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December 08, 25
スライド概要
フルマラソン 2:29:56 で走る日本最速ITエンジニア JBCC株式会社 カスタマー・イノベーション・ラボ Technical Expert AWS Samurai 2024 / AWS Community Builder / JAWS-UG横浜支部 / ChatGPT Meetup / Cloudflare meetup slideshare: https://www.slideshare.net/akifuminiida
15分でわかる AWS DevOps Agent JBCC株式会社 カスタマーイノベーションラボ Technical Expert 新居田 晃史 宇宙一早いre:Cap - 2025.12.08
自己紹介 • 新居田 晃史(にいだ あきふみ) • 所属 • JBCC株式会社 re:Invent参加歴 2016 2022 2023 2024 2025 カスタマーイノベーションラボ - Technical Expert • 日本最速ITエンジニア 2010-2020 (※週刊BCN編集部調べ) • フルマラソン 2:29:56 Twitter @nid777 Facebook Akifumi Niida • コミュニティ活動 • • • • • • JAWS DAYS 2025 実行委員長 AWS Samurai 2024 JAWS-UG 横浜支部 AWS Community Builder (Container) Cloudflare Meetup ChatGPT Meetup Tokyo 2
re:Invent 5K 速報! 3位でした!(コースベストでした) re:Invent 5Kとは、re:Invent期間中に行われるコミュニティイベント 早朝のラスベガスの道を貸し切って約5㎞の距離を走る(もしくは歩く) 事前にVenetianで受付すれば、誰でも無料で参加可能 2022 2位 17:12 2023 4位 17:23 2024 2位 17:33 2025 3位 16:42 ★このコース初めての16分台
re:Invent 2025 で発表された3つの Frontier Agent Frontier Agent(フロンティアエージェント)とは、自律型かつ大規模でスケーラブルなAIエージェン トです。Amazon Qのような「人間が質問してAIが答える」受動的なスタイルとは違い、「AIが自律的 に監視し、調査し、提案する」能動的な動作を数時間から数日にわたってしてくれます。
AWS DevOps Agent とは AWS DevOps Agentはシステム運用や障害対応を自動化・効率化するAIエージェントです。AWS内のさまざ まなサービス(CloudWatch, GitHub, Dynatraceなど)や外部ツールと連携し、チームメンバーの一員のよう に動作します。経験豊富な DevOps エンジニアとしてインシデントを調査し、運用上の改善点を特定します。 エージェントの動作の流れ リソースとそれらの関 係を学習 可観測性ツール、ラ ンブック、コード リポ ジトリ、CI/CD パイ プラインを操作 テレメトリ、コード、デ プロイメント データを 相関させて、アプリ ケーション リソース 間の関係を把握 マルチクラウドおよび ハイブリッド環境での アプリケーションのサ ポート 特徴 • 常時稼働の自律的なインシデント対応 - 問題が発生した瞬間に自律的に調査 • 将来の事故を防ぐ - 過去のインシデント全体のパターンを分析し、事前対応的な運用改善への移行を支援 • DevOpsツールを最大限に活用する -ワークフローを変更することなく既存のツールと統合(MCPなど) https://aws.amazon.com/jp/devops-agent/
セットアップ Agent Space Name が入力必須 公式の Getting started に内容がわかりやすくまとまっています https://docs.aws.amazon.com/devopsagent/latest/userguide/getting-started-creating-an-agent-space.html
リソースの検出状況 • CloudFormationで作成されたリソースは自動検出 • リソースがCloudFormationでデプロイされていない場合は、特定のAWSタグを 持つリソースを検出可能 • Terraform利用者はDevOps Agentに検出させるタグをつけておくとよさそう
Lambdaのシナリオ 調査の指示(日本語は使えませんでした。対応希望!) I'm getting a Lambda error. Check the CloudWatch alarm for errors and investigate the cause. 詳しくはブログにまとめてますのでご覧ください https://qiita.com/nidcode/items/5687e7aa33fb71ec355f
セッションの情報 Move beyond reactive: Transform cloud ops with AWS DevOps Agent (COP362) 「Robots as a Service」という複数マイクロサービスから成 る架空のシステムを例に、コード変更→障害発生→エージェ ントによる障害検知・調査・原因特定・解決策(ロールバック 等)の流れをデモ 事例:オーストラリア連邦銀行 従来5時間かかっていた障害原因特定が15分に短縮 https://www.youtube.com/watch?v=JajBEYle67I
まとめ • AWS DevOps Agent と各ツールを組み合わせることで、優秀な DevOpsエンジニアが24時間稼働してくれます。 • 夢のようなサービスですが、AWSのサービスがここまでやってくれるこ とで開発者はより価値を作ることに集中できるようになりました。 • 自分でも内容を把握し、対応が問題ないかどうか判断できる力がある からこそ、AIエージェントに作業を任せられると考えます。 AIエージェントを活用するためにも、私たちは常に学び、力をつけましょう
Appendix
特徴 • 常時稼働の自律的なインシデント対応 • AWS DevOps Agent は、問題が発生した瞬間に自律的に調査します。 • 自動インシデント調査- アラートまたはサポート チケットが届くと自動的に調査を開始します。 • インタラクティブな調査チャット- DevOps Agent Space Web アプリで自然言語を使用して調査を開始およびガイドします。 • 詳細な緩和計画– インシデントを解決し、成功を検証し、必要に応じて変更を元に戻すための具体的なアクションを提供します。 • 自動化されたインシデント調整- 観察、発見、軽減手順を Slack や ServiceNow などの優先コミュニケーション チャネルを通じてルー ティングします。 • AWS サポートの統合– 調査から直接 AWS サポートケースを作成し、AWS サポートの専門家に即時のコンテキストを提供します。 • 将来の事故を防ぐ • AWS DevOps エージェントは、過去のインシデント全体のパターンを分析し、事後対応的な対応から事前対応的な運用改善への移行を 支援します。 • ターゲットを絞った推奨事項– 4つの主要領域を強化するための具体的かつ実用的な改善策を提供します。これらの領域には、可観測性 (監視、アラート、ロギング)、インフラストラクチャの最適化(自動スケーリング、キャパシティチューニング)、デプロイメントパイプラインの強 化(テスト、検証)が含まれます。 • 継続的な学習- チームのフィードバックに基づいて推奨事項を改良します。 • DevOpsツールを最大限に活用する • AWS DevOps Agent は、ワークフローを変更することなく既存のツールと統合します。 • アプリケーション リソース マッピング- アプリケーション リソースとその関係のトポロジ グラフを構築します。 • 組み込みの統合機能– Amazon CloudWatch、Dynatrace、Datadog、New Relic、Splunk などの一般的なオブザーバビリティツー ルと連携します。また、GitHub Actions、GitHub リポジトリ、GitLab ワークフロー、GitLab リポジトリなどのコードリポジトリや CI/CD パイプラインとも統合できます。 • カスタム ツールの統合– 追加のツール用に独自のモデル コンテキスト プロトコル (MCP) サーバーに接続して機能を拡張します。