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title: cpu-moeで満足するな — Qwen 35Bをさらに速くする3フラグ実測 (RTX 4070)
tags:  #ローカルllm #llama.cpp #rtx4070 #qwen #生成ai  
author: [井本 賢](https://image.docswell.com/user/kenimo49)
site: [Docswell](https://www.docswell.com/)
thumbnail: https://bcdn.docswell.com/page/YE9P849RJ3.jpg?width=480
description: cpu-moe で 34.6 tok/s に到達した RTX 4070 + Qwen3.5-35B を、さらに 41.2 tok/s まで伸ばす3フラグ (--flash-attn / KV量子化 q8_0 / --batch 512) の実測記録です。単独の効き、全部盛りの数字、同じコマンドで再現しない原因、フラグの副作用まで12枚で俯瞰します。  ▼元記事 (Qiita) https://qiita.com/kenimo49/items/17f2160d71f71c98bf44  ▼計測作法と勝ち構成の全手順は Zenn Book で https://zenn.dev/kenimo49/books/local-llm-qwen-4070  著者: ken imoto / kenimoto.dev
published: July 19, 26
canonical: https://image.docswell.com/s/kenimo49/5JWE34-qwen35-3flags
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RTX 4070 / QWEN3.5-35B / LLAMA.CPP
cpu-moeで
満足するな
Qwen 35Bをさらに速くする3フラグ実測
34.6 → 41.2 tok/s (llama.cpp)
ken imoto エンジニア / Propel-lab
Qwen 35B 3フラグ実測 × RTX 4070
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| cpu-moe は「勝ち構成の入口」
エキスパートを全部CPUに逃がすとOllama 比 2.8倍。私はそこで
手を止めていた。
前回までの勝ち構成
-ngl 99 --cpu-moe の2フラグで 12.2 → 34.6
tok/s。12GB VRAMで35Bが実用になる構成
その先に残っていたもの
llama.cpp にはまだ叩けるフラグが3本。リリース
ノートを読み流していた数週間、伸びしろを取り
こぼしていた
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| 結論:フラグ3本で 41.2 tok/s
モデルも量子化も変えない。フラグだけで生成1.2倍、プロンプト
評価は1.5倍。
生成(tg128)
34.6
→ 41.2
tok/s • 1.19倍
プロンプト評価(pp512)
780
→ 1,190
tok/s • 1.5倍
追加コスト
フラグ
3本
ハード投資ゼロ
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| 検証環境:フラグ以外は全部固定
一回だけ測って「速くなった」は禁物。毎回ベースラインの再現を
確認してからフラグを足す。
項目 固定した条件
マシン RTX 4070 (VRAM 12GB) / DDR5 64GB / WSL2 Ubuntu 24.04 / CUDA 12.9
モデル Qwen3.5-35B-A3B Q4_K_M (20.49 GiB) — 全比較で同一
計測 llama-bench -n 128 -r 3 — 3回反復・標準偏差付き
VRAM 計測前に解放。同居プロセスなし
ベースライン併走 毎回 -ngl 99 --cpu-moe で 34.6 ± 0.4 の再現を確認
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| フラグ1:--flash-attn
アテンション計算をブロック単位でGPUに載せる。3本の中で単独
の伸びが最大。
34.6 → 38.9 tok/s +12%
なぜ効くか
疎なMoEでもアテンションは密な演算。KVキャッショ
のメモリアクセスが変わり、帯域律速の区間が速くな
る
効かない環境もある
CUDAバージョンとGPU世代(SM)依存。古いGPUで
は回避が入り速度差ゼロも。まず自分の環境で1本測る
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| フラグ2:KVキャッシュ量子化 q8_0
fp16で持っていたKVキャッシュをq8_0へ。VRAMの余裕がそのま
ま帯域に効く。
34.6 → 37.2 tok/s +7.5%
品質の境界は q8_0
標準7問の比較でq8_0は全問正解を維持。q4_0 まで
落とすと明確に劣化する
コンテキスト延長と相性◎
KVキャッシュはコンテキスト長に線形。-c 8192 へ
伸ばすときのVRAMあふれ対策にもなる
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| フラグ3:--batch/--ubatch 512
生成は誤差の範囲。効くのは入力側で、first-tokenまでの体感が縮
む。
pp512 780 → 1,140 tok/s +46%
チャット/agent用途に効く
プロンプト評価のスループットが上がり、長い入力ほ
ど「返り始めるまで」が短くなる
VRAMの上限に注意
RTX 4070 では 512 まで。1024 は --cpu-moe 併用で
も限界を超える。構成ごとに測って探す
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| 全部盛りの実測
単独の効きは足し算にならないが、3本合わせて生成1.19倍・
pp512は1.5倍。
設定 pp512 tok/s tg128 tok/s ベースライン比
Ollama デフォルト - 12.2 ± 0.8 0.35倍
-ngl 99 --cpu-moe (base) 780 ± 20 34.6 ± 0.4 1.00倍
+ --flash-attn 820 ± 15 38.9 ± 0.5 1.12倍
+ --flash-attn + KV q8_0 840 ± 20 40.4 ± 0.4 1.17倍
+ 3フラグ全部盛り 1,190 ± 25 41.2 ± 0.4 1.19倍
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| 同じコマンドで再現しない3つの原因
コピペで41.2 tok/sが出ないとき、疑う順番はこの3つ。
1 VRAMが空いていない
Chrome拡張が200MB単位でVRAMを持っていく。「flash-attnが効かない」と半日疑った犯人はブラウザだっ
た
2 CUDA × llama.cppのバージョン
CUDA 12.9 + 2026-07時点で確認。古い組み合わせでは--flash-attnの分岐が違う
3 モデルと量子化タイプ
Q4_K_M と Q4_0でも効き方は微妙に違う。比較は同じ量子化で揃える
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| フラグを積むほど、副作用も増える
「速くなった」だけを見て採用しない。数字と標準偏差で裏を取
る。
KV量子化 → 精度
q8_0は7問で確認済み。実務のより
難しいタスクでは再確認したい
flash-attn → 無言の
fallback
環境依存でinvisibleに無効化され
る。効いているかは数字でしか分から
ない
batch増 → VRAMあふれ
上げるほどcpu-moeの意味が薄れ
る。上限は構成ごとに違う
対策はひとつ:llama-bench -r 3を同じ環境で回し、標準偏差ごと見る
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| まとめ:速さは3フラグの積み上げで作る
cpu-moe は入口。定期的に llama-bench を回して、勝ち構成の外
側を疑う。
1 --flash-attn で+12% — ただし環境依存、まず1本測る
2 KV量子化 q8_0 で+7.5% — 品質の境界は q8_0
3 --batch/--ubatch 512 でpp512 1.5倍 — 体感はここが最大
✓ 全部盛りで生成 41.2 tok/s — llama-bench -r 3の標準偏差で裏取り
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計測の作法は、本書で。
序章+第1章+第2章はZenn Book で無料公開中。
RTX 4070でQwen 35Bを
2.8倍速くする
✓ 勝ち構成 34.6 tok/s への全手順
✓ 計測作法(第4章)と標準 7問 (第5章)
✓ 全 10章 +終章+付録
Zenn Book zenn.dev/kenimo49/books/local-llm-qwen-4070
Author ken imoto / kenimoto.dev / @kenimo49
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