RSGT2023にエンジニア(ほぼ)全員が参加してわかったこと

4.4K Views

March 04, 23

スライド概要

スクフェス福岡2023での登壇資料です!

profile-image

Software Engineer @ LAPRAS Inc.

シェア

またはPlayer版

埋め込む »CMSなどでJSが使えない場合

関連スライド

各ページのテキスト
1.

RSGT2023に エンジニア(ほぼ)全員が 参加してわかったこと 〜みんなで⾏こう!スクラムカンファレンス〜 板⾕美玲(ことね)@LAPRAS Inc.

2.

LAPRAS Tech Blog RSGT [検索] https://tech-blog.lapras.com/techBlogs/rsgt2023

3.

アジェンダ 1. ⾃⼰紹介と登壇の経緯 2. RSGT参加までの流れ 3. チームとして参加してよかったこと 4. カンファレンス後に起きた変化 5. 熱を覚まさないために個⼈的に取り組んだこと 6. まとめ

4.

Part 1. 簡単な⾃⼰紹介と 登壇に⾄った経緯

5.

板⾕美玲(ことね@_ktnyt) LAPRAS株式会社 Software Engineer

6.

Q: なんでこんな話をしようと思ったの? A: 仲間を増やす最適戦略だから

7.

RSGT参加者との会話の中でも特に多かった悩み、それは 仲間がなかなか増えないこと

8.

複数⼈でRSGTに参加したからこそ 変化が起きた側の⼈間 としての体験談を皆さんと共有します

9.

Part 2. 参加の経緯と RSGTまでの流れ

10.

Slackに届いた1件のお誘いメッセージ

11.

興味がないわけではない けど、かといって誰かに誘われなければ ⾃主的に参加するタイプではない

12.

⼀⽅その頃舞台裏では... CTOのRockyさんと スクラムマスターのendoさんが エンジニア全員参加のために暗躍していた...

13.

社内勉強会の様⼦ Special Guest: @daiksyさん、@sasakendayoさん

14.

Part 3. チームとして参加して よかったアウトカム

15.

1. 「みんなも参加するから」 という気持ちになれるので、参加への ⼼理的ハードルが低かった

17.

LAPRASからの参加は総勢14名! 社員数50名弱なので全社員の30%ほど

18.

⼀⼈で⾶び込むのは少し怖い でもみんながいれば勇気が出せる そう思ったのは私だけではないはず

19.

2. ⼀緒に盛り上がっていた ので、帰ってからアクションを起こす際の ⼼理的安全性が⾼まった

21.

⼀⼈ひとりが積極的に参加

22.

みんなが同じ空気の中にいたので 帰ってからアクションを起こしても 浮いてしまう⼼配がなかった

23.

3. Slackに参加中の様⼦が残った ので、参加していないメンバーにも 盛り上がりが伝わっていた

25.

RSGTチャンネルの盛り上がりを⾒て 「カンファレンスに⾏きたい」 と⾔っている⼈もいて、エンジニアだけでな 全社員の学習意欲に貢献できた

26.

周囲への波及効果もあり 来年もまた参加する きっかけが⽣まれました

27.

4. 振り返りに「社内OST」 を⾏ったことで、「参加して終わり」にならず 具体的なアクションを持ち帰る ことができた

29.

学んだことをしっかり振り返り

30.

LAPRAS社内OST by 遠藤さん 1. 全員⼀つずつお題を出す 2. 似たお題はまとめて島に分ける 3. 15分間お題について⾃由に話す 4. 次に話したいトピックにローテーション 5. 締めにアクションを宣⾔

31.

Part 4. RSGT参加後に 起きた3つの変化

32.

※個⼈の感想です

33.

起こった変化1 変化へのモチベーションと 変化を起こす⼼理的安全性 が⾃発的な変化を招いた

34.

どんなに頭でわかっていても 実際に変化を齎すのは怖い

35.

複数⼈で参加したからこそ 「変化は怖いけど良いことだ」 というメッセージが共有された

36.

「変化を受け⼊れる⼈は偉い」 という意識が芽⽣えたことで 変化に対して積極的になった

37.

起こった変化2 「アジャイルはいいぞ」 ということを、学びを通じて 周囲に発信しやすくなった

38.

実はLAPRASはもともとかなり アジャイルな⽂化が根付いている

39.

⾊々な背景を持つ社員が参加したことで 「社内のアジャイル」を⾔語化 することができるようになった

40.

「うちのこういうところ良いよね」 といったフィードバックのきっかけや 「こうするともっと良くなるかも」 といった改善のきっかけが⽣まれた

41.

起こった変化3 熱気を共有していたので 必要なコミュニケーション が以前よりも取りやすくなった

42.

全員がフルリモートワークなのもあり いかに必要性があったとしても コミュニケーションは難しい

43.

⾃分で抱えた⽅いいのではないか? 伝え⽅は間違っていないか? 相⼿はどう感じるだろうか? 完全に不安を消すことはできない

44.

でも、そう感じているのは ⾃分だけではない ということがわかると 勇気を出すことができる

45.

Part 5. 熱を覚まさないために 個⼈的に取り組んだこと

46.

取り組んだこと1 会話(Discourse)を 積極的に⾃分から⾏った

47.

会話のための事前準備 • Inner Work • 会話の意図、望むアウトカム、尋ねるべきことを明確にする • 話が弾んだ場合のポジティブな変化を想像する • 障壁を乗り越えて起きるいいことを想像する • Outer Work • 親しい⼈と事前に会話の練習をする

48.

何が起こってほしいのかを決める 最初は悪いことは考えない 必要ならちゃんと練習をする

49.

親しい⼈とのコミュニケーションは 取れるようになったが 関わりが多くない⼈たちとの会話を 気づつかなかったことにしがち なのが次の課題

50.

取り組んだこと2 ペア・モブワークを ⾃分から誘うようにした

51.

Buddy/Pair/Mobbing (BPM) セッション • チェックイン - 1分 • やることを確認 - 4分 • 作業 - 45分 • ふりかえり - 9分 • チェックアウト - 1分

52.

ちょっとしたことでもペアでやる きっちり45分に収める努⼒をする ちゃんと最後に振り返りをする あたりがポイントだと思います

53.

事前に「これはBPMでやるぞ」 という時はできるけど なんとなくめんどくさい という時はできないので 仕組みを改善したい

54.

取り組んだこと3 細かく振り返りを とにかくやるようにした

55.

Fun/Done/Learnめっちゃ好き! でもオンラインだとやりづらい

56.

Online Fun/Done/Learn 1. とりあえず書き出す 2. FDLを明⽰化する • Markdown • 箇条書き→ラベルを書く • Figma • 付箋を作る→⾊を変える

57.

振り返りの機会は増えたものの まだまだ振り返りを忘れがち なので、些細なことでも 振り返りできるようになりたい

58.

取り組んだこと4 プロポーザルを提出して スクフェス福岡のプロポーザルを読んで わいわいする会に参加した

59.

複数⼈で参加したからならではの学びを コミュニティに還元したい

60.

たくさんのフィードバックに感謝 皆様のおかげで今⽇ここにいます!

61.

今回の登壇は1つ⽬のChange Edge 「みんなで参加した」で終わらせないために できることを探し続けたい

62.

まとめ

63.

「みんなで⾏く」と... 参加のモチベーションが上がる 帰ってからアクションを起こしやすい 周囲の⼈たちへの影響⼒が⼤きくなる 終わった後も熱気を維持しやすい

64.

ある意味で私⾃⾝が 「みんなで参加する意義の体現」

65.

なんとなく誘われて なんとなく参加して 登壇して経験を共有したくなるほど ⾻の髄までエンジョイしました

66.

Special thanks to Lyssa Adkins

67.

アジャイルのマインドセットを実践する ためのアドバイスをいただけませんか?

68.

こうして真っ先に私に質問をしにきた貴⼥は もう既に実践を始めている。 変わるのは怖く難しいけど必ずできるはず。

69.

謝辞 Ryo Endo (Scrum Master) Takanori Koroki (CTO) LAPRAS Employees ScrumFest Fukuoka Organizers

70.

Thank you for listening! LAPRAS Tech Blog RSGT [検索] https://tech-blog.lapras.com/techBlogs/rsgt2023