ローンチ後に困らないための、 アジャイルなSaaS申し込みフロー入門

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March 01, 25

スライド概要

JAWS Days 2025登壇資料です

本プレゼンテーションでは、アジャイルなSaaS申し込みフローの重要性について詳しく説明しています。プロダクトの成長や棄却を回避するために必要な手法として、マネタイズや請求管理の重要性を強調し、効率的な開発リソースの配分と迅速な市場投入を促進する方法について触れています。特に、イベントドリブンアーキテクチャを利用した申込みフローの自動化や、売上情報の監視についても言及しています。

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各ページのテキスト
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ローンチ後に困らないための、 アジャイルなSaaS申し込みフロー入門 Stripe Developer Advocate 岡本 秀高 ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b

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自己紹介: 岡本 秀高 ( @hidetaka_dev ) ● SaaS / ECの収益化や 事業開発などを調査・検証 ● AWS Community Builder ( Serverless ) ● Stripeの技術記事を3年で250本以上公開 ● 個人ブログは10年で1,000本over ○ JAWS Daysは2019以来の登壇 ○ AWS Samurai 2017 / Alexa Champion ○ AWS Startup Community 大阪やJAWS-UG DEIなど ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b

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Stripe = 決済やサブスクリプションの収益性を高めるためのプラットフォーム https://aws.amazon.com/jp/solutions/case-studies/stripe/ https://stripe.com/jp/customers/amazon ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b

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今日この場、この後話し合いたいテーマ プロダクトの成長と継続 ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b

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もとい... サービスの終了を 回避したい ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b

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なぜサービスは終了するのか? ● 重大なインシデントが発生し、復旧が困難 ● 様々な理由でコストが増加し、収益化が困難 ○ インフラコスト / 為替レート / インフレ ● PMFが見つからず、収益の伸びが期待できない ○ 市場が想定より小さい ○ 価値提案や競合との差別化に失敗 ○ 環境変化による、ニーズの変化 ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b

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「ハマらなかった」サービスのライフサイクル ● 🎉 新しいサービスをリリース! ● 😕 思ったよりも新規ユーザーが増えない ● 💪 ユーザーを惹きつけるための機能をもっと追加しよう! ● 📉 ユーザーは増えない・機能は使われない ● 👀 競合はあの機能やこの機能もある!これも売るには必要だ! ● 🤔 このサービスで解決したかったことってなんだっけ? ● 💔 「売上伸びないし、そろそろ閉じようか」 ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b

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開発工数と売上やユーザー数は 必ずしも比例しない ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b

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RemixやStripeなどを使い、1ヶ月で技術ブログにサブスクを実装 ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b

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頼まれて5分で作ったノーコードの支払いリンクの方が売上が出ている ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b

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需要のあるところに、 最速で成約する窓口を作る ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b

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SaaSのマネタイズで 絶対にやるべき2つのこと ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b

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SaaSのマネタイズで絶対にやるべき2つのこと 1: お金を請求すること 2: 請求を回収すること ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b

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立ち上げ期では、マネタイズが後回しされやすい ● 開発リソースがコア機能の実装分しかない ● 顧客が使ってくれる・課金するかわからない不安 → 請求を行わない「ベータ提供」としてローンチ マネタイズ実装を、「リリース後」に検討開始 → 請求を開始する時、 DB構造や請求根拠の不整合で追加工数が発生 ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b

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開発リソースとマネタイズを両立させるためには? Webフォームや メールを使い、 システムの外で 請求を始める ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b

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申し込み後の業務フローや連携だけまず実装する メール通知で 支払い状況などを社内共有 Webフォーム ダッシュボードで サブスクを手動作成 メールで 支払い等の案内を顧客へ Webhookで 申し込み情報処理の カスタムワークフロー ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b

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ローコード型の決済フォームで、申し込みを自動化 個別の商談 ダッシュボードで 手動の申し込み処理 サブスクリプション作成 メール通知で 支払い状況などを社内共有 メールで 支払い等の案内を顧客へ Webhookで 申し込み情報処理の カスタムワークフロー ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b

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独自のデザインやフローを実現するためのAPI組み込み 個別の商談 ダッシュボードで 手動の申し込み処理 サブスクリプション作成 独自の 決済フォーム メール通知で 支払い状況などを社内共有 メールで 支払い等の案内を顧客へ Webhookで 申し込み情報処理の カスタムワークフロー ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b

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状態変化( =イベント )をトリガーにしたシステム設計 Event Driven Architecture https://aws.amazon.com/jp/what-is/eda/ ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b

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請求管理や回収フローも、実はEDA 未払い 社内通知 期日超過 イベント 顧客への連絡やリマインド チャージバック カスタムワークフロー ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b

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マネタイズに関するイベントをAWSに連携するならば・・・ https://aws.amazon.com/jp/eventbridge/ ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b

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SaaSパートナーならば、SaaS <-> EventBridge連携はノーコード https://docs.stripe.com/event-destinations/eventbridge?locale=ja-JP ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b

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アジャイルな申し込みフローをAWSで作る ● 開発リソースはコア機能に集中する ○ 迅速な市場投入による、プロダクトの仮説検証 ● 「後から連携できる形」で、請求系を用意する ○ マイクロサービス / EDA を意識する ○ 手動フローにも対応することで、大口契約などの対応も容易に ● 決済の前と後ろを分けて考えよう ○ 「今すぐ連携すべきワークフローはなに?」を考えよう ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b

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イベントとしてデータを送信できる = 決済や請求も監視できる 未払い 社内通知 イベントがあるなら 監視ができる 期日超過 イベント 顧客への連絡やリマインド チャージバック カスタムワークフロー ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b

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プロダクトの収益性も、重要な監視対象 ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b

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可視化・監視・Ops化 ● ダッシュボードや SQLによる現状の可視化 ○ 売上・収益モデルの現状を把握する ● APIやWebhookで連携と検知が容易に ○ 決済や請求管理、売上情報などの変化を監視する ● 「見える化」したものは、 Opsにできる ○ 収益にまつわる Ops = Revenue Operation ( RevOps ) ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b

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短期での収益化や成長を目指すために ● プロダクトの MVPをリリースする ● まずは手動で顧客と売上を 10件獲得する ● 申し込みフローを自動化し、成長を目指す ● 売上回収やアップセル・クロスセルへの挑戦 ● RevOpsによる取り組みのアジャイル化 ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b

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決済や請求サービスの成長も コミュニティで学び合おう ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b

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学びの最短経路 JAWS-UGな方々からも、決済・収益に関するアウトプットが! → 他人と経験を共有し合う ハッシュタグ:#jawsdays2025 #jawsug #jawsdays2025_b

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