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September 23, 23
スライド概要
自然言語処理の、主にTwitterのトレンド解析を行なっていましたが、現在はBlueskyのトレンド解析等を行っています。 作った(真似た)Chrome拡張:定期的にチェック( http://x.gd/JSivC )
類似した「名前」の同一性判定 @lamrongol
共起単語からの推定 ● 異なる分野の同名異人は共起する単語の違いに よって判別できる ● ● 例 : 野球選手と音楽家なら、前者は野球に関連する単 語と共起し、後者は音楽に関する単語と共起する もし同じ分野で同名異人がいたら? ● ● その場合、人間にとっても判別が難しいので、何らかの 識別記号がつくはず 例 : もし「鈴木一朗」という野球選手が二人いたら、「鈴 木一朗(マリナーズ)」「鈴木一朗(巨人)」というように チーム名がつくかもしれない – 名前に隣接している単語ほど重みづけを大きくすれば上記例 などでは分類しやすくなる
データセット ● ● 同一人物であることが分かっている文書群をどう やって集めるか Wikipedia の「曖昧さ回避」のページを用いる
データセット ● ● 同名でも「イチロー _(XXX) 」のように異なる人物に は異なる項目名が付けられるので、個別ページ以 外のページの文章も使用できる 例 : マリナーズのページ リンクから「イチロー」が野球選手の「イチロー」であるこ とがわかる
データセットの拡張 ● Wikipedia を使用して得られた共起単語を元に、 他の構造化されてない文書に対して判定を行い、 それを新たな正解データとする ● ● ● どの用法がよく使われているかを計算できる 例えば「イチロー」なら、野球選手を指している場合が 圧倒的に多いという結果が出るはず 文書が小さくて共起単語から推定できない場合も、 単純に頻度が高いものを推定として与えられる ● 例 : 「イチローかっこいい」 → 野球選手
表記ゆれの問題 ● 同一人物だが表記が何らかの理由で異なる場合 ● ● 変換ミスなどで起こる可能性がある誤表記と正しい 表記との距離を短く判定する編集距離を用いる ● ● ● 例 : 「鈴木一郎」「鈴木一朗」 例 : 「沢」「澤」などの漢字をあらかじめ登録しておく、 読みが同じ漢字の置換は小さく見積もる、など 編集距離が一定の閾値以下のものを「同一の可能 性がある」と判定 共起単語を用いて同一性の判定