個人開発駆動学習

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July 26, 23

スライド概要

勉強法の勉強会#2

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Frontend engineer @lapras_inc / TypeScript / Vue.js / Firebase / 元消防士

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関連スライド

各ページのテキスト
1.

個人開発駆動学習 勉強法の勉強会#2 @RyoKawamata

2.

自己紹介

3.

@KawamataRyo 👨💻 エンジニア@LAPRAS inc 👪 2児の父(育休1年取得中) 🔥 元消防士 🏄 懸垂, 個人開発

4.

今日話すこと

5.

・個人開発駆動学習とは何か? ・個人開発を学びに繋げるポイントとは? ・この学習法のメリット・デメリットは?

6.

このテーマに至るまで..

7.

LT申し込んだものの良い勉強法がわからない・・ 🤦

8.

そもそもちゃんと勉強してきたか? 🫠

9.

そもそもちゃんと勉強してきたか? 🫠 いつまでも上がらない英語力..

10.

技術書買うも積読ばかり… そもそもちゃんと勉強してきたか? 🫠 いつまでも上がらない英語力..

11.

技術書買うも積読ばかり… そもそもちゃんと勉強してきたか? 読んでもすぐ忘れる 記憶力のなさ… 🫠 いつまでも上がらない英語力..

12.

技術書買うも積読ばかり… 続かない学習ノート そもそもちゃんと勉強してきたか? 読んでもすぐ忘れる 記憶力のなさ… 🫠 いつまでも上がらない英語力..

13.

でも、その割には働けてる・・なぜ? 🤔

14.

・・そうだ!ずっと開発しながら学んできた! 💡

15.

個人開発駆動学習だ!!! 🛠

16.

個人開発駆動学習とは?

17.

個人開発駆動学習 (PDDL) Personal Development Driven Learning • 個人開発を起点にエンジニアリングを学ぶ手法 • 学んでから開発をはじめるのではなく、開発しながら必要な ことを学ぶ • Ref: 遅延評価的勉強法※1、内需ドリブン勉強法※2 ※1 https://amachang.hatenablog.com/entry/20080204/1202104260 ※2 https://speakerdeck.com/toranoana/nei-xu-doribunmian-qiang-fa

18.

あるエンジニアの 個人開発と学習の軌跡 🏛 2018 消防士 👨🚒 2019 2020 2021 ソフトウェアエンジニア 🧑💻 2022 2023

19.

最初から個人開発でプログラミング学習スタート - 妻の仕事のHP - 患者管理のWebアプリ 📚学び 2018 消防士 👨🚒 2019 2020 2021 ソフトウェアエンジニア 🧑💻 2022 2023

20.

当時の本業(消防)にも趣味の開発を応用 - 救急報告書の文言生成ツール - 救急報告書エラーチェッカー 📚 学び 2018 消防士 👨🚒 2019 2020 2021 ソフトウェアエンジニア 🧑💻 2022 2023

21.

初めてのOSS、ツール開発 - schema2type - alfred-imagemin - alfred-gyazo-uploader … and more 📚 学び 2018 消防士 👨🚒 2019 2020 2021 ソフトウェアエンジニア 🧑💻 2022 2023

22.

開発の幅を広げる - vue-word-highlighter - animated-emoji-gen - sync-raise-hand … and more 📚 学び 2018 消防士 👨🚒 2019 2020 2021 ソフトウェアエンジニア 🧑💻 2022 2023

23.

さらに個人開発を加速 - chikamichi - raycast/tiny-png, esa, mochi - tell-me-bot - Copy-python-path … and more 📚 学び 2018 消防士 👨🚒 2019 2020 2021 ソフトウェアエンジニア 🧑💻 2022 2023

24.

育児の合間に開発を継続 - sky-follower-bridge - bsky-hacker-news-bot - Minecraft x ChatGPT … and more 📚 学び 2018 消防士 👨🚒 2019 2020 2021 ソフトウェアエンジニア 🧑💻 2022 2023

25.

ずっと作りながら学んできた・・!

26.

個人開発を学びに繋げるポイント

27.

ポイント💡 ① 必ず発信する

28.

「発信する」と・・ ・マサカリ怖さにちゃんと作る ・文章化することで記憶に定着する ・忘れても後で見返せる

29.

自分の発信と個人開発 143 記事 Qiita 105 記事 Zenn 26 Slide Speaker Deck ※ 2023/07/24 現在

30.

自分の発信と個人開発 143 記事 Qiita 105 記事 Zenn 26 Slide Speaker Deck ※ 2023/07/24 現在 7割は個人開発関連

31.

最近の例 Bluesky Botを開発

32.

最近の例 要素技術の解説 Bluesky Botを開発 作ってみた記事

33.

ポイント💡 ② 皆がほしい < 自分がほしい

34.

「自分がほしい」を大事にすると… ・モチベーションを維持しやすい ・必ず利用者がひとり(自分)はいる ・こだわりを持って開発できる ※ あくまで学習を重視する場合の話。バズりや一攫千金をねらう場合はちゃんと市場もみた方が良い

35.

36.

例 Pythonファイルへのdotted pathをコピーするだ けのVSCode拡張。業務でのちょっとした不便 を解消するため開発。 ニッチ過ぎるので利用者は少ないが、VSCode 拡張の作り方や、Python コードの構文解析な ど多くのことを楽しく学べた。

37.

ポイント💡 ③ 新しい技術トピックを一つ組み込む

38.

「新しい技術トピックを取り込む」と・・ ・新しいことを学べるので楽しい ・次に作れるものが増える ※ 全部新しい技術とすると負荷が高すぎるので、1つか2つ程度に抑えるのがおすすめ

39.

40.

例 既存

41.

例 既存 New!!

42.

例 既存 New!! ここで学んだFuse.jsを次の Slack Botの開発にも活かせた

43.

個人開発駆動学習の利点と問題点

44.

利点 👍 ・楽しんで学べる ・学びの成果が形として残る ・発信しやすい

45.

利点 👍 ・楽しんで学べる ・学びの成果が形として残る ・発信しやすい

46.

利点 👍 ・楽しんで学べる ・学びの成果が形として残る ・発信しやすい

47.

利点 👍 ・楽しんで学べる ・学びの成果が形として残る ・発信しやすい

48.

問題点 😖 • 体系的な理解が得にくい • 作りたいものがないと学べない

49.

問題点 😖 • 体系的な理解が得にくい • 作りたいものがないと学べない

50.

問題点 😖 • 体系的な理解が得にくい • 作りたいものがないと学べない ⛑対策 ・発信の段階で深掘りする ・別にドキュメントを読む時間を作る

51.

問題点 😖 • 体系的な理解が得にくい • 作りたいものがないと学べない

52.

問題点 😖 • 体系的な理解が得にくい • 作りたいものがないと学べない ⛑対策 ・無理せず情報収集に徹する ・課題ベースと技術ベースで考える

53.

最後に

54.

こんなに学びのコスパが良い環境はない・・! 楽しみながら学べる、学んだことをすぐに活かせる、 学びが評価される。エンジニアの学習環境は本当に恵 まれている。この環境に感謝しながらどんどん学んで いきたい。

55.

おわり