改正への追従 • 乗り場の厳密な表現 – バス停を乗り場単位で詳細にデータ化。発着する乗り場単位での情報提供が求められる ように – バスターミナルへの入口なども意識 • 特殊な運行日への対応 – お盆・正月への対応など特殊な運行への対応が厳密に求められるように • バスを識別する情報 – 路線カラーなどの正確な表現 • スマホで「その場その瞬間」の情報を求める検索が増えたためか

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GTFS-JPのアップデート • 第2版(2019年3月公開) – 国際標準=Google審査基準への歩み寄り – GTFSリアルタイムの追加 • 第3版(2021年7月公開) – Google審査の厳密化への対応 • 2019年〜 標準的なフェリー・旅客船航路情報フォーマット

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GTFS-JPは何を変えてきたか

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公共交通オープンデータのインパクト 交通事業者 自身の 業務効率化・高度化 利用者 の利便性 都市・地域 の交通政策 国(運輸局)の業務効率化 加藤博和先生資料 http://orient.genv.nagoya-u.ac.jp/kurashi1810-HirokazuKato-l.pdf

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利用者

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GTFS-JPオープンデータ整備の効果 • 北恵那バス馬籠線での調査 – 利用者の多く(76%)は外国人。馬籠宿 から妻籠宿へ向かうルートが大半 – 外国人のうち欧米の旅行者が85% • 外国人の15%がGoogle Maps検索で バスを知る。20代は4割以上 • 沖縄・石垣島での調査 – データ整備前(2018年2月)と整備後(2019 年8月)との比較 – 「バス・船の検索に不便があった」が約5割か ら約3割に改善 • • – 検索する際の不便や困難が大きく改善 • 2018年10月調査(中津川市が実施) http://www.city.nakatsugawa.gifu.jp/page/081195.html 国内: 約5割(n=88)から約3割(n=101) 海外: 約6割(n=9)から約4割(n=34) 検索できなかったとの回答が約7割から約3割に 2019年9月報告(沖縄県 観光2次交通検討委員会資料) https://oki2k.jp/files/ic_20190913_no4.pdf

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市民アンケート:普段利用する経路検索アプリ • x 2021年8月〜9月に熊本市民を対象に実施したインターネットアンケート 「熊本版MaaS導入に向けた調査検討業務」より

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都市・地域

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千葉市地域公共交通計画(案) • データ整備を施策とし て挙げる • パブリックコメント実 施中 – 2021年12月8日〜2022年1 月7日 https://www.city.chiba.jp/toshi/toshi/kotsu/mobility-plan.html

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GTFS-GOによる運行頻度図 • x

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Mobility Data Specification (MDS) • モビリティ事業者と地方自治体やその他の規制当局との間で データをやり取りするための標準仕様。 – 自治体・規制当局: モビリティサービス事業者からのデータ分析し交通計画に 活用 – コンピュータが解読可能なフォーマットで規制情報を提供 • 2018年にロサンゼルス市交通局が提唱 – アメリカを中心に40自治体が利用(2021年7月 Webで確認) – 運営はOpen Mobility Foundation (OMF) • 現状はドックレスモビリティ(電動キックボードとシェアサイ クル)中心。カーシェアなども対象。 https://www.openmobilityfoundation.org/mds-users/

41.

行政におけるMDS利用目的 • モニタリング – 現在運行しているキックボードの台数や配備が均等かを確認 – キックボードの駐車場所やサービスエリア外で乗り捨てられていないかどうか確 認 • 交通政策・マイクロモビリティ政策 – ドックレス車両乗り捨てゾーンや配備ゾーンの新規設置を検討 – 自転車専用レーン増設や道路の再設計などのインフラ計画に活用 – マイクロモビリティとバスや電車など他の交通との関係を把握 – マイクロモビリティの規制のため(キックボードの台数、配備など) • 交通の高度化 – 緊急道路封鎖、給水管破裂などの際にモビリティ事業者に対し情報発信

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国・運輸局

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運輸局への紙による膨大な申請・届出業務 バス会社(永井運輸@前橋) 関東運輸局 太田恒平, 水野羊平, 三浦公貴, 伊藤昌毅, "GTFS-JPデータを用いた乗合 バス事業の電子申請に向けた基礎検討 〜帳票地獄からの脱却による働き 方改革を目指して〜", 第59回土木計画学研究発表会, 2019年6月9日.

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書式の例 • x https://wwwtb.mlit.go.jp/chubu/bus/procedure/noriai/style.html

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規制改革推進会議経済活性化ワーキング・グループ • 経団連からの提案(2021年12月8日) – 事業許可申請および変更認可申請手続きを電子化すること – 申請内容をマシンリーダブル、かつGTFS-JP(共通フォーマット)を活用した形式 とすること https://www8.cao.go.jp/kiseikaikaku/kisei/meeting/wg/econrev/211208/agenda.html

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MaaS推進も見据えたバス事業者の申請の オンライン化及びGTFS-JPの普及・促進 56 2022年6月7日閣議決定 規制改革実施計画より

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交通事業者

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GTFSによるバス車内放送の自動作成と放送広告の高度化 横浜鶴見臨港バスにて2024年6月〜11月に実証実験・2025年6月より本格導入 開発・実施: 株式会社ケイエムアドシステム・技術支援: 伊藤昌毅(東京大学) GTFSから車内放送を自動作成 バス広告のWeb販売 〜バス会社の業務効率化のために〜 〜地域活性化とバス会社の増収のために〜 GTFSから自動作成したバス車内放送をIoT車載器 が読み上げ。データ注入が不要で、GTFSを更新す れば即座に放送も最新に。 地図からバス停を指定して放送広告をオンライン注文。 その場、その時に合わせた広告を1時間300円から実現。 バス車内のIoT機器 から放送を出力 GTFS ダイヤ改正時に アップロード Web上で文面を調整 8月1日に中央公園 で夏祭りを開催! 本日の特売品は 卵と野菜です!

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GTFSの今後

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GTFS改定が更に頻繁に • 2017年頃から再び更新が活発に • 近年はデータ提供側の要望からの更新が多いか Realtime (2011) Pathway (2019) MobilityData 設立(2019) translations (2020) Flex (2024) Fares v2 (2022) https://gtfs.org/ja/documentation/schedule/change-history/revision-history/

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MobilityData Workshop(2025年10月)の 主要セッション • 大規模イベントにおけるシームレスな移動のためのデータ活用 • GTFS-Pathwaysによる駅内ナビとアクセシビリティ強化 • シェアモビリティの統合への可能性 • GTFS Realtime Service Alertsの作り方 • TIDES:交通機関運行データへのアクセスとシステム統合 • GTFS Fares:運賃を表現するための実践ガイド • GTFSデータ品質:利用者のための実践的改善 – オリンピックなどの大規模な移動を支える完全・正確・タイムリーな情報提供の事例共有 – 登壇:LA Metro、TransLink、MBTA、MARTA、Transit、Interline、movmi ほか。 – 出入口・経路・設備の表現課題を整理し、実装ガイドのたたき台を共創。 – 大規模イベントなどにおいて、シェアモビリティを統合することで公共交通の弱点をカバーする可能性を交通事業者 とテック企業とともに探る – GTFSリアルタイム運行情報アラートの共通の課題を掘り下げ、信頼性・正確性を備えた公共交通情報の発信を考える – 交通事業者のシステムにおける相互運用の実現でコスト削減や導入の迅速化・分析の高度化 – 単純な運賃から複雑ルールまで、設計手順と表現パターンを実際に例示。 – 典型的な不具合をツールで診断・修正し、影響と解決策を関係者横断で学ぶ。

52.

国際的な場で誰がGTFSの進化を牽引しているか • 都市の交通局が主体性を持って地域の公共交通をデザイン – 都市の交通をデザインする権限が交通局にあり、「我が街では○○をやりたい」 という願望をもとにデータ仕様や運用の高度化を要求 • 新興アプリ企業 – Google/Appleにない機能を実現しユーザを増やしている • 同じ目線で交通データを語れるプレイヤーが日本にどれだけい るか

53.

GTFSの作り手・使い手の先にいる利用者を見据えて 許認可 運輸局 (国) 日々の運行 許認可・申請 公共交通 事業者 情報提供の 義務は無いが GTFS アプリ 事業者 車両+情報を 一体的に受け取る 地域公共 交通計画 利用者を理解 自治体 公共交通の提供側 戦略立案 利用者 公共交通の利用側