Power Apps モダンコントロールGA、カスタマイズ バリデーションチェック

GLOBAL POWER PLATFORM BOOTCAMP 2025 Japan Power Apps モダンコントロールGA、 カスタマイズ バリデーションチェック De’modori Gatsuo a.k.a Shogo Shindo #GlobalPowerPlatformBootcamp #GPPB2025 #GPPB2025JP

出戻りガツオ とあるコンサルティングファームで、 Microsoft 365やPower Platformの活用支援に 携わっています。 • 2023年まで人事・総務領域でキャリアを歩み続 けていましたが、Power Platformとの出会いで キャリアチェンジしました • Power Apps ・Power Automate DEmodoriGatsuO #GlobalPowerPlatformBootcamp #GPPB2025 #GPPB2025JP

• https://qiita.com/DEmodoriGatsuO

はじめに • 登壇内容は私個人の見解を含んでいます。 • 内容に誤りがございましたら、チャットでご指摘をお願いします。 • アンケートへご協力いただけると大変助かります。 なお、読んだ際に対応が難しい内容や、誹謗中傷や対応が難しいご意見はご遠慮いただ きますよう、ご理解とご協力をお願いいたします。 • セッション終了後に登壇資料を公開予定です。またQiitaで今回の登壇内容を解説する記 事をアップする予定です。 • 詳しい内容が知りたい！というシーンがございましたら、ぜひお声がけください。 • Twitterは閉鎖傾向ですので、LinkedInやMixi2でどうぞ！ #GlobalPowerPlatformBootcamp #GPPB2025 #GPPB2025JP

• https://www.linkedin.com/feed/

モダンコントロール GA #GlobalPowerPlatformBootcamp #GPPB2025 #GPPB2025JP

モダンコントロールがついにGA!! 美しい6種のモダンコントロールがついに一般提供(GA) (※) Microsoft Fluent 2 デザイン システムに基づいた新しいコントロールで美しいアプリケー ションが迅速かつ簡単に作れるようになります！ # 表示名 内部名 1 テキスト TextCanvas OnSelectイベントが対象外に 2 テキスト入力 TextInputCanvas ValidationStateなどプロパティの変更 3 日付の選択 DatePickerCanvas 神アプデ！入力体験が向上！ 4 コンボボックス ComboboxCanvas ValidationStateなどプロパティの変更 5 数値入力 NumberInput ValidationStateなどプロパティの変更 6 フォーム Form レイアウト 割愛 クラシックとのギャップ 編集・ビューが統一される GA announcement: 6 additional modern controls in Canvas! - Microsoft Power Platform Blog #GlobalPowerPlatformBootcamp #GPPB2025 #GPPB2025JP

• https://www.microsoft.com/en-us/power-platform/blog/power-apps/ga-announcement-6-additional-modern-controls-in-canvas/

とにかくイイ #GlobalPowerPlatformBootcamp #GPPB2025 #GPPB2025JP

注目プロパティ「VALIDATIONSTATE」 入力系のモダンコントロールには「ValidationState」というプロパティが存在します。 Errorという値を設定すると、コントロールの枠線が赤く表示されます。 ValidationStateプロパティ によって枠線の設定が省力 化されます キャンバス アプリのモダン コントロールとプロパティ - Power Apps | Microsoft Learn #GlobalPowerPlatformBootcamp #GPPB2025 #GPPB2025JP

• https://learn.microsoft.com/ja-jp/power-apps/maker/canvas-apps/controls/modern-controls/modern-controls-reference

数式によるエラー判定 ValidationStateプロパティでは、Power Fxとの組み合わせでユーザーの入力を検証すること ができます。 実際の画面で判定を操作しながら 設定をみていきましょう！ #GlobalPowerPlatformBootcamp #GPPB2025 #GPPB2025JP

今までとの違い #GlobalPowerPlatformBootcamp #GPPB2025 #GPPB2025JP

クラシックコントロールの課題 ValidationStateプロパティが存在しないコントロールでは、「OnChange」イベントなど何 かしらのイベントがないとエラーの識別ができない課題がありました。 クラシックの場合 モダンの場合 入力 入力 イベント 判別 エラーあり エラー検知 判別 ユーザーはリアルタイムで エラーのフィードバックを 得られる エラーあり エラー検知 キャンバス アプリのモダン コントロールとプロパティ - Power Apps | Microsoft Learn #GlobalPowerPlatformBootcamp #GPPB2025 #GPPB2025JP

• https://learn.microsoft.com/ja-jp/power-apps/maker/canvas-apps/controls/modern-controls/modern-controls-reference

クラシック編集フォームで出来る工夫 「Valid」プロパティでフォームに入力された値が、データソースの条件に合っているか識 別することができる。しかしどの値が誤っているか表現するためには一工夫が必要でした。 Validを活用する エラーがどこかわかりづらい データソースから見て、フォームの入力がエラーあり の場合、送信が完了できない制御をかける フォーム全体の判定結果のため、ユーザーから見て何 がエラーか簡単に判別しがたい OnFailureを活用する 設定が面倒 エラーの事象に合わせて複数の数式を組み合わせる必 要があり、一つのプロパティのボリュームが増えてし まう エラーに合わせて設定する項目が多数！ 各コントロールの外観を工夫する エラーの事象にマッチした時に枠線色を変えたりする 手法 例 下記のプロパティを項目の数だけ設定） • • • • • • • BorderColor BorderStyle BorderThickness Color Fill Visible DisplayMode こだわればこだわるほど 増えます #GlobalPowerPlatformBootcamp #GPPB2025 #GPPB2025JP

フォームコントロールを採用しない場合 フォームコントロールの場合、ValidプロパティやOnFailureイベントを使用できますが、 データソースに直接登録する関数では独自にエラー判別の式を記載する必要があり、 Power Fxが冗長になってしまう傾向があります。 イベント エラー判定 このプロセスを全て一つの 式に格納すると冗長的な Power Fxになってしまう 条件分岐 エラー対応 処理 処理1 処理2 #GlobalPowerPlatformBootcamp #GPPB2025 #GPPB2025JP

目指す姿 目指すべき姿は、ユーザーに期待する結果を明確に伝え、ミスを起こさないよう支援し、 期待されたデータを適切に取得できる仕組みを作ることです ユーザーに入力してほしいデータの種類を明確に伝える ✓ 直感的に何を入力するべき項目なのか明確にわかるようにする ✓ ユーザーに考えてしまうコストを与えない ユーザーがミスを起こしてしまわないようにサポートする ✓ エラーメッセージはストレスを生むものと理解する ✓ エラーである場合は、そのエラーが何なのか明確にわかるようにする 統一された形式で期待しているデータを取得する ✓ 期待するデータ形式でデータをストックして業務に活かす ✓ データクレンジングの負担を発生させない #GlobalPowerPlatformBootcamp #GPPB2025 #GPPB2025JP

プロパティで役割を分割する 条件式の部分をValidationStateプロパティで担うことによって、一つのプロパティに記載す るPower Fxを圧縮することができます。 ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ValidationState 条件分岐 処理1 フォーマットチェック 文字数・桁数チェック データ型チェック 範囲チェック 一意性チェック ValidationState If( If( 処理2 コントロール.ValidationState = "Error", Errorの場合の処理, Noneの場合の処理 ) ) !IsBlank( LookUp( 'SP-List', ID = locInteger ) ), "Error", "None" #GlobalPowerPlatformBootcamp #GPPB2025 #GPPB2025JP

データ検証戦略！ #GlobalPowerPlatformBootcamp #GPPB2025 #GPPB2025JP

データ検証の戦略 Power AppsのFormコントロールの場合、組み込まれたエラー検証が存在します。既存機能 とチョットした工夫を積み重ねて継続的に改善していくことがポイントです。 ① 組み込まれた検証機能 • • • Formコントロールに含まれるCardには「DataField」プロパティが含まれています。 送信する値が有効ではない場合、組み込まれた機能でエラーメッセージを表現することができます。 Valid プロパティによって事前にデータソースに対して、無効な入力であることをユーザーに伝えることができます。 ② 入力中の検証機能を強化する • クラシックフォームで表示されていたエラーメッセージは、開発者が設定できないものでした。 コチラをカスタマイズして、よりユーザーに近い目線でエラーが何であるのかチョット工夫して伝えます。 ③ 入力後のエラー評価を組み込む • OnFailure プロパティを活かして、送信後にエラーが判明した場合は明確に伝えます。 ④ データ入力そのものを省力化する • 前後の余分な空白の除去（Trim 関数）や大文字統一（Upper 関数）でチョットしたお直しを加えて支援しましょう。 Power Apps のエラー処理 - Power Apps | Microsoft Learn #GlobalPowerPlatformBootcamp #GPPB2025 #GPPB2025JP

• https://learn.microsoft.com/ja-jp/power-apps/maker/canvas-apps/working-with-cards
• https://learn.microsoft.com/ja-jp/power-platform/power-fx/reference/function-trim
• https://learn.microsoft.com/ja-jp/power-platform/power-fx/reference/function-lower-upper-proper
• https://learn.microsoft.com/ja-jp/power-apps/guidance/coding-guidelines/error-handling

Thank you for watching. Could you Please provide your feedback on this session and this event. ご視聴ありがとうございました! フィードバックにご協力ください Session survey Event survey 本セッションに対するアンケート イベント全体に対するアンケート 本セッションついて参考になった点や 感銘を受けた点、もっと知りたかったことなどをお寄せください。 運営チームメンバー、登壇者、サポートメンバーに対する 暖かいフィードバックをお待ちしております。 #GlobalPowerPlatformBootcamp #GPPB2025 #GPPB2025JP