Visual Studio Code のデバッグ機能

Visual Studio Codeのデバッグ機能 2023-12-27 （初演 PyCon mini Shizuoka 2021） 西本卓也 @24motz / @nishimotz 1

Visual Studio Code + Python 拡張 2

デバッグ実行ボタン 使おうとすると設定が始まる 説明は省略 3

メニューとショートカット • F5 : デバッグの開始 • Shift+F5 : デバッグの停止 • F9 : ブレークポイント • F10 : ステップオーバー • F11 : ステップイン • Shift+F11 : ステップアウト 4

ブレークポイント • 関数の実行を止めたいなら中身の1行目がブレークポイント def fizzbuzz(num): print('a') ここは関数が呼ばれるたびに止まる print('b') print('c') print('d') return num for num in range(1, 101): fizzbuzz(num) def の次にここがステップ実行される 5

ブレークポイントを設定 • 行番号の左をクリックして赤いマルをつける (またはF9キー) 6

ブレークポイントで停止した状態 • 継続 / ステップオーバー / ステップイン / ステップアウト / 再起動 / 停止 7

デバッグコンソール • 式を入力すると値を表示できる 8

ウォッチ式 • 毎回デバッグコンソールで表示しなくても 9

条件ブレークポイント • 通過回数（ヒットカウント） • 評価式 10

ログメッセージ : 出力だけ行う • 出力先はデバッグコンソール 11

ステップオーバー • 下の階層に入らないで1行ずつ実行 def fizzbuzz(num): print('a') print('b') print('c') print('d') return num for num in range(1, 101): fizzbuzz(num) 12

リスト内包表記 • ステップオーバーで何回止まる？ • 100回 [fizzbuzz(num) for num in range(1, 101)] 13

ステップイン • 下の階層にどんどん入りながら1行ずつ実行 def fizzbuzz(num): print('a') print('b') print('c') print('d') return num for num in range(1, 101): fizzbuzz(num) 14

ステップアウト • ひとつ上の階層に戻るまで実行 def fizzbuzz(num): print('a') print('b') print('c') print('d') return num for num in range(1, 101): fizzbuzz(num) 上の階層で 1行分の処理が 終わった状態 15

組み合わせて使う例 • ブレークポイント設定 → デバッグ開始 → ステップ実行 → 継続 def fizzbuzz(num): print('a') print('b') print('c') print('d') return num for num in range(1, 101): fizzbuzz(num) 1回目はステップインで 下の階層もステップ実行 2回目はステップオーバーして 下の階層に入らない 16

まとめ • 言語が変わってもデバッガの作法は変わらないことが多い 17