【令和8年度改定】医師の働き方改革と診療科偏在対策|全体像と個別改定項目のスライド解説

【令和8年度改定】医師の働き方改革と診療科偏在対策|全体像と個別改定項目のスライド解説

令和8年度診療報酬改定「Ⅰ-2-4 医師の働き方改革の推進/診療科偏在対策」に関するスライドをまとめたコレクションです。地域医療体制確保加算の2段階化(加算2:720点の新設)、外科医療確保特別加算の創設(所定点数の15%加算)、時間外労働上限の段階的引下げ、処置・手術の休日等加算1におけるチーム制要件の緩和について、全体像と個別項目の2つの視点から解説しています。

令和8年度診療報酬改定 診療科偏在対策 地域医療体制確保加算 休日加算1
岡大徳

岡大徳

公開日: 2026年02月22日

令和8年度診療報酬改定の個別改定項目「Ⅰ-2-4 医師の働き方改革の推進/診療科偏在対策」を解説するスライド集です。外科医師の減少をはじめとする診療科偏在への対応と、医師の働き方改革の推進が大きなテーマとなっています。このコレクションでは、まず改定項目の全体像をまとめたスライドを紹介し、次に「① 医師の働き方改革及び診療科偏在対策の推進」「② 処置及び手術の休日・時間外・深夜加算1の見直し」の個別項目を順に解説しています。

Ⅰ-2-4 全体像|医師の働き方改革と診療科偏在対策

令和8年度改定の「Ⅰ-2-4 医師の働き方改革の推進/診療科偏在対策」は、「① 医師の働き方改革及び診療科偏在対策の推進」と「② 処置及び手術の休日・時間外・深夜加算1の見直し」の2つの項目で構成されています。以下のスライドでは、地域医療体制確保加算の2段階化、外科医療確保特別加算の新設、時間外労働上限の引下げ、休日等加算1のチーム制要件緩和の4つのポイントを全体像として整理しています。

① 医師の働き方改革及び診療科偏在対策の推進

外科医師の減少に対応するため、令和8年度改定では3つの柱で診療科偏在対策を進めます。第1の柱は、地域医療体制確保加算の2段階化です。従来の加算(620点)に加え、診療科偏在の解消に向けた勤務環境・処遇改善の取組を行う医療機関を対象に、加算2(720点)が新設されます。第2の柱は、外科医療確保特別加算の新設です。高度な外科手術を提供する医療機関に対し、所定点数の15%を加算する仕組みが創設されます。第3の柱は、時間外労働上限の段階的な引下げです。地域医療体制確保加算の施設基準として、対象医師の時間外・休日労働時間の上限が年度ごとに引き下げられます。

② 処置及び手術の休日・時間外・深夜加算1の見直し

令和6年度改定で、休日加算1・時間外加算1・深夜加算1の施設基準に「交代勤務制またはチーム制のいずれか」と「手当支給」の要件が追加されました。令和8年度改定では、このチーム制の要件が3つの点で見直されます。第1に、緊急呼出し当番の人数要件が緩和されます。第2に、勤務間インターバルの確保が選択肢として追加されます。第3に、手当支給要件が整理されます。なお、令和6年3月31日時点の届出医療機関に対する経過措置は、令和9年5月31日まで延長されます。

まとめ

令和8年度改定の「Ⅰ-2-4 医師の働き方改革の推進/診療科偏在対策」では、外科医師の処遇改善と医師の働き方改革の推進が一体的に進められます。地域医療体制確保加算の2段階化と外科医療確保特別加算の新設により、診療科偏在の解消に向けた経済的インセンティブが強化されます。あわせて、休日等加算1のチーム制要件が緩和されることで、医療現場の実情に即した勤務体制の構築が可能になります。施設基準の届出準備や経過措置の期限(令和9年5月31日)にも留意し、早めの対応を検討してください。

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