皮膚筋炎の病理像

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October 10, 24

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1.

皮膚筋炎の筋生検 と皮膚病理 皮膚筋炎の診断において、筋生検と皮膚生検は重要な役割を果たし ます。これらの検査は、疾患の特徴的な病理学的所見を明らかにし 、診断の確定に役立ちます。 by M 西 preencoded.png

2.

筋生検の重要性 1 筋炎の証明 2 生検部位の選択 3 標本作製 筋生検は筋肉の炎症を証明す MRI所見を参考に、適切な部位 凍結標本が国際的スタンダー る最も重要な検査です。 を選択します。 ドとされています。 preencoded.png

3.

皮膚筋炎の筋病理所見 筋周囲萎縮 補体沈着 MxA発現 皮膚筋炎では筋周囲萎縮が特徴的で 血管壁への補体沈着が見られます。 筋線維と毛細血管でMxAタンパク質 す。 の発現が見られます。 preencoded.png

4.

多発性筋炎の筋病理所見 1 炎症細胞浸潤 筋内膜への炎症細胞浸潤が特徴的です。 2 筋線維侵襲 CD8+T細胞による筋線維への直接的な侵襲が見られ ます。 3 MHC抗原発現 筋線維でのクラスI MHC抗原の発現が増加します。 preencoded.png

5.

皮膚生検の所見 苔癬反応 真皮血管周囲のリンパ球浸潤と基底層の液状変性が特徴です。 真皮の変化 浮腫やムチン沈着が見られます。 表皮の変化 ゴットロン丘疹では角質増加や乳頭腫症が見られます。 preencoded.png

6.

筋生検の手技 部位選択 弱い筋力(MRCグレード4)の筋を選びます。 MRI利用 T2/STIR信号増強部位を選択することもあります。 開放生検 大きな標本が得られ、筋線維の方向性が保たれます。 preencoded.png

7.

筋生検標本の処理 固定法 光学・電子顕微鏡用 凍結法 生化学的検査用 重要な検査 代謝性ミオパチー、タンパク 質異常の検出 preencoded.png

8.

皮膚生検の手技と所見 手技 光学顕微鏡所見 免疫蛍光所見 3-4mmのパンチ生検で十分です。 表皮の軽度萎縮、基底層の空胞変性 皮膚-表皮接合部に補体タンパクと 免疫蛍光検査は通常不要です。 、真皮のリンパ球浸潤が見られます 免疫グロブリンの沈着が見られるこ 。 とがあります。 preencoded.png