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July 05, 25
スライド概要
Japan AWS Top Engineers (2024-2025) Japan AWS All Certifications Engineers(2024-2025) 発言や投稿は個人の意見であり所属する組織を代表しません
2025年7月5日(土) LLMにWell-A Rvを お願いしてみた Hidetoshi Sakamoto
目次 01 自己紹介 02 Well-Architected IaC Analyzerとは 03 Rv対象システムの紹介 04 事前準備 05 Well-A Rv 06 まとめ
自己紹介 Hidetoshi Sakamoto Sler 所属のクラウドエンジニア 5月に第二子が生まれ、育休中です。 野球(中日ファン)とお酒( )が好きです 愛知県豊橋市出身です! X:@e3CpwB5Gd444254 Zenn:https://zenn.dev/hanabusashun Docswell:https://www.docswell.com/user/Hanabusashun
Well-Architected Tool使ってますか?
Well-Architected Toolって? AWS Well-Architectedに沿ったワークロードであるか、ワークロードにどんなリスクが潜んでいるかを確 認するためのツールです。 https://pages.awscloud.com/rs/112-TZM-766/images/AWS-Black-Belt_2025_AWS-Well-Architected-Framework-part1_0331_v1.pdf https://pages.awscloud.com/rs/112-TZM-766/images/AWS-Black-Belt_2025_AWS-Well-Architected-Framework-part1_0331_v1.pdf
Well-Architected Toolを使ったRvプロセス 01 02 03 ワークロードを プロファイルの 質問に 定義 作成 答えていく (Rv)
Well-Architected Toolを使ったRvプロセス 01 02 03 ワークロードを プロファイルの 質問に 定義 作成 答えていく (Rv)
Well-Architected Toolを使ったRvプロセス 01 02 03 ワークロードを プロファイルの 質問に 定義 作成 答えていく (Rv)
Well-Architected Toolを使ったRvプロセス 01 02 03 ワークロードを プロファイルの 質問に 定義 作成 答えていく (Rv)
Well-Architected Toolを使ったRvプロセス 01 02 03 定義 作成 答えていく 大事だし、有用だけど結構大変… ワークロードを プロファイルの 質問に (Rv)
そんなあなたに Well-Architected IaC Analyzer
Well-Architected IaC Analyzerってなに? IaCやアーキテクチャ図に基づき、Well-Architected RvをLLMが実施してくれるWebアプリです。 ECS+ALBの Webアプリ形式でホスティング Well-Aのホワイトペーパーで構成された Knowledge Baseをもとに、LLMがRvしてくれる マネコンやドキュメントライク なUIで結果を確認できる https://github.com/aws-samples/well-architected-iac-analyzer
Well-Architected IaC Analyzerを使ったRvプロセス 01 02 03 ワークロードを プロファイルの 質問に 定義 作成 答えていく (Rv) 私がやります! LLM
Well-Architected IaC Analyzerの セットアップ
0. 事前準備 モデルアクセスの有効化 Bedrockコンソールにアクセスし、左ペインの下の方にある「モデルアクセス」→「すべてのモデルを有 効にする」or「特定のモデルを有効化する」を選択して、以下の2つのモデルを有効化しておきます。 (Rv時にClaude 3.7 Sonnetを利用したい場合は3.7 Sonnetも有効化してください。) ・Titan Text Embeddings V2 ・Claude 3.5 Sonnet v2(デフォルト) ・(任意)Claude 3.7 Sonnet with extended thinking https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/bedrock/latest/userguide/model-access-modify.html https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/bedrock/latest/userguide/model-access-modify.html
1. CloudFormationテンプレートのダウンロード IaC Analyzerのデプロイ方法は以下の3パターンありますが、推奨されているCFnで行います。 1. CloudFormation 2. デプロイメントスクリプト 3. マニュアルデプロイ まずは、↓のリンクにアクセスしてYAMLをDLします。 https://github.com/aws-samples/well-architected-iac-analyzer/blob/main/cfn_deployment_stacks/iac-analyzer-deploymentstack.yaml
2. CloudFormationでスタック作成 CloudFormationコンソールにアクセスし、DLしたYAMLでスタックを作成します。 途中、認証やインターネットアクセスの可否を決めるパラメータ設定等を行い、スタックを作成します。 パラメータの一覧は私のZennや、IaC AnalyzerのGitHub上を確認してください。 DLしたYAMLを指定
3. CloudFormationから出力されたURLにアクセスしてみる 15~20分程度でCloudFormationスタックがCREATE_COMPLETEになります。 出力タブから「FrontendURL」にあるURLにアクセスしてみましょう。 アクセス出来たら事前準備は完了です!
実際にRvしてみる
IaCを用いたRv 1. IaCをアップロードし 2. Rvしたい柱を選択し、 3. 必要に応じてオプション設定して、 「レビューを開始」!
Rv結果(分析結果タブ) 今回は38のベストプラクティスを点検し、12の未適用ベストプラクティスを検出できました。 判断した理由も詳細にかかれていて 嬉しい!
感心したこと checkovによるスキャンを行っているのですが、開発途中ということもありいくつかチェック項 目を除外しているものがあります。 Terraformだけでなく、例外設定ファイルも確認し「ちゃんと実装したほうがいいよ」と指摘さ れ、ドキッとしました…
チャットによる深掘りも可能 Lambdaのみで少し重厚な処理を実装していたのですが、その処理を「StepFunction 化しましょう」 という指摘をもらったので、改修方法についてチャットしたところ、 Terraformコードを生成してくれました。
分析結果やチャットログはDL可能! 地味嬉しいポイントとして分析結果はcsvで、チャットログはJSONでDLすることも可能です。
Rv結果(Well-Architected Toolタブ) Well-Architected ToolタブではRv結果のサマリやレポートを作成することができます。
次に構成図からIaCを製造してもらう
構成図からIaC作成 構成図をアップロード オプション設定のIaC生成で生成したい IaCのテンプレートを選択 Terraform,CFn, 等豊富なバリエーション 構成図もLLMに作ってもらいました。 (AWS Diagram MCP Serverを使用)
構成図からIaC作成 「IaCドキュメントを生成」をクリックするだけ
構成図からIaC作成 CFnコードが完成しました。
気になるコストは…?
気になるコストは…? やっぱりOpenSearchがコストの大半を占めますね
まとめ
まとめ • Well-A Toolを使ったRvは 大事だし、有用だけどちょっと大変 • そんな悩みを解決するのがWell-Architected IaC Analyzer • Rv対象のIaCとWell-A関連のホワイトペーパーで構成されるKnowledge Baseをもとに、LLMが Well-A Rvを実施してくれる • 実施結果に対してチャットで深掘りすることも可能 • 構成図をインプットにしてIaCを製造してもらうこともできる!
ご清聴ありがとうございました!