【Unity道場京都スペシャル4】ゲーム制作における機械学習のお手軽活用法

318 Views

January 27, 20

スライド概要

2020/1/25に開催されたUnity道場京都スペシャル4の講演スライドです。
講師:鎌田 泰行(ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社)
Unityのイベント資料はこちらから:https://www.slideshare.net/UnityTechnologiesJapan/clipboards

profile-image

リアルタイム3Dコンテンツを制作・運用するための世界的にリードするプラットフォームである「Unity」の日本国内における販売、サポート、コミュニティ活動、研究開発、教育支援を行っています。ゲーム開発者からアーティスト、建築家、自動車デザイナー、映画製作者など、さまざまなクリエイターがUnityを使い想像力を発揮しています。

シェア

またはPlayer版

埋め込む »CMSなどでJSが使えない場合

関連スライド

各ページのテキスト
2.

鎌田 泰行 フィールドエンジニア ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社 Generative Art — Made with Unity ゲーム制作における 機械学習のお手軽活用法

3.

さっそくですが 今からいくつかの例題を出します。 開発中・運用中のゲームで同じこ とをやろうとしたらどんな作業が 必要になるかを想像してみてくだ さい。

4.

■例題1 初回プレイ時のゲームスピード を、もっとも継続率が高くなる ように設定するにはどうしたら よいか?

5.

■例題2 おすすめ課金アイテムを表示 するときに、数ある課金アイテ ムからどれを表示するのが最 も課金につながるか?

6.

■例題3 ステージの合間に広告を入れ たい。何ステージごとに広告を 表示したら最も広告を見ても らえるか?

7.

■例題4 新しいゲーム内イベントの通 知バナーを画面内のどこに配 置するのが最もクリック率が 良くなるか?

8.

「やってみないとわからん」 開発時には決められない マジックナンバーが存在する

9.

マジックナンバーを見つけるためには? 1. 2. 3. 4. 選択肢ごとにユーザーを追跡 データを集計 ユーザーセグメントの行動データ分析 分析結果を反映

10.

問題点 — — めんどい マジックナンバーが平均化される — — パーソナライズできない ユーザー個々人にそれぞれ最適解 が出せるのが理想 10

12.

おぼえて!!! GameTune 12

13.

ユーザーに合ったUXを提供する 全員同じ設定 セグメント別の設定 13 ユーザーに適した設定

14.

5秒で理解る「GameTune」 A,B,C どれがいい? Bかな 14 GameTune

15.

GameTune ダッシュボードの設定 18

16.

質問をつくる — 何を最適化するか – リテンション – 課金&広告 – コンバージョン – カスタム 19

17.

質問をつくる 20

18.

GameTune SDKの おおまかな使いかた 21

19.

初期化する — ゲーム起動時に呼ぶ – これによってリテンションが計測される 22

20.

「質問」と「選択肢」を定義して投げる — 質問:何ステージごとに広告を見せると 最も多く広告を見てもらえる? — — — 選択肢A:3回に1回 選択肢B:5回に1回 選択肢C:毎回 23

21.

「質問」と「選択肢」を定義して投げる 24

22.

「答え(予想)」が返ってくる — 正確には、機械学習によって最適であると予想された答えが返ってくる 25

23.

ゲーム内で「答え」を使用する — 実際に広告の頻度を調整してゲーム体験を提供した — 「答え」が使用されたことをGameTuneに伝える 26

24.

「成果」を通知する — 最適化のターゲットがリテンション以外のとき — チュートリアルを突破した — 広告をみた — 課金アイテムが購入された — 成果地点に到達(コンバージョン)したことをGameTuneに伝える 27

25.

精度は? 34

26.

精度はデータ量や学習量次第 — — — 学習するほど精度は高くなる 参照するデータは 自分のゲームから送られたデータ + Unityが持っているデータセット(15億台分) 質問内容によっては差が出ない、または 結果が逆転することも 35

27.

精度はデータ量や学習量次第 36 ※数字は少しいじってます

28.

Resources — ドキュメント – http://docs.gametune.unity3d.com/ – SDKダウンロードはここから – 最初に出した例題1~4の答えも載ってます – http://docs.gametune.unity3d.com/#examples 37

29.

Resources — GameTuneのダッシュボード 38

30.

Resources — ベータアクセスの申し込み – https://unity.com/unity/features/gametune 39

31.

まとめ — — GameTuneは – 個々人それぞれに最適化された設定を 提供できるサービス – ベータ(アーリーアクセス) – Unityのビッグデータと機械学習モデルの恩恵を お手軽に活用できる – 汎用性が高いので、何に使うかは開発者次第 GameTuneはいいぞ 40

32.

[email protected] [email protected] Generative Art — Made with Unity Thank you!