技術同人誌のすすめ2024@つくろか!3

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November 11, 24

スライド概要

2024年10月26-27開催のつくろか!3の講演資料。
技術同人誌を書く意義、書き方、などなど。

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関連スライド

各ページのテキスト
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執筆 技術同人誌のすすめ2024 つくろか!3 / 大阪市立中央図書館 @gishohaku

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About me おやかた @oyakata2438 技術書同人誌博覧会 / 副代表 ガイドブック/ロジ統括 サークル「親方Project」 2

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おねがい 感想をツイートする際には #つくろか #技書博 をつけて いただけるとうれしいです! お寄せいただいた声は技書博のプロモーションに 使用する場合がありますのでご承知ください。 ぜひ最後まできいて、技書博に申し込んでね! 3

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技術書同人誌博覧会 技術書(技術同人誌)オンリーの同人誌即売会イベント 4

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技術書同人誌博覧会 ● 略称は「技書博(ぎしょはく)」 ● “技術”ならなんでもOK(IT/理工/数学/デザイン/マネジメント/etc..) ● 2019年〜はじめてこれまで10回開催(およそ半年に1回) ● 初心者にもベテランにも優しく、ゆったり交流しながら知識を深める ● エンジニアのアウトプットを応援したい&増やしたい より詳しい記事はこちら https://blog.gishohaku.dev/entry/2023/09/04/131252 5

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技術書同人誌博覧会 技書博#10が大田区産業プラザPiOにて2024年5月12日に開催されました。 参加者属性レポート: https://blog.gishohaku.dev/entry/2024/05/31/112113 6

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私達エンジニアは アウトプットで成り立っている 7

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アウトプットで成り立つ世界 ● 私たちエンジニアは 先人のアウトプット で成り立っている ○ 先人のアウトプットを元に私たちは 学んでいる ⇒書籍、ブログ、発表、動画番組、など ○ エンジニアが日常的に 利用するもの はすべて先人のアウトプット ⇒OS、ミドルウェア、言語、フレームワーク、など ● つまり、アウトプット(=先人の知恵)がなければ世界は成り立たない ○ アウトプットで誰かが 少しだけ豊かになる 行為を積み重ねていく 8

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アウトプットが増えた世界線 ● コンテンツに対してより 安価かつ簡単にアクセス できる ● 学ぶうえで発生する 困難を乗り越えやすく なる ● 他者のアウトプットを享受することで 生産性が向上する ● アウトプットが増えたら相対的に 社会が豊か になる ● 情報量の増加に伴うデメリットもある ○ 情報整理、取捨選択、検索の困難、など 9

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アウトプットが減った世界線 ● コンテンツが 高価になり、学ぶ方法や機会が少なくなる ● 悩んだときに解決しづらい(解決できない)可能性がある ● たとえばミドルウェアがないと開発すべき範囲が増える ● エンジニアの門戸が狭くなると エンジニア人口が減少する ○ カンファレンスや勉強会が開催されないかも? ○ 発行部数が減ったら本が高価になったり出版されなくなるかも? ○ 学習難易度があがったらエンジニアを志す人が減るかも? 10

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アウトプットを続ける重要性 ● 自身が学びやすい世の中 を作り出す ○ アウトプットそのものを増やす ○ アウトプットによって コミュニティを増やす ● アウトプットを増やすことで 未来にバトンをつなぐ ○ 知見を共有して良いプロダクトを増やす ○ 後進を育てて エンジニア人口を増やす 11

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アウトプットとコミュニティ ● コミュニティは アウトプットの機会として最高のマイルストーン ○ 機会 がなければ行動しない人が圧倒的に多い ○ きっかけ がなければ生まれないものが圧倒的に多い ● コミュニティはアウトプットがないと継続できない ○ 登壇者がいない勉強会…サークルがいない即売会… ● コミュニティによって「新しいヒーロー」を生み出し続ける ○ 十年〜数十年単位で考えると、今のヒーローは引退していく ○ 次世代のヒーローを登場させ、現役世代を引退させてあげる 12

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どちらも“相互に影響し合う” もの それが良い社会への “Groove(高揚感)” に繋がる コミュニティ アウトプット 知る機会・きっかけ 学ぶ機会・言語化 表現の場所 知見の共有 13

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アウトプットしよう ● 自身を成長させる ○ 知識を”教える”ためには深い習熟が必要になる ○ 説明力・説得力・構成力などさまざまな技能が向上する ● 自身を表現する ○ 脳内に蓄積した知識を解釈&変換して、自分なりに表現する ○ 自分の知識や経験を外から観察してもらえる ● 社会を持続させる ○ 社会の豊かさの根源は学び、知の共有は必要不可欠である ○ 誰でも容易に知にアクセスできる状態を作ろう 14

15.

アウトプットを始めるために ● たとえばこんなこと思っていませんか? ○ 自分の発信に需要はない / 発信できることがない / 発信するのは怖い ● テーマを絞ってみるといかがでしょう? ○ あなたがもっとも得意とする技術は? ○ 過去のあなたと同じ課題を抱えた人はいない? ○ 今のあなたがもっとも情熱をかけている技術は? ○ あなたは最近同僚に何を教えた/教えられた? ○ 自慢できる過去の体験はない? 15

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あなたが “持っている引き出し” にヒントがある それが誰かにとっての “宝物” かもしれない 大きなカテゴリ 特定のテーマ 範囲を絞ってみる。 経験に目を向ける。 16

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はじめは小さな1歩からのスタート ● あなたのアウトプットは、「必ず誰かの役に立つ」 と考えよう ○ 自分の不便や悩みを誰かの便利にする ○ 自分の後に続く人にバトンを渡す やりたくない → やりたい ○ 学びによる変換を伝える できない → できる うまくいかない → うまくいく ○ 学びの経緯や道のりを伝える ● 少ない量 のアウトプットを続けてみよう ○ インプットした内容を日報等を活用してまとめてみる ○ 日々の調べた事や知識を「自分の言葉」で言い換えてみる ○ 学ぶ事ができた知識を図解という形でまとめてみる 17

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アウトプットによる学び ● アウトプットの過程でのインプットからの学び ○ 「知っている」と思っていても、完全に理解していることは意外と少な い。だからこそ、準備の中にはたくさんの学びがある。 ● アウトプットは 良質なインプットのチャンス ○ 再調査しよう、深掘りしよう、知識を補完しよう ○ 考察しよう、整理しよう、法則を見つけよう ● アウトプットによって、重要な要素をより明確に意識することができる ○ 情報が不足していないか? / 理解できている? / その情報は正確か? / その情報は自身に定着しているか? / その情報は説明できるか? 18

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アウトプットからつながる行動 浅 知らなかった 学習で補いながら伝える 学ぶ 新しい視点 知っている 忘れていた 知っていた 覚えていた 理解していた 深 知っていることを伝える (理解度) 知らなかった事を調べる過程で 知っている 新しい視点を発見する 19

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アウトプットがもたらす “幸せのサイクル” 事前準備 アウトプット ● スキルや思考の整理と再認識 ● 説明力の向上 ● 学ぶべき方向性を定義 ● 会話力の向上 ● 学びの動機付けと意識向上 ● 文章力の向上 ● 学ぶ機会の増加 ● 記憶の再整理 インプット フィードバック ● 学びの質が向上 ● 周囲からの認知と評価 ● 学びの量が向上 ● モチベーションの向上 ● 学びの進捗が明確化 ● 感想や指摘など ● ゴールが明確化 ● 次のインプットを目指す

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あなたのアウトプットが “あなたの周りの幸せに繋がる” エンジニアの活動は常に誰かの アウトプットによって成立している 21

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アウトプットをしよう! 技術書を書いてみませんか? 22

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あなたがもし ”まだ” エンジニアではなく “はじめて” プログラムを学習するとしたら どのような手段で学びますか? 23

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“本で学ぶ” という方、 たくさんいらっしゃいますよね? 24

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本とは ● 特定分野の知識を 体系的に学ぶ のに最適なメディア ○ “学ぶべき内容” や “学ぶ順番” をばらばらに探さなくていい ○ “情報の品質” が最初から最後まで一定に保たれている ○ 誰かが苦労して学んだ知識を “苦労せずに” 手に入れられる ● 非同期(好きなとき)に学べる ● 他の学習法と比べて学習の 時間効率 を最大化できる ● さっと渡せて最も情報量を詰め込めて 名刺代わり になる 25

26.

知識の組み合わせ あなたが長い時間をかけて “学んだこと” を 次に学ぶ人に向けて “体系的に発信” しよう 学ぶためのノウハウ 26

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他アウトプットと比較 本 ブログ 勉強会 体系的な学習 ◎ ○ △ 情報量 ◎ ○ △ 時間あたり学習効率 ◎ ○ △ 情報の深さ/ニッチさ ○ ◎ ○ サンプルコードの実行 △ ◎ △ 情報の新鮮さ/更新の難易度 △ ◎ ◎ 視覚的理解(デモなど) △ ○ ◎ 感情の伝達 △ △ ◎ 27

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技術同人誌を書こう 1/2 ● 自分が 企画したものをそのまま世に出す ことができる ○ 商業誌は ”広く一般に受ける” ことが条件になる ○ 同人誌は ”本当に自分が広めたい知識” を扱える ● 小さな執筆量 から始められる ○ 同人界隈の名言 ”書いたものを折れば本” ● より 濃いフィードバック を得られる ○ 即売会に参加すると ”買う人の顔や声” がわかる 28

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技術同人誌を書こう 2/2 ● 技術以外の すべてのことを試行錯誤して学べる ○ 技術を本としてまとめるための知識 ○ 製本に関する知識(印刷・紙質・入稿・専門用語、など) ○ 企画やプロモーションの知識 ○ 会計や税務処理、など ● 完成した 本の手触り は最高! ○ 本の重み=作った実感 ○ 段ボールをあけたときのにおいが大好きな人がたくさんいます 29

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技術同人誌作家が考える執筆の醍醐味 自分で作った本を、実際 マーケティングとか経理 イベントで著者同士が繋 に手に取ったときの感触 とかは、自分が普段業務 がれて懇親会で美味しい や重みが最高です では絶対にやらない経験 物が食べれるなんて、こ を積めるのも面白い! れ本当に最高じゃん! 本を作る喜びと楽しみ 学びを得る喜び 仲間同士での交流 30

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技術同人誌 = 企画から製造まで自分で決め 読者の顔や声を直接きける 31

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アウトプットと私達 技書博が目指していく像 32

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私たちのイベントは… ● 総参加者が数百人規模の小さなイベント ● 主役はサークルで “本を出した体験” ができる場所 ● こんな人が多いはず ○ 売れても売れなくても数万円程度の損益で楽しもう ○ ブース同士で活発に交流しよう ○ 手に取った人からのフィードバックがほしい 33

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技書博の理念 ● 改めて技書博の理念は アウトプットを増やすこと ○ アウトプットを始める人を増やす ○ アウトプットを続ける人を増やす ● アウトプットによって豊かな社会の実現を目指す ○ アウトプットの質と量を向上させる ○ エンジニアが増える ○ 良いプロダクトやサービスが増える 34

35.

技書博が気をつけていること ● テクノロジーニュートラルであること ○ すべての技術を等しく認め支える(IT以外も含め) ● アウトプットの垣根を作らないこと ○ 同人誌と商業誌を分け隔てなくつなげる ○ 技術書と他のアウトプット手段をつなげる ● 著者に寄り添い続けること ○ 企画はすべて著者のモチベーション向上を目指す ○ 執筆するための障壁を、周辺環境から崩していく 35

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技術同人誌の未来をみんなで作ろう ● 技書博という ”場” を技術書が生まれるきっかけにしよう ○ 技術書を ”書き始める” 人を歓迎しよう ○ 技術書を ”書き続ける” ために支え合おう ● コミュニティとエンジニアが相互に支え合おう ● これからもアウトプットしたくなるような環境を作ろう 36

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あなたの “アウトプット” は 誰かにとっての “応援歌” になる 自分の活動に価値を感じる。 そんな人が絶対にいる。 37

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技術同人誌で界隈を盛り上げる ● ”場” 生まれるきっかけにしよう ○ ”作り始める” 人を歓迎しよう ○ ”作り続ける” ために支え合おう ○ 知識を”伝える・共有する” ために本を書こう ● コミュニティとエンジニアが相互に支え合おう ● これからもアウトプットしたくなるような環境を作ろう 38

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イベントに申し込もう ● 第11回 技術書同人誌博覧会 ○ 2025年1月25日開催(横浜マリネリア) ○ サークル募集中!先着順です! ○ ぜひ技書博公式Xのフォローお願いします https://gishohaku.dev 39

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ご清聴ありがとうございました! 40