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July 04, 25
スライド概要
開発生産性カンファレンス2025 の登壇資料です
SRE @ スリーシェイク ( 2025.07.04 時点)
スタートアップの急成長を支える プラットフォームエンジニアリングと組織戦略 - 支援内容紹介 - 開発生産性カンファレンス2025 株式会社スリーシェイク 岩崎 圭 2025.07.04 開発生産性カンファレンス2025 Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved.
自己紹介 岩崎 圭 / Kei IWASAKI ● GitHub: @laughk ● 株式会社スリーシェイク Sreake事業部 SRE ● enechain様のPlatform Engineering Deskの支援に参加しています
目次 1. スリーシェイクとSreake事業部の紹介 2. スタートアップにおけるSRE/Platform Engineeringの重要性と現実 3. enechain様への支援内容の紹介
01 スリーシェイクとSreake事業部の紹介 Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved.
会社紹介 https://3-shake.com/
会社紹介 SRE/DevOps ・ SRE総合支援からセキュリティ対策を全方位支援 ・ Geminiを用いた生成AIの活用支援 BizOps ・ クラウド型ETL/データパイプラインSaaSの決定版 ・ あらゆるSaaSをノーコードで連携 SecOps HR ・ ワンストップで脆弱性診断を行う ・ ハイスキルフリーランスエンジニア紹介 セキュリティ対策SaaS エージェント
Sreake事業部の紹介 SRE/DevOps内製化支援 クラウドネイティブアプリケーション開発支援 ・AWS, Google Cloud クラウドネイティブ支援 ・パイロットアプリケーション開発支援 (Kubernetesに強み) ・モダナイゼーション支援 ・AWS, Google Cloud SRE/DevOps内製化支援 ・バックエンド開発支援(Go, Python, TypeScript) ・CCoE立ち上げ支援 ・フロントエンド開発支援(Vue, React) ・Platform Engineering支援 GenAI基盤構築支援 ・VertexAIシリーズ構築運用内製化支援 ・BigQuery/Dataplexメインのデータ基盤構築支援 ・外部SaaS連携支援 ・BI(Looker)構築をフルスタックで支援 ・Gemini API導入支援 ・Snowflakeメインのデータ基盤構築支援 ・AICoE立ち上げ支援 ・DBRE支援(Spanner/AlloyDB) ・SRELLMの提供 ・NewSQL(TiDB, YugabyteDB)支援 データモダナイゼーション支援
02 スタートアップにおける SRE/Platform Engineeringの重要性と現実 Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved.
スタートアップにおける SRE/Platform Engineeringの重要性と現実 大前提としてSRE/Platform Engineeringの適切な強化は必要 1. スタートアップに求められる急速な成長と開発スピードを支え続け る基盤の維持と進化 2. サービスの信頼性の担保
スタートアップにおける SRE/Platform Engineeringの重要性と現実 一方で理想通りに物事は進まない 1. スタートアップは急速な成長と開発スピードが求められるが、 SRE/Platform Engineeringは後回しになりがち 2. 事業規模拡大と共にインフラの負荷が増し、開発メンバーの片手間 での対応には限界がくる 3. 必要なタイミングで必要な人材を採用できるとは限らない
スタートアップにおける SRE/Platform Engineeringの重要性と現実 一方で理想通りに物事は進まない 1. スタートアップは急速な成長と開発スピードが求められるが、 SRE/Platform Engineeringは後回しになりがち 2. 事業規模拡大と共にインフラの負荷が増し、開発メンバーの片手間 での対応には限界がくる 3. 必要なタイミングで必要な人材を採用できるとは限らない ↑enechain様への支援が始まったのもこのタイミング
03 enechain様への支援内容の紹介 Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved.
enechain様への支援内容の紹介 2024年10月から2025年6月までの主な支援内容 ● 組織・文化的側面: 社内の問い合わせ対応のローテーションに参加 ● 運用効率: (Google Cloud) SealedSecret 廃止対応 ● セキュリティとガバナンス: 取引所の稼働時間を増やす際のリスクの洗い出し ● コスト最適化: CI環境をTerraform CloudからGitHub Actionsへの移行 ● 最新技術の活用: Devin のトライアルに参加 ● 開発者体験の最適化: Terraform改善活動 ○ tflint, trivy の導入 ○ 100以上あったTerraformリポジトリのモノレポ化 ○ Terraform運用ガイドラインの作成 など
enechain様における関連する支援事例 コスト最適化: Terraform Cloud から GitHub Actions への移行 対応前のTerraform Cloud全体のRUM数 対応後のTerraform Cloud全体のRUM数 Terraform Cloud のコストが大きくなっていたことからGitHub Actionsへの移行 の提案と実際の移行対応の推進。上図はTerraform Cloudで管理しているリソース数 (=RUM数)の対応前と後の比較
enechain様における関連する支援事例 最新技術の活用: Devin のトライアルに参加 ● enechain様の取り組みで始まった Devinのトライアルにスリーシェイクメン バーも参加。 ● 実際のタスクでどこまでDevinが活用で きるのかを一メンバーとして検証
enechain様における関連する支援事例 開発者体験の最適化: Terraform リポジトリへの tflint, trivy, renovate の導入 ● TerraformのCIにてvalidateなどの最低限 のチェックしか行っていなかったため、コード の品質、組織統制、セキュリティ向上などの観 点で提案し導入を実施 ● ADRによる提案と仕様を議論 ● Drift check と merge をするための slashコマンドも必要と判断し、実装
enechain様における関連する支援事例 開発者体験の最適化: Terraform リポジトリのモノレポ化 散り散りになってしまっていたプロダクト系とインフラ系20以上、モジュール100以上の terraformリポジトリをそれぞれモノレポ化
enechain様における関連する支援事例 開発者体験の最適化: Terraform運用ガイドラインの作成 様々なチームでのTerraroformの運用状況 が統一されていない状況を受けて「最低限必 要な共通認識」として、運用ガイドラインをま とめ、提案
おわりに Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved.
おわりに 特にスタートアップでは急速な成長に伴い、開発スピードと並行してサービ スの安定稼働やインフラの整備が不可欠になります。 しかし、多くの場合は開発と日々の問い合わせなどの対応に追われ SRE/Platform Engineeringは後回しにされがちです。 初期段階ではマネージドサービスの力で乗り切れることもありますが、事業 規模が拡大するにつれ、開発メンバーが片手間でインフラを管理すること に限界が生じます。
おわりに 事業成長を止めないためにはSRE/Platform Engineeringの専門知 識と体制を適切なタイミングで構築・強化することが極めて重要です。 理想は早期に専任のSRE/Platform Engineeringメンバーを配置す ることですが、現実的には採用の難しさや、採用できたとしても開発への コミットが優先されるケースも少なくありません。 そのような状況では、スリーシェイクのSRE/Plaform Engineering支 援のような、外部の力に頼ることも有効な選択です。
おわりに スリーシェイクが行っているenechain様への SRE/Platform Engineering 支援の事例を紹介させていただきました 事例や支援内容にご興味あるかたはブースなどでお声がけください